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書評
「下垂体腫瘍のすべて」―寺本 明,長村義之●編集 フリーアクセス
著者: 松谷雅生12
所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター病院 2埼玉医科大学 脳・脊髄腫瘍科
ページ範囲:P.510 - P.510
文献概要
第1章は視床下部・下垂体の発生である。ヒトにおいては妊娠12~17周の間に視床下部―下垂体の神経内分泌系は活動し始め,そこに至るまでには種々の転写因子やその供役因子である内因性増殖因子などが関与している。誠にヒトの生命誕生は神秘的であり,驚嘆を禁じ得ない。この章に続く下垂体ホルモンの分泌機構の章は,下垂体腫瘍の臨床において極めて重要である。
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