文献詳細
Neurological CPC・128
痙性歩行発症14年後に認知症症状を合併した全経過27年の89歳女性例
著者: 吉村まどか1 中瀬浩史1 中野今治2 河村満3
所属機関: 1虎の門病院神経内科 2自治医科大学神経内科 3昭和大学医学部神経内科
ページ範囲:P.79 - P.92
文献概要
織茂 第5回目を迎え,これまでのNeuro CPCを振り返ってみます。
第1回は2題。第2回の第2題はlymphoma,第3回の第1題はたぶんMS,第2題は若年性発症の恐らくFTDP-17ではないかと言われた例だったと思います。それから第4回,第1題がAIDS,第2題が,parkin-associated PDの詳しい発表がありました(巻末に1~4回のリスト掲載)。
このように本会では,臨床の先生には臨床の話を詳しくしていただき,ディスカッションをはさんで,病理で答えを出していきます。さらに,コメンテーターとしてその領域で著名な先生に来ていただき,その病気あるいは病態を掘り下げますので,われわれ臨床家にとって非常に勉強になります。議論が活発になり,つい時間が延びてしまいますので,今日は,なるべく時間内に収めたいという話がされました。
それでは,1例目の司会の河村先生にバトンタッチいたします。
司会 1例目は全経過27年という例です。吉村先生と中瀬先生にお話しいただきます。コメンテーターは自治医大の中野先生ですが,短時間で終わるそうですので,十分に議論いただきたいと思います。
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