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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻9号

2024年09月発行

文献概要

特集 最適な非対称性動作を考える

力学的視点からみた非対称性の意義

著者: 水谷康弘1

所属機関: 1大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻(精密計測学)

ページ範囲:P.988 - P.993

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Point

●物体を安定的に制御するには力学的な力の釣り合いに加えてエネルギーの安定性を評価し,どのように「非対称性を加えるか」の視点をもつ

●外部刺激に対する応答を非対称にすることで,加えられたエネルギーを効率よく用いることができる

●幾何形状もしくは物質的な非対称性を考えることで非対称性を生み出すことができる

参考文献

1)渥美将利,他:歩行介助システムWalk-Mateの時間的・運動力学的な有効性評価.計測自動制御学会論文集2005;41:380-382
2)長谷川 伸,他:野球投手の筋厚の非対称性とボールスピードの関係.体力科学2012;61:227-235
3)李丙哲,他:可変クランク機構を有する非対称スクロール圧縮機の挙動計測.日本機械学会論文集C編2002;68:2286-2292
4)秋本琢磨,他:温度勾配のある環境下での粒子の拡散—対称なノイズが生み出す非対称性.数理解析研究所講究録2019;2115:118-125
5)Mizutani Y, et al:Optically controlled bimorph cantilever of poly(vinylidene difluoride).Appl Phys Express 2008;1:041601.doi:10.1143/APEX.1.041601
6)小林 誠:受賞記念講演 対称性の破れとは.学術の動向2009;14:36-41
7)Mizutani Y, et al:Micromanipulators comprising optical fiber cantilevers. Int J Optomechatoronics 2009;3:18-29
8)Mizutani Y, et al:Optically three-dimensional control of magnetic levitation using temperature-sensitive ferrite. Jpn J Appl Phys 2008;47:3461-3465

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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