文献詳細
神経画像アトラス
文献概要
症例 66歳,男性
主 訴 ふらつき歩行,物忘れ
現病歴 2004年3月(63歳)に肺腺癌と診断され,治療として経皮的マイクロ波凝固療法が選択された。2006年8月に再発したため,パラプラチンとドセタキセルとの併用化学療法を4コース行った。2007年1月からは,ゲフィチニブの内服を開始した。4月上旬より,食欲不振と物忘れ,ふらつき歩行が出現した。ふらつき歩行は徐々に進行し,6月には脚を開いて歩くようになった。まっすぐ歩けなくなり,日用品の置いてある場所がわからなくなってきたため6月下旬当院を紹介されてきた。
主 訴 ふらつき歩行,物忘れ
現病歴 2004年3月(63歳)に肺腺癌と診断され,治療として経皮的マイクロ波凝固療法が選択された。2006年8月に再発したため,パラプラチンとドセタキセルとの併用化学療法を4コース行った。2007年1月からは,ゲフィチニブの内服を開始した。4月上旬より,食欲不振と物忘れ,ふらつき歩行が出現した。ふらつき歩行は徐々に進行し,6月には脚を開いて歩くようになった。まっすぐ歩けなくなり,日用品の置いてある場所がわからなくなってきたため6月下旬当院を紹介されてきた。
参考文献
1) 高橋 昭, 山本正彦, 祖父江逸郎: 髄膜癌腫症. 臨床成人病 10: 149-158, 1980
2) Fukui MB, Meltzer CC, Kanal E, Smirniotopoulos JG: MR imaging of the meninges. Part II. Neoplastic disease. Radiology 201: 605-612, 1996
3) Sakai M, Ishikawa S, Ito H, Ozawa Y, Yamamoto T, et al: Carcinomatous meningitis from non-small-cell lung cancer responding to gefitinib. Int J Clin Oncol 11: 243-245, 2006
4) DeCoene B, Hajnal JV, Gatehouse P, Longmore DB, White SJ, et al: MR of the brain using fluid-attenuated inversion recovery (FLAIR) pulse sequences. AJNR Am J Neuroradiol 13: 1555-1564, 1992
掲載誌情報