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「在宅医療を支える地域ケアシステム」をテーマに2007年度の日本神経学会賞診療部門を受賞された堀川 楊先生は,女性神経内科専門医の先駆けの1人です。日本の神経学の草創期に椿 忠雄先生に師事し,重症神経疾患患者の継続的な医療を提供する必要性を強く感じられ,地域に根ざした在宅医療支援システムの構築に力を注がれてきました。このシステムは,2004年の新潟県中越地震や記憶に新しい2007年の新潟県中越沖地震においても機能的に働き,すべての神経難病患者が大きなトラブルもなく,災害を乗り切ったとのことです。約40年にわたって臨床家として新潟で神経難病患者・家族と向き合ってこられた神経内科医として,女性医師として,そして母としてのこれまでを堀川先生にうかがいました。〈2007年12月14日収録〉
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