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連載 とびら
私とリンパ浮腫
著者: 木ノ下悠子1
所属機関: 1手稲渓仁会病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.261 - P.261
文献購入ページに移動 私とリンパ浮腫の初めての出会いは,新人の当時,外来リハビリテーションに通院していた乳癌術後の続発性リンパ浮腫の患者さんだったと思う.まだがんリハビリテーションという分野は確立されておらず,リンパ浮腫という言葉さえ,私は知らなかったかもしれない.紙カルテにて指示されたプログラムには,中周波の出力設定とともに電極を貼る部位が図示されていた.胸筋合併乳房切除術および放射線療法後で,遅発性神経障害を伴い廃用手にもなっていたので,筋ポンプによるリンパ還流促進を目的とした立案だったのだろう.
当院ではその後,リンパ浮腫外来が開設されて,医師・医療リンパドレナージセラピスト(以下,セラピスト)による専門的治療が実施されるようになり,数年後,リハビリテーション部が連携を開始した.当時,リンパ浮腫外来の診察日は週1回で,毎度,夜遅くまで医師・セラピストが残業していたはずだ.そのようななか,外来ブースにおじゃまして,小さな勉強会から交流が始まったように記憶している.
当院ではその後,リンパ浮腫外来が開設されて,医師・医療リンパドレナージセラピスト(以下,セラピスト)による専門的治療が実施されるようになり,数年後,リハビリテーション部が連携を開始した.当時,リンパ浮腫外来の診察日は週1回で,毎度,夜遅くまで医師・セラピストが残業していたはずだ.そのようななか,外来ブースにおじゃまして,小さな勉強会から交流が始まったように記憶している.
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