文献詳細
Neurological CPC
純粋自律神経不全症で発症,Parkinson症状と進行性の前頭側頭葉萎縮を示した83歳男性
著者: 足立正1 今福一郎2 角田幸雄3 村山繁雄1 河村満4 横地正之5 後藤淳6 織茂智之7 福田隆浩8 藤ヶ崎純子8 鈴木正彦9
所属機関: 1東京都健康長寿医療センター高齢者ブレインバンク 2横浜労災病院神経内科 3横浜労災病院病理 4昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門 5財団法人東京保健医療公社荏原病院神経内科 6東京都済生会中央病院神経内科 7関東中央病院神経内科 8東京慈恵会医科大学神経病理 9東京慈恵会医科大学青戸病院神経内科
ページ範囲:P.1343 - P.1351
文献概要
司会(河村) それでは足立先生お願いいたします。
足立 症例は,横浜労災病院で13年間フォローされた死亡時83歳の男性です。
主訴は,起立時のめまい感,歩行時のふらつきで,体の揺れがひどく,散歩に行けないということでした。既往歴は,膵炎,肺炎,セロファン黄斑症,睾丸水種などがあります。家族歴は,特記するものはありません。職業歴は,会社員で,高学歴の方です。喫煙は1日20本・30年でした。
掲載誌情報