文献詳細
文献概要
特集 “行為”の回復のための理学療法
標準的理学療法を行為の観点から捉え直す—運動器疾患
著者: 奥埜博之1
所属機関: 1摂南総合病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.546 - P.552
文献購入ページに移動Point
●標準的理学療法で主に実践されている要素還元的な視点のみでは,行為の回復をめざすには不十分な可能性がある
●行為の改善にはシステムアプローチの視点が重要である可能性がある
●いわゆる国際生活機能分類(ICF)におけるimpairment(機能障害)の視点を捉え直す試みも必要である
●標準的理学療法で主に実践されている要素還元的な視点のみでは,行為の回復をめざすには不十分な可能性がある
●行為の改善にはシステムアプローチの視点が重要である可能性がある
●いわゆる国際生活機能分類(ICF)におけるimpairment(機能障害)の視点を捉え直す試みも必要である
参考文献
1)Toussant ME, et al:A critical review of literature regarding the effectiveness of physical therapy management of hip fracture in elderly persons. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 2005;60:1285-1291
2)Perfetti C,他(原著),小池美納(訳):認知運動療法—運動機能再教育の新しいパラダイム.pp50-52,協同医書出版社,1998
3)Löppönen A, et al:Association between free-living sit-to-stand transition characteristics, and lower-extremity performance, fear of falling, and stair negotiation difficulties among community-dwelling 75 to 85-year-old adults. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 2022;77:1644-1653
4)福島秀晃,他:肩甲上腕リズムの臨床応用を考える.関西理学療法2013;13:23-32
掲載誌情報