はじめに
前頭葉は系統発生学的にヒトで最も発達し,ヒトでは全皮質表面の約30%に達する。この比率は,サルなど他の霊長類と比較しても格段に大きい。このためヒトの進化の歴史を,“前頭葉の時代”と称することもある。すなわち,前頭連合野は,知性,理性,意欲,思考,創造性,行動の企画,感情など多くの高次脳機能を担い,人間が人間らしく生きるための最高次の中枢である。一方,扁桃体を中心とする大脳辺縁系は,ヒトや動物の行動を規制する重要な因子である報酬(生存に必要な食物や水,あるいは同種の仲間など)および罰または嫌悪刺激(生存を脅かす天敵,肉食獣など)の評価とそれに基づく情動発現に重要な役割を果たしている。例えば,恐怖および喜びは,それぞれ罰刺激および報酬が与えられたときの精神身体的反応であり,怒りおよび安心感は,予定されていたそれぞれ報酬および罰刺激が省略あるいは中途中止されたときの精神身体的反応である1)。これらの情動がモチベーションとなり,動物は生存するために,報酬およびそれを予告する刺激は追い求め(喜びなどの快情動に基づく接近行動),罰およびそれを予告する刺激は避けようとする(恐怖などの不快情動に基づく回避あるいは逃避行動)。近年の研究により,前頭前野(背外側前頭前野,眼窩皮質)と大脳辺縁系(扁桃体,前部帯状回)は相互に密接な線維連絡を有し,ヒトが合目的行動戦略を決定する際には,これら大脳辺縁系とともに前頭前野が1つのシステムとして機能していることが明らかにされつつある。本稿では筆者らの研究を中心に,これら領域の機能的役割に関して最近の知見を概説したい。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩60巻9号
2008年09月発行
雑誌目次
特集 知・情・意の神経学
知・情・意の神経機構
著者: 小野武年 , 西条寿夫
ページ範囲:P.995 - P.1007
知・情・意の発達と脳
著者: 瀬川昌也
ページ範囲:P.1009 - P.1016
はじめに
知・情・意は,人間の持つ3つの心的要素,知性と感情と意志を表す。知性は知覚をもととし,それを認識までつくりあげる機能,情は喜怒哀楽や好悪など物ごとを感じて起こる情的過程全般を指す。また,意志は道徳的評価を担う主体であり,理性による思慮,選択を決心して実行する能力とされている。これを高次機能の発現機構と対比すると,知性には感覚運動統合と記憶機構,情的過程には対人関係,社会性と情動に関与する扁桃体,視床下部を中心とする神経機構,意志には動機付けおよび学習機構が関与すると考えられる。これら神経機構の活性化には,それぞれに固有の脳幹・中脳のアミン系神経系が重要な役割を持つことが知られている。これは,脳の発達過程では特定のアミン系神経系が,固有の臨界齢をもって特定の神経機構の発達に関与していることを示唆する。そこで,これらの神経系の発達過程を概説し,それを遺伝的・素因的要因によるアミン系神経系の障害を病因に持ち,固有の発症年齢を持つ発達性精神・神経疾患の病態を対比することにより,人間の脳がいかにして知・情・意の発現を可能にするかを考察した。
意思決定のしくみ
著者: 船橋新太郎
ページ範囲:P.1017 - P.1027
はじめに
われわれは日常生活のさまざまな場面で,さまざまな判断や意思決定をしなければならない。通勤の途中のY字交差点に来たとき,時間に余裕があれば少し遠回りをする右側を,しかし急いでいるときは近道の左側を選択するというように,行動の選択や意思決定に何らかの価値判断が伴う場面がある。Y字交差点での選択・決定に伴う結果の違いはそれほど大きくはないが,就職先の決定,結婚,住居の購入などは選択・決定の結果がその後の人生に大きく影響する。そのため,今までの経験や今までに収集したさまざまな情報に基づいて,いくつかの選択肢の中から最善と判断するものを選択することになる。このように,経験や記憶している情報を意識的に使用して意思決定を行う場面もあるが,そうでない場面も存在する。例えば,初対面でその人に関する情報をまったく持っていなくても,善良かどうか,信用がおけそうかどうか,パートナーとして共に仕事をすることができるかどうか,などを判断して行動に移す。あるいは,複数の選択肢の中のどれを選択してもまったく等価の結果が得られる意思決定場面もある。このような場面でも,結果的にどれか1つを選択する。
意思決定はこのように,複数の選択肢の中から最善の選択を行う情報処理過程であり,基本的な認知的能力やその機能を考えるうえでも重要なテーマであることから,神経科学の分野でも大いに注目され,その神経メカニズムを探るさまざまな研究が実施されている。本稿ではこのようなすべての試みを網羅して解説するのではなく,意思決定に関わる神経メカニズムの解明をテーマに,サルを用いて行われた代表的な試みのいくつかと,筆者らの研究グループで行っている試みを中心に解説する。
情と意をもつ脳型コンピュータ
著者: 辻野広司 , 庄野修 , 竹内誉羽
ページ範囲:P.1029 - P.1038
はじめに
