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神経病理学の泰斗Dr. Zimmermanの偉業を称えてMontefiore Medical Centerに設立された“The Harry M. Zimmermann Professor of Neuropathology”の初代教授に日本人の平野朝雄先生が任じられている。当時は未開拓分野であった神経内科学を志して若き平野先生は渡米,運命的ともいえるDr. Zimmermanとの邂逅を経て神経病理学に転じて50余年。その後,Montefioreで神経病理学を学ぶべく平野教授の門を叩き,研鑽を重ねて日本に戻り,わが国の神経病理学の発展に貢献した精神科医,神経内科医,脳神経外科医,病理学者の数には枚挙に暇がない。また,平野先生は毎年,日本各地で「平野朝雄神経病理学セミナー」を開催し,神経病理学を志す若手の育成に大きく貢献している。
本号では平野教授の来日の機会を捉えて,若き日の渡米の経緯からDr.Zimmmermanとの出会い,グアム島におけるALS研究とその成果,そして現在に至るまでを広範にお話いただくことができた。インタビュアーは自らも平野朝雄教授の下で学ばれた一人である水澤英洋東京医科歯科大学神経内科教授(本誌編集委員)にお願いした。
本号では平野教授の来日の機会を捉えて,若き日の渡米の経緯からDr.Zimmmermanとの出会い,グアム島におけるALS研究とその成果,そして現在に至るまでを広範にお話いただくことができた。インタビュアーは自らも平野朝雄教授の下で学ばれた一人である水澤英洋東京医科歯科大学神経内科教授(本誌編集委員)にお願いした。
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