はじめに
頸動脈狭窄症は,総頸動脈から内頸動脈近位部が動脈硬化によって狭窄を呈する病態で,脳梗塞の原因として重要である。また,頸動脈狭窄症は多くの動脈硬化危険因子の上に成り立つ病変で,全身の動脈硬化の進展度を反映しており,心血管イベントの発症予測因子としても有用である。
従来,日本人には頭蓋内動脈病変が多く頸動脈病変は少ないとされていたが,生活環境の欧米化や高齢化社会の到来に伴い,糖尿病,脂質異常症,肥満などの動脈硬化の危険因子が増加して,頸動脈狭窄症も増加している。頸動脈狭窄に起因する脳梗塞の発症機序は,粥状動脈硬化病変の部位に形成された血栓が遊離して,遠位の脳動脈や眼動脈を閉塞する動脈原性塞栓症(artery-to-artery embolism)が主体と考えられている。
治療には,危険因子の管理と脳梗塞予防のための抗血栓療法が行われるが,高度狭窄に至ると,頸動脈内膜剝離術や頸動脈ステント留置術などの外科的血行再建術の適応がある。頸動脈狭窄症に起因する脳梗塞の発症リスクは,単なる狭窄度のみではなく,頸動脈病変の炎症の程度にも関連するため,治療方針は,症候の有無や病変の性状などを含めた頸動脈狭窄症の病態を考慮して決定する必要がある。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩62巻12号
2010年12月発行
雑誌目次
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
頸部頸動脈狭窄症の病態生理
著者: 山崎昌子 , 内山真一郎
ページ範囲:P.1269 - P.1275
頸動脈狭窄症の画像診断
著者: 清家奈保子 , 伊藤美智子 , 矢坂正弘
ページ範囲:P.1277 - P.1284
はじめに
頸動脈の狭窄性疾患には動脈の壁の肥厚や粥状変化によって起こる動脈硬化性の狭窄やもやもや病,大動脈炎症候群(高安病)などがある。
頸動脈の狭窄を評価する画像診断法としてはCTやMRI,超音波検査,血管造影などがあるが,中でも超音波検査は非侵襲性,簡便性,経済性などの点から極めて有用な検査とされ,ベッドサイドで繰り返し行えるため,特に救急や超高齢者などのスクリーニング検査から重症度評価まで多岐にわたり利用されている。本稿では頸動脈狭窄症における超音波検査法の種類や評価方法,それぞれの疾患における特徴などを他の画像所見と比較しながら概説する。
エビデンスに基づく頸部頸動脈狭窄症の治療戦略
著者: 小笠原邦昭
ページ範囲:P.1285 - P.1289
はじめに
頸部頸動脈狭窄症に対する治療の基本はリスクファクターの管理と抗血栓療法であり,一定の条件が満たされれば頸動脈内膜剝離術(carotid endarterectomy:CEA)あるいは頸動脈ステント術(carotid artery stenting:CAS)が適応となる。その適応に関しては,ランダム化比較試験(randomized controlled study)である大規模研究が数多くなされている。本稿では,各大規模研究について解説し,これらに基づいた治療戦略につき述べる。
頸動脈狭窄症の血管内治療(CAS)
著者: 松丸祐司 , 早川幹人
ページ範囲:P.1291 - P.1300
はじめに
頸部頸動脈狭窄症は脳梗塞の原因として重要である。頸部頸動脈狭窄症には,アスピリンを中心とした内科治療と外科的にプラークを摘出する頸動脈内膜剝離術(carotid endarterectomy:CEA)が行われてきた。CEAは内科治療での脳梗塞予防効果が不十分な例に施行されるが,全身状態や解剖学的な要因によってCEAの周術期合併症のリスクが高い,いわゆるCEA高危険群が臨床的に問題であった。
頸動脈ステント留置術(carotid artery stenting:CAS)はステントを用いた血管内治療で,狭窄部の切開露出が不要な血行再建法である。
血管内治療による血行再建は,冠動脈や末梢血管領域が先行し,ステントの併用によって治療成績が向上した。これらの領域ではその低侵襲性によって外科的血行再建を治療成績で凌駕しつつあるが,頸動脈領域ではどうか?
