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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻8号

2024年08月発行

文献概要

特集 全身持久力トレーニング

—エディトリアル—全身持久力トレーニングとは何か

著者: 横山茂樹1

所属機関: 1京都橘大学健康科学部理学療法学科

ページ範囲:P.864 - P.868

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全身持久力トレーニングとは

 持久力とは,持続的もしくは繰り返される運動に必要なエネルギーを供給できる能力である.特に全身持久力は,全身の関節運動を持続的に遂行するため,筋収縮エネルギー供給系が重要な役割を果たす.

 全身持久力トレーニングの種類として,ジョギングからエルゴメータやトレッドミルなどを用いた持続的運動による有酸素的トレーニングや,運動と休息を繰り返しながら行うインターバル・トレーニング(interval training:IT)などが紹介されている.いずれもFITT(frequency;頻度,intensity;強度,time;時間,type of exercise;運動の種類)1)による運動負荷の条件設定を考慮して,目的に応じたトレーニングプログラムを立案することが重要である.

参考文献

1)Liguori G, et al:ACSM's guidelines for exercise testing and prescription. 11th edition. pp142-153, Wolters & Kluwer, Alphen aan den Rijn, 2022
2)Gore CJ, et al:Effect of exercise intensity and duration on post exercise metabolism. J Appl Physiol 1990;68:2362-2368
3)Gillen JB, et al:Twelve weeks of sprint interval training improves indices of cardiometabolic health similar to traditional endulance training despite a five-fold lower exercise volume and time commitment. PLoS One 2016;11:e0154075. doi:10.1371/journal.pone.0154075
4)厚生労働省:生活活動のメッツ表,2023年8月版.2023.https://e-kennet.mhlw.go.jp/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf(2024年4月22日閲覧)
5)広瀬統一:スポーツ障害のリハビリテーション—持久力トレーニングについて.MB Med Reha 2011;(137):127-133

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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