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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻4号

2024年04月発行

文献概要

連載 臨床実習サブノート 「どれくらい運動させていいかわからない」をどう克服するか・第1回【新連載】

—運動器疾患—人工膝関節全置換術後の関節可動域運動

著者: 田中友也1

所属機関: 1苑田会人工関節センター病院

ページ範囲:P.473 - P.479

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人工膝関節全置換術(TKA)とは

 変形性膝関節症[以下,膝OA(osteoarthritis)]では膝関節の痛みや関節可動域[以下,膝ROM(range of motion)]制限が主症状となり,日常生活活動(ADL)能力が低下します.そのような症状に対して,人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)が行われます.

 TKA術後の膝ROMは患者満足度や動作に影響するとされているため,急性期からROM運動を行い,膝ROMを改善させる必要があります.しかし,術後急性期では痛み・腫脹・術前からの膝周囲筋の硬さによって,膝ROM制限が生じることがあり,理学療法士は患者の状況を考えながらROM運動を行っていきます.


*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月30日).

参考文献

1)美﨑定也,他(編):人工関節のリハビリテーション—術前・周術期・術後のガイドブック.三輪書店,2015
2)山田英司,他(編):人工膝関節全置換術の理学療法—明日の臨床を変えるArt & Science.文光堂,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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