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特集 “行為”の回復のための理学療法
理学療法の治療対象としての“行為”—行為の構造と身体の関係
著者: 藤澤宏幸1
所属機関: 1東北文化学園大学大学院健康社会システム研究科
ページ範囲:P.512 - P.518
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●理学療法士は運動行動(運動,動作,行為)を主な治療対象とする
●行為を生活や人生における目的を有する行動と解せば,物理的作用としての目的を有する動作との差異を明確にできる
●行為を射程に入れることで,理学療法は対象者の生活や人生に寄り添ったものになる
●理学療法士は運動行動(運動,動作,行為)を主な治療対象とする
●行為を生活や人生における目的を有する行動と解せば,物理的作用としての目的を有する動作との差異を明確にできる
●行為を射程に入れることで,理学療法は対象者の生活や人生に寄り添ったものになる
参考文献
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