人工知能研究の目的は,コンピュータ等を用い「コンピュータ上に人間のような知能」を実現することにある。この目的達成のため,この半世紀の間に多くの理論的研究がなされた。人工知能研究は,心理学・認知科学などにより培われてきた知見に基づいている。そこでは,心理実験などを用い,観測可能な人間の情報処理の性質を認知的処理モデルとして記述し,知能を計算機上で実現しようとしている。人工知能研究による知識蓄積は大きく,外部からの観測により知能の概観を捉えるという作業はかなり達成されたと考えてもよい。
さて,これらの研究によりわれわれは知能を実現できたのであろうか? コンピュータは確かに音声や画像を分類し,識別することができている。障害物を生物のように回避しながら移動するロボットもできた。部分的とはいえ脳の神経回路構造はシミュレートできるようになった。しかし,われわれが「人間のように賢い」と思える人工物はいまだ実現できていない。
ところで,近年,「引きこもり」「いじめ」「キレる」「自殺」「虐待」「残虐犯罪」などが大きな社会問題となっている。また,情動障害,行動障害の子供たちも増えている。このような問題の原因には,いくつもの要素が関与していると考えられるが,その一要素に現在のコンピュータおよびコンピュータ社会も挙げられるのではないだろうか。コンピュータはわれわれの生活に便利さを与えた反面,大切な「人間らしさ」を奪っているようにも思える。現在のコンピュータは計算結果を出力することが目的であり,人間が人間らしさをなくすことに対しては無関心な道具である。その一方,人々の生活の中で長く使用されてきた道具は,その機能目的だけでなく,生活の中での一体感,やさしさ,愛着を持つように発達してきたように思える。そのような意味では,人間の道具としてのコンピュータの歴史はいまだ浅いのであろう。われわれは,今,「コンピュータ上に人間の知能」を実現するよりも「人間の道具としてのコンピュータに必要な知能」を考えるべきなのではないだろうか。そして,それはわれわれの「人間らしさをサポートするもの」であるべきではないだろうか?
筆者らは,「人間らしさ」をサポートし,生活の中での一体感,やさしさ,愛着を醸し出す新しいタイプのコンピュータの実現を目指している。このようなコンピュータは,人が脳に持っているバランスのとれた動作原理に基づいて動作すると考え,その意味で,筆者らは「Brain-like Computer1)」と呼ぶ。バランスとは知・情・意・体のバランスである。知は,情や意によって選択的に脳に蓄えられた記憶表現であり,認識や行動を行う際のデータベースともなる。情は,脳活動を制御し,意欲や学習と関係すると共に,認識や記憶などの処理機構を構成する駆動源である。意は,情と相互作用することで双方向的に意味付けられ,知に基づいた目標設定・意志決定を行う。これら知・情・意は,それらが駆動する体(身体機構,センサ,アクチュエータなど)を通し外界・身体状況と相互作用することで,生活の中での一体感,やさしさ,愛着を獲得していく。このようなバランスがとれた知能こそ,コンピュータに必要な知能であり,筆者らは「Associative Interacting Intelligence(AII)」と呼ぶ。本稿では,AIIの実現を目指し展開している,筆者らの研究を紹介する。
総説
病的賭博とパーキンソン病
著者: 藤本健一
ページ範囲:P.1039 - P.1046
Ⅰ.病的賭博
賭博とは,金銭や物品をかけて偶然性の要素の含まれる勝負を行い,勝負の結果によってかけた金銭や物品をやりとりする行為の総称である。博(ばく)とはサイコロを使って遊ぶ双六などのボードゲームのことで,それに金を投げ打つことが博打(ばくち),金品をかけて博をするのが賭博である。賭博の歴史は古く,古代エジプトでは既に紀元前3世紀より賭博の記録がある1)。賭博は人々を熱狂させ,賭博により市民生活が脅かされることも稀でなかったため,多くの為政者が賭博を規制した。わが国でも刑法185条に「賭博をした者は50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし,一時の娯楽に供する物をかけたにとどまるときはこの限りでない」と定められている。わが国では「病的賭博」どころか,賭博そのものが違法行為である。
ここで違法行為について議論するのははばかられるが,何にでも抜け道はあるもので,違法行為には当たらないものの賭博的要素を持つ代役が用意されている。宝くじやスポーツ振興くじなどの公営くじ,競輪,競馬,競艇,オートレースなどの公営競技,そして巨大産業に成長したパチンコである。通常「病的賭博」の対象はこの代役であるが,中でもパチンコが対象となることが多い。パチンコは1回の大当たりで獲得できる玉数を増やし,確率変動を導入してハイリスク・ハイリターン化をはかり,射幸心をあおる傾向にある。パチンコは法律上娯楽なので換金はできない。ところがパチンコ店は特殊景品を渡し,古物商の景品交換所がその特殊景品を買い取り,景品交換所は特殊景品をパチンコ店に納品するという仕組みによって,事実上換金が可能である。最近ではネット上の賭博サイトや,手持ちの現金以上の金額を動かせる信用取引を利用して,株式や商品相場などの先物取引を投機的に行うネット取引など,インターネットを使った新しい手法も登場している2,3)。
