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文献概要
Close-up 精神疾患における運動の意義を考える
運動が精神疾患患者に与える影響と効果
著者: 中村恭子1
所属機関: 1順天堂大学スポーツ健康科学部(舞踊教育学,応用健康科学)
ページ範囲:P.926 - P.932
文献購入ページに移動はじめに
筆者の専門はダンスで,精神科デイケア通所の患者を対象にダンスを用いた運動介入を20年ほど継続している.ダンスは自己表現や他者との交流を目的としており,音楽を伴うことから陶酔感や気分高揚効果がある.また,運動強度や難度が多様で,体力や技能に合わせて老若男女が楽しめる運動である.そのため,高齢者などへの身体的・認知的リハビリテーションとしての有効性も報告されている1〜4).
本稿では,精神疾患患者に対する運動介入の意義について概説するとともに,筆者のデイケアでの実践経験から,ダンス運動が精神疾患患者に与える影響と効果についても報告する.
筆者の専門はダンスで,精神科デイケア通所の患者を対象にダンスを用いた運動介入を20年ほど継続している.ダンスは自己表現や他者との交流を目的としており,音楽を伴うことから陶酔感や気分高揚効果がある.また,運動強度や難度が多様で,体力や技能に合わせて老若男女が楽しめる運動である.そのため,高齢者などへの身体的・認知的リハビリテーションとしての有効性も報告されている1〜4).
本稿では,精神疾患患者に対する運動介入の意義について概説するとともに,筆者のデイケアでの実践経験から,ダンス運動が精神疾患患者に与える影響と効果についても報告する.
参考文献
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9)中村恭子,他:精神科リハビリテーションとしてのスポーツ活動の有効性—体力・運動能力向上のための運動プログラムの検討.病・地域精医2017;60:70-73
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14)中村恭子,他:精神科リハビリテーションとしてのスポーツ活動の有効性—運動強度や難度が心理的・生理的ストレス反応に及ぼす影響.病・地域精医2015;57:179-182
15)中村恭子,他:精神科リハビリテーションにおける歩行動作改善のための運動プログラムの検討—スクワット動作とジョギング動作を中心としたダンス・プログラムの効果比較.順天堂スポーツ健科研2023;13:20-26
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