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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻3号

2024年03月発行

文献概要

連載 臨床実習サブノート 臨床実習で技術のステップアップをめざそう・第12回【最終回】

治療技術⑥ 日常生活活動練習

著者: 岡崎俊秀1 菅野拓人1

所属機関: 1医療法人社団慈誠会慈誠会・練馬高野台病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.357 - P.361

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はじめに

 日常生活活動(ADL)は,日常生活で必要な移動動作や階段昇降,食事や整容,更衣,排泄,入浴といった身の回りの動作を行う能力のことを指します.ADL練習は,さまざまな方法で評価した情報をもとに,身体機能面だけでなく,福祉機器選択を含めた環境因子や個人因子にも介入していく必要があります.本稿では,臨床実習指導者,実習生双方の一助になるように,個別性が高く多角的に考えていく必要があるADL練習を整理をして,伝えるポイントや見るポイントについて記載します.

参考文献

1)日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2021.協和企画,2021
2)Kinsuk K, et al:Frances Erway Perception of Client-Centered Practice in Occupational Therapists and Their Clients. Am J Occup Ther 2006;60:298-310
3)浅川康吉:さまざまなADL評価とその活用.OTジャーナル2023;57:672-677
4)伊藤利之,他:中村春基,他(編):新版日常生活活動(ADL)—評価と支援の実際.pp1-14,医歯薬出版,2010
5)村井千賀:生活機能モデル(ICF)に基づく,活動と参加の作業療法士としてのADL・IADLの治療戦略.OTジャーナル2023;57:672-677

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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