抗NMDA受容体脳炎―臨床徴候とその病態生理
著者: 飯塚高浩 , 坂井文彦
ページ範囲:P.1047 - P.1060
はじめに
本稿では抗N-methyl-D-aspartate receptor(NMDAR)脳炎の疾患概念とその歴史的経緯を述べた後,本疾患の臨床症候,検査所見,病態,類縁疾患との関係,治療について紹介する。
症例報告
尿細管性アシドーシス1型に浸透圧性脱髄症を合併し,橋出血を伴う多彩な画像所見を呈した1例
著者: 星野雄哉 , 小鷹昌明 , 平田幸一
ページ範囲:P.1061 - P.1065
はじめに
浸透圧性脱髄症(osmotic demyelination syndrome:ODS)は,central pontine myelinolysis(CPM)とextrapontine myelinolysis(EPM)とを総称した疾患概念であり,浸透圧や電解質の急激な変化に伴い,橋あるいは基底核の浮腫および脱髄を呈する疾患である1)。アルコール中毒や栄養不良,糖尿病,肝疾患,熱傷などの基礎疾患を有する患者に,低ナトリウム血症の補正や高浸透圧が加わることで発症することが多い。尿細管性アシドーシス(renal tubular acidosis:RTA)1型では,しばしば低カリウム血症を呈するが,ODSを合併した報告は少ない2,3)。RTA1型の治療経過中にODSを合併し,橋の出血性変化を伴う多彩な画像所見を呈した症例を経験したので報告する。
塞栓性頸動脈閉塞に対して単純吸引での血栓回収療法が奏効した1例
著者: 岩田智則 , 森貴久 , 田尻宏之
ページ範囲:P.1067 - P.1072
はじめに
塞栓性頸動脈閉塞に対するtissue plasminogen activator(t-PA)静注療法による再開通療法は,血栓量や血栓成分に影響を受け限界があり1,2),内頸動脈急性閉塞に対する局所血栓溶解療法の有効性は低いと報告されている1,3)。また,局所血栓溶解療法で溶解できたとしても末梢塞栓が起こりうる。近年,塞栓性頸動脈急性閉塞に対し血栓溶解薬を使用せず,カテーテルを使用した血栓回収療法が施行されるようになり,良好な結果が報告されている4-7)。
今回われわれは,塞栓性内頸動脈閉塞に対してバルーン付きガイドカテーテルを通して注射器で吸引するだけの単純な手技で血栓回収治療を施行し,良好な転帰を得ることができた症例を経験した。当科での経験と文献的な考察を加えて報告する。
鎖骨下動脈高度狭窄病変に対してエキシマレーザー(eximer laser)併用血管形成術を施行した1例
著者: 遠藤英樹 , 吉田和道 , 光藤和明 , 高﨑盛生 , 山形専
ページ範囲:P.1073 - P.1076
はじめに
鎖骨下動脈狭窄症に対する血管内治療(ステント留置術)は,低侵襲かつ有効な治療法である。しかし,高度狭窄病変の中にはガイドワイヤーやバルーンの不通過が原因で拡張が得られない症例が存在する。冠動脈や末梢血管において,レーザーカテーテルはデバルキングデバイスとして用いられており,その有用性が期待されている。今回われわれは,ガイドワイヤー通過後,バルーン通過困難であった左鎖骨下動脈高度狭窄病変に対し,エキシマレーザー併用血管形成術を施行し,良好な結果を得た1例を経験したので報告する。
神経画像アトラス
び漫性軸索損傷により脳梁膨大部に可逆的病変を呈した症例
著者: 竹内誠 , 高里良男 , 正岡博幸 , 早川隆宣 , 大谷直樹 , 吉野義一 , 八ツ繁寛
ページ範囲:P.1078 - P.1079
〈患 者〉 21歳,男性
現病歴 バイク走行中乗用車と衝突し,当科へ救急搬送となった。
検査所見 搬送時,血圧115/82mmHg,脈拍70回/分,Glasgow Coma Scale6点(E1V1M4),瞳孔左右3mm,対光反射正常,両上肢manual muscle testing (MMT) 3,両下肢MMT 0であった。外表面上明らかな外傷性変化はなく,気管内挿管を施行した。
脳幹を巻き込んだRPLS(reversible posterior leukoencephalopathy syndrome)の1例
著者: 阿美古将 , 井川房夫 , 大林直彦 , 梶原佳則 , 光原崇文 , 一ノ瀬信彦 , いな川哲二
ページ範囲:P.1080 - P.1081
〈患 者〉 55歳,男性
既往歴 高血圧があり,内服加療中
現病歴 2006年7月頃から頭痛,視力障害を自覚していた。2006年9月,意識障害を認め,家族に連れられ外来を受診した。
Neurological CPC・137
MPO-ANCA陽性を認めた多発性脳梗塞の74歳男性例
著者: 足立智英 , 高尾昌樹 , 森泰昌 , 北川泰久 , 福田隆浩 , 井上聖啓 , 横地正之 , 河村満 , 高木誠 , 織茂智之 , 藤ヶ崎純子