Stenting and Angioplasty with Protection in Patients at High Risk for Endarterectomy(SAPPHIRE)試験1)以降,複数のCASとCEAの比較試験が行われているが2-5),残念ながらCASのCEAに対する非劣性は証明されなかった。その主な原因は末梢塞栓症である。冠動脈や末梢血管領域では,わずかな末梢塞栓が症候性合併症を引き起こすことは稀であるが,CASでは重篤な合併症になり得る。CASの成績向上には末梢塞栓症の予防が最大の課題である。また,頸動脈狭窄症に対するチエノピリジン系抗血小板薬やスタチンによる内科治療の成績向上も著しい6)。このような状況を踏まえ,本稿ではCASをどのような患者にどのように施行すべきか述べる。
頸部頸動脈狭窄症の外科治療(CEA)
著者: 陶山一彦 , 永田泉
ページ範囲:P.1301 - P.1313
はじめに
頸動脈分岐部は動脈硬化性狭窄病変の好発部位であり,肥厚・変性した内膜を中心とする粥腫(プラーク)の破綻や血栓形成によって動脈原性塞栓(artery to artery embolism)や灌流圧低下による虚血(hemodynamic ischemia)をきたし,大脳半球や眼動脈領域の神経症候を生じる。初回発作が大脳半球領域のtransient ischemic attack(TIA)であった場合は,狭窄の程度に関係なく急性期の症状再発が高率であることが知られているが1),一般に症候性病変では狭窄度が高いほど症状の再発が多く2-7),外科治療による再発予防効果も大きい8)。一方,無症候性病変においては,60%以上の狭窄ではその程度と脳卒中発症率との関連は不明瞭で9,10),症候性病変でみられる狭窄度と外科治療の有益性との相関も認められていない10)。
本病変に対する外科的血行再建術として,頸動脈内膜剝離術(carotid endarterectomy:CEA)と頸動脈ステント留置術(carotid artery stenting:CAS)がある。CASは本邦では2008年4月に保険収載されたが,同年には推定で5,000件以上施行され,既にCEA施行件数(約3,000件)より多い11)。これに対しCEAは多くの無作為化比較試験(randomized controlled trial:RCT)から得られた治療エビデンスの蓄積によって,一定の条件では内科的治療を上回る脳卒中予防効果を有することが広く認識されており2-5,9,10),その術式はほぼ確立されている12,13)。
本稿ではCEAに関する代表的なRCT,術前検査,手術の実際,周術期管理,中長期成績,および現時点での手術適応について解説する。
総説
生後脳における神経新生(neurogenesis)の分子メカニズムと精神機能
著者: 吉崎嘉一 , 大隅典子
ページ範囲:P.1315 - P.1322
Ⅰ.生後脳における神経新生の概要とその分子機序
生後脳における神経新生の発見は,1965年Altmanら1)によって初めて報告された。彼らは[3H]thymidineによるオートラジオグラフィー法を用いて,成体ラットの海馬歯状回と嗅球に増殖および分化能を持つ神経幹(前駆)細胞の存在を確認した。現在では,鳥類やマウス,サル,ヒトの生後脳においても海馬歯状回の顆粒細胞下層(subgranular zone:SGZ)および側脳室下帯(subventricular zone:SVZ)において神経新生が起こることが報告されており2-4),この現象が多くの生物種に共通した機構であると考えられている。若い雄ラットの海馬SGZでは1日あたり約9千個の神経幹(前駆)細胞が誕生し,そのほとんどは顆粒細胞へ分化し,残りはグリア細胞となることが知られている5)。その後,新生した神経細胞は顆粒細胞層内を移動して樹状突起を分子層(molecular layer)へと伸長させ,嗅内野皮質(entorhinal cortex)からの投射を受け取り,また,アンモン角CA3領域へ軸索を伸長させ,錐体細胞との間にシナプスを形成することが知られている(Fig.1A)。このように,生後脳において誕生した神経細胞は,既存の神経回路に組み込まれて機能することが形態学的,電気生理学的に明らかにされている。一方で,SVZでは,1日あたり約9万個の神経幹(前駆)細胞が誕生し,約10日間かけて吻側移動経路(rostral migratory stream:RMS)と呼ばれる経路に沿って,嗅覚系の1次中枢である嗅球(olfactory bulb)に移動し,顆粒細胞や傍糸球体細胞へと分化することが明らかにされている(Fig.1B)。
