文献詳細
特集 “行為”の回復のための理学療法
文献概要
臨床場面においては「動ける」という事実と,患者のめざす回復には乖離があることを実感する場面があります.読者の皆さんは,リハビリテーションにおける回復をどのように定義するでしょうか.「運動学的に,解剖学的に可動性を有し,合目的的に運動ができる」というのは患者の望む回復の条件を満たすのでしょうか.本号では“行為の回復”に焦点を当て,理学療法のアイデンティティに対する問いを共有し,視点を拡張すべくそれぞれの視点から論じていただきました.本号がわれわれの考える回復を問い直す一助となれば幸いです.
掲載誌情報