ページ範囲:P.1083 - P.1092
司会 1例目は「MPO-ANCA(myeloperoxidase anti-neutrophil cytoplasmic antibody)陽性を認めた多発性脳梗塞の74歳男性例」です。済生会中央病院神経内科の足立先生,よろしくお願いいたします。
症例呈示
主治医 症例は,74歳の男性で,主訴は歩行障害と物忘れです。68歳頃から意欲の低下や物忘れ,怒りっぽくなったといった症状に家族が気づいていたそうです。その後,症状は悪化することなく,生活は自立していたそうですが,2006年に入った頃から物忘れが目立つようになり,6月頃になると家族との会話がかみ合わないことが多くなったということです。同じ頃から,尿失禁,尿意切迫が目立つようになって,ペンギンのようにヨチヨチ歩くようになられました。食欲もなくなって,元気がないということで,2006年8月に近医を受診しています。
連載 神経学を作った100冊(21)
ロブシュタイン「人の交感神経について 解剖,生理,病理」(1823)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1094 - P.1095
ロブシュタイン(Jean Georges Chretien Frederic Martin Lobstein)は1777年にドイツのギーセンで生まれ,1835年に亡くなった。彼は1803年にストラスブール大学で解剖学と産科学を修めたが,革命に揺れるフランスで,在学時から卒業後の9年間,軍医として臨床に携わった。
解剖病理学の重要性を感じていたロブシュタインは,1813年に病理博物館を創立する。その後1819年に有名な生物学者キュビエの紹介により,ストラスブール大学に迎えられ,病理解剖学の教授になった。これは世界各国を通じて,専任の病理解剖学者の始まりであると伝えられている1)。そして,この教室にはやがてフォン・レックリングハウゼンが来ることになる。
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あとがき フリーアクセス
著者: 河村満
ページ範囲:P.1098 - P.1098
知・情・意というとまず思い浮かぶのは,夏目漱石の「草枕」という方が多いと思う。あの「山路(やまみち)を登りながら,こう考えた。智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい」という一説はリズム感があり,内容はわかりやすく,しかも非人情や即天去私とに関連する深い哲学的思考が背景に感じられ,漱石ファンの中でも特に人気が高い。カナダの天才ピアニスト,グレン・グールドも死の直前まで「草枕」の英訳文を枕元に置いていたほど愛読していたという。ラジオ放送での,グールド自身の朗読テープも残っている。この概念は漱石がロンドン留学の時に読んだアレキサンダー・ベインの本に書かれていたものである,という説もある。ベインは哲学者である。いずれにしても人の心に生まれる知・情・意機能は,漱石の時代にはもちろんのこと,つい最近まで文科系学問領域で語られるファンクションであった。
ところが本号の特集は「知・情・意の神経学」である。脳機能を扱う本邦最高峰雑誌である本誌でこの特集が組まれたことは,実に感慨深い。英語特集タイトルは“Neurology on Intellect, Emotion, and Volition”としたが,本号の執筆者もintellectをintelligenceとしたり,volitionをintentionとしたり,さまざまである。この部分はあえて統一せず,著者の用いた用語をそのまま使用することにした。執筆者の語感をまず尊重したかったからである。ちなみに,ベインの本には,intellect,emotion,volitionという用語が一番多く使われていることも付記しておく。
基本情報
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バックナンバー
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70巻7号(2018年7月発行)
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特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
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70巻3号(2018年3月発行)
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69巻9号(2017年9月発行)
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69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