これまでの成果から,生後脳における神経新生に関わる分子の多くが,胎生期における神経新生を調節する分子群であることが明らかにされている6)。われわれが注目している転写因子Pax6もまた,胎生期において神経管の脳室帯に強く発現している一方で,生後脳においても,海馬SGZやSVZなどの神経形成領域においてもその発現が認められる7)。また,Pax6ヘテロ接合ラットにおける神経新生の解析結果から,生後脳の海馬SGZにおける神経幹(前駆)細胞の増殖率が野生型ラットと比較して約30%低下しており,特に,神経幹細胞の未分化性維持の破綻によって,早期神経前駆細胞から後期神経前駆細胞へ移行が促進していることが明らかにされている7)(Fig.2)。また,Pax6の標的分子の1つであり,胎生期の終脳の神経上皮細胞に発現することが確認されている脂肪酸結合蛋白7(fatty acid binding protein 7:Fabp7)もまた,生後脳の海馬SGZにおける放射状グリア細胞においてその発現が認められ,Fabp7ノックアウトマウスの解析結果から,生後脳の海馬SGZにおける神経新生が約30%低下することが報告されている8)。このほかに,Sox2やWnt3,Notch1などの胎生期の神経新生に関与する分子もまた,生後脳の神経生成領域においてもその発現が確認されている9,10)。このように,生後脳における神経新生は,胎生期における神経新生と共通した機構によって制御されていると考えられている。
ATP受容体チャネルP2X2の構造と機能の状況依存的変化
著者: 久保義弘 , 藤原祐一郎 , , 中條浩一
ページ範囲:P.1323 - P.1329
はじめに―P2X2チャネルとは?
脳神経系の機能の根底に,イオンチャネルや受容体といった膜機能素子の働きがあることはよく知られている。その働きは,「神経伝達物質が放出されたときに,それを受容体チャネルが受容して開口し膜電位の変化を起こす。それがトリガーとなり,膜電位依存性チャネルを活性化して活動電位が発生し,軸索末端へ向かって伝播する」と要約できることは事実で,そのため,ほとんどのことは既に明らかになっていると誤解されているようにも思える。しかし,実際にはイオンチャネルや受容体は思いがけない機能調節を受けたり,構造や機能が予想以上にダイナミックな変化を示したりと,興味は尽きない。本稿では,イオンチャネルや受容体の持つ,精妙な分子機能発揮の分子メカニズムや動的機能調節を対象とした研究の魅力を伝えたいと考えている。
アデノシン三リン酸(adenosine 5'-triphosphate:ATP)は細胞内におけるエネルギーの“通貨”として働くが,同時に細胞外における情報伝達物質としての役割を有していることが,1960~1970年代に明らかにされた。さらに薬理学的解析の結果などに基づいて,イオンチャネル型のP2X受容体と代謝型のP2Y受容体の存在,およびそれぞれのサブタイプの存在が提唱された。1990年代になって,最初のP2X受容体,P2Y受容体の相補的DNA(complementary DNA:cDNA)が単離され,続いてそれぞれのサブタイプのcDNAも単離され,分子実態が確立した1)。
ATP受容体チャネルP2Xは脳機能のみならず,痛み刺激の受容,味覚の受容とシグナル伝達,血管の収縮などに重要な役割を果たしている2,3)。その1つのサブタイプであるP2X2チャネルは,さまざまな興味深い性質を示す。われわれも,このチャネル機能の生物物理学的解析を行い,発現密度に依存しイオン選択性などのイオンチャネルのポア(穴)の性質が変わること,リン脂質に依存してチャネル活性とイオン選択性が変わること,膜電位センサー領域を有しないにもかかわらず膜電位依存性のゲーティングを示すことなどを明らかにしてきた。本稿では,これらの知見について紹介したい。
症例報告
脳実質異常を呈し腫瘍との鑑別を要した静脈性血管奇形―3症例報告と文献的考察
著者: 森田隆弘 , 清水宏明 , 隈部俊宏 , 斉藤敦志 , 冨永悌二
ページ範囲:P.1331 - P.1336
はじめに
静脈性血管奇形(developmental venous anomaly:DVA)は従来,症候性となることは少なく頭痛の精査などで偶然発見されることが多いとされている1)。しかし,最近magnetic resonance imaging(MRI)上の脳実質異常を呈するものが稀でないことが報告され,脳腫瘍と類似した画像所見を示して鑑別に注意を要することがある2,3)。今回,症候あるいはMRI異常を呈したDVAを3例経験したので文献的考察を加えて報告する。
アムホテリシンBリポソ-ム製剤およびボリコナゾールが奏効した高齢発症のクリプトコッカス髄膜炎の1例
著者: 大垣光太郎 , 野田和幸 , 深江治郎 , 古谷剛 , 平山喬 , 藤島健次 , 服部信孝 , 大熊泰之
ページ範囲:P.1337 - P.1340
はじめに
クリプトコッカス髄膜炎は未治療では致死的な真菌感染症であり,迅速な治療が必須である1,2)。リポソーマルアムホテリシンB(liposomal amphotericin B:L-AMB)は,発熱や腎毒性などの副作用がより少ない抗真菌薬として知られており,クリプトコッカス髄膜炎においても腎機能低下が問題となる症例において推奨されている1)。さらにボリコナゾール(voriconazole:VRCZ)は,高い抗真菌作用を有し,侵襲性アスペルギルス症を対象としたアムホテリシンB(amphotericin B:AMPH-B)との比較試験では,有効性および安全性においてAMPH-Bより優れていることが報告されている3)。さらに本邦のクリプトコッカス髄膜炎の治療ガイドラインでも第2選択薬に位置づけられ,今後の効果が期待されている2)。われわれは,重症のクリプトコッカス髄膜炎症例で,L-AMBおよびVRCZが有効で独歩退院し得た貴重な症例を経験したので報告する。
Neurological CPC
純粋自律神経不全症で発症,Parkinson症状と進行性の前頭側頭葉萎縮を示した83歳男性
著者: 足立正 , 今福一郎 , 角田幸雄 , 村山繁雄 , 河村満 , 横地正之 , 後藤淳 , 織茂智之 , 福田隆浩 , 藤ヶ崎純子 , 鈴木正彦
ページ範囲:P.1343 - P.1351
〈症例呈示〉
司会(河村) それでは足立先生お願いいたします。
足立 症例は,横浜労災病院で13年間フォローされた死亡時83歳の男性です。
主訴は,起立時のめまい感,歩行時のふらつきで,体の揺れがひどく,散歩に行けないということでした。既往歴は,膵炎,肺炎,セロファン黄斑症,睾丸水種などがあります。家族歴は,特記するものはありません。職業歴は,会社員で,高学歴の方です。喫煙は1日20本・30年でした。
Neurological CPC 付録解説
DLB,FTLDの分類
著者: 中野今治
ページ範囲:P.1352 - P.1354
はじめに
Lewy小体型認知症(dementia with Lewy body:DLB)と前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration:FTLD)は,異なったカテゴリーで統括されている概念です。DLBは脳の中に溜まった蓄積物質に基づく疾患分類ですから,Lewy小体病変の存在が必須ですが,片やFTLDは病変の変性部位に基づく疾患で,前頭葉と側頭葉の変性と萎縮が必須で,蓄積物質の種類は問いません。こういう2つの異なった基準でまとめられている疾患なので,非常に混乱を生じやすいのではないでしょうか。
学会印象記
MDS(Movement Disorder Society)-14th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders(2010年6月13日~17日,ブエノスアイレス)
著者: 浅沼光太郎
ページ範囲:P.1356 - P.1357
母を訪ねるわけでもなく三千里(以上),ブエノスアイレスの国際空港に降り立つと,いつもは緩めのAldenのEワイズのチャッカブーツが足を軽く締め付け,乗り継ぎ待ち時間もあわせると30時間以上の長旅であったことを実感させてくれます。
さすがにこんな遠くまで来る日本からの参加者は少なめだろうなあ,と思っておりました,会場に着くまでは。しかしながら,いつもとあまり変わらんです。お馴染の人たちの顔はほとんど見かけます。なんだか「よっ! ギョーカイ人」と呼びたくなりました(なんて80年代のトレンディードラマのようなことを言ったら怒られそうですが)。
連載 神経学を作った100冊(48)
レマーク『神経系の解剖と顕微鏡的観察』(1838)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1358 - P.1359
レマーク(Robert Remak;1815-1865)はポーランド西部のポズナン市のユダヤ人居住地に生まれた。父は葉巻を売るタバコ屋だったという。かの地はナポレオンの敗戦ののち,プロシアに併合された。18歳でベルリン大学に入学し,医学の道に進む。大学ではシェーンライン(Johann Lucas Schönlein;1793-1864)やミュラー(Johannes Müller;1801-1858)などの下で学んだ。卒業するとミュラーの助手になり,慈善病院(ベルリン大学附属病院)で働くようになった1)。
書評
「《神経心理学コレクション》レビー小体型認知症の臨床」―小阪憲司,池田 学●著,山鳥 重,彦坂興秀,河村 満,田邉敬貴●シリーズ編集 フリーアクセス
著者: 岩田誠
ページ範囲:P.1355 - P.1355
臨床家にとって最もやりがいのある仕事は,それまで誰も気づいていなかった病気や病態に世界で初めて気づき,それを世に知らしめることである。最初は,自分の小さな気づきがそれほど大きな意味を持つとも思わず,単に多少の興味を惹かれた事実を記載するだけである。それが大発見であるというようなことには,世間一般だけでなく,発見者当人もまだ気づいていない。当然のことながら,その記載は世の中に大きな反響を呼ぶほどのものにはならず,小数の臨床家の記憶の隅にしまわれるだけである。しかし,時間が事の重大さを明らかにしていく。世の中の人々が,同じことに気づきだすと,その最初の記載が大きくクローズアップされる。そして世間は,その発見が日常の臨床の場での,緻密ではあるがごく日常的な観察に始まったことを知る。臨床家が毎日飽きもせず患者に接しているその営みの中から大きな発見がなされ,医学の歴史の新しいページが開かれていくとき,いつも繰り返されるこのプロセスは,現在最も注目を浴びている変性性デメンチアの1つであるレビー小体型デメンチアにおいても然りであった。この書物は,その発見者である小阪憲司先生が,後輩である池田学先生にその気づきのプロセスを語っていく書物である。これを読む人は皆,臨床家の観察というものが,いかに大きな発見につながっていくかを知り,感動を覚える。聞き手の池田先生も,臨床の場において次々と大きな発見を成し遂げてこられた方であるだけに,お2人の対談は,そういう臨床の場における発見の意義を生き生きと示す興味深い読み物となっており,ワクワクしながらこの病気の発見史をたどっていくことができる。
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あとがき フリーアクセス
著者: 辻省次
ページ範囲:P.1362 - P.1362
今回の特集は「頸部頸動脈狭窄症の診断と治療」をテーマとしている。その中には,エビデンスに基づく治療戦略など,治療に関する話題が多く含まれている。神経内科領域では,古くから,「診断はできるが,治療法が確立していない」といわれることが多かったが,最近は,病態機序の解明が進み,分子標的治療と呼ばれるような,病態の進行を阻止する治療法の開発研究が発展しており,様変わりしてきている。その結果,神経内科の領域でも,「臨床研究」や,「治験」の重要性が増してきている。
「BRAIN and NERVE」第62巻 総目次 フリーアクセス
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KEY WORD INDEX フリーアクセス
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基本情報
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増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
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71巻2号(2019年2月発行)
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71巻1号(2019年1月発行)
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70巻11号(2018年11月発行)
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70巻10号(2018年10月発行)
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70巻9号(2018年9月発行)
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70巻8号(2018年8月発行)
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増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
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70巻4号(2018年4月発行)
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70巻3号(2018年3月発行)
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70巻2号(2018年2月発行)
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70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
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特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
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特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