特集の意図
ブローカに端を発する辺縁系をめぐる研究は,パペッツ,マクリーンを経て着実に対象部位の理解を深めている。これまで,各部位が単独に取り上げられる機会はあったが,辺縁系として包括して取り上げられることは少なかった。本特集をとおして,辺縁系の奥深さとおもしろさを味わっていただけると幸いである。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩64巻10号
2012年10月発行
雑誌目次
特集 辺縁系をめぐって
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.1089 - P.1089
―対談―辺縁系をめぐって―前編
著者: 福武敏夫 , 河村満
ページ範囲:P.1091 - P.1096
この特集について
河村 今回の特集について,簡単に説明しておきますと,2010年の神経学会(第51回日本神経学会総会)のシンポジウム「辺縁系をめぐって」が元になっています。一部変更していますが,概ねそのときのシンポジストに原稿を依頼しました。それで,この対談はそのシンポジウムの司会を務めた私たち2人で,特集項目の中では取り上げきれなかったものを紹介しつつ,より多くの読者にこの領域のおもしろさが伝わればと思って企画しました。
福武 あのシンポジウムは「島皮質をめぐって」で応募したのですが,神経学会としては少し狭すぎるのではないかというお話があり,辺縁系がテーマになりました。かなり,ややこしい領域ではありますね。
行動選択障害の神経内科学―懲りないパーキンソンと恐れ知らずのデメンチア
著者: 岩田誠
ページ範囲:P.1097 - P.1102
Ⅰ.行動選択の神経機構
1.体験に基づく獲得性行動選択
ヒトの日常生活は,行動選択の絶え間ない連続である。その過程で中心となるのは,ワーキングメモリー1)の形成であると考えられる。ワーキングメモリーは行動選択の意思決定を行うための情報の集積・統合の場であり,外界や自己の身体内からのさまざまな感覚情報と,それらの情報に関係する出来事記憶,意味記憶(知識),そしてこれらを操作する手続き記憶(技)などの情報が一堂に集められ2),その形成部位は前頭前野であろうと考えられている。前頭前野は,これらのさまざまな情報に基づいて行動選択の意思決定を行っていると考えられているが,その中で大きな意義を持っているのは,成功体験,あるいは失敗体験といった出来事記憶の存在である。
齋藤3)は,10歳頃までの思い出を自由想起させ,想起された思い出のそれぞれに,「快」「不快」「どちらともいえない」の3段階評価を行わせると,一般の人の場合,その比率は大体6:3:1になると述べ,この比率を思い出の中の感情比率と呼んでいる。すなわち,自由想起される出来事記憶のうち約30%は,「不快」な記憶であるが,このようなマイナスの記憶が常にほぼ一定の割合で存在していることは,日々の行動選択において大きな意義を有すると考えられる。
島の情動機能
著者: 鈴木敦命
ページ範囲:P.1103 - P.1112
はじめに
仕事帰りに立ち寄ったバーで,バルサミコ酢を隠し味に入れたフレーバービールの試飲をお願いされたとしよう。この文を読んだだけで,口の中に酸っぱいものがこみ上がってくるような嫌悪感を覚えた人もいるかもしれない。その予感のとおり,「バルサミコ酢が入っています」と言われてビールを飲んだ人はまずいと感じる。しかし,面白いことに,何も言われずにバルサミコ酢ビールを飲むとおいしく感じるという1)。どちらの場合もバルサミコ酢ビールを飲んでいる点,つまり味覚入力は同じである。にもかかわらず,ビールの評価が分かれるということは,「まずいだろう」という先入観によって味覚の意識的経験がトップダウン的に調節されることを意味する。
味覚経験と同様に,快-不快を伴う情動経験は感覚入力と予期などの認知的因子が統合されて生じるものであり,その表象には島(insula)が深く関与するとされる2,3)。本稿は辺縁系の中でもこの島に焦点をあてたものである。
島は外側溝の底に位置し,弁蓋部を除去することであらわになる(Fig.1)。島は,帯状回や扁桃体と神経連絡を持ち,その前腹側端は眼窩前頭皮質と連続しているなどの解剖学的特徴を有するため,辺縁系回路の中に含められてきた4)。実際,島は辺縁系の主要な機能である情動と関連した活動がヒト神経イメージング研究で最も頑健に観測される脳領域の1つである5)。
「辺縁系」と「情動」という概念の持つ曖昧性・複合性を批判したJoseph LeDouxは,特定の神経構造が特定の情動において果たす役割に着目するという研究方略を提案した6)。この立場のもと,彼は恐怖条件づけを支える扁桃体回路の詳細を解明し,今日における情動の神経科学研究の隆盛に大きく貢献した7)。同様に,島は嫌悪という特定の情動に関わりの深い脳領域として注目されてきた8)。しかし,先述のように,現在では,島は情動の種類によらず,その意識的・主観的経験に重要な役割を果たすのではないかと提案されている2,3)。本稿では,これら島の情動機能をめぐる種々の話題を概観する。
情動,扁桃体と自律神経系
著者: 上山敬司
ページ範囲:P.1113 - P.1119
はじめに
情動(emotion)は,情と動の合成である。すなわち,心身の動揺を伴う感情の変化といえる。感情の変化や程度を客観的,あるいは定量的に評価することは現状では容易ではない(最近の脳科学では,後述するようにそれも可能になりつつある)。一方,身体活動は体性運動神経系と自律神経系が司る。体性運動神経系は骨格筋の運動であり,闘争や逃走のように目に見える動きを司る。これに対して,自律神経系は内臓の働きを司る。したがって,自律神経活性の変化から情動の程度を客観的かつ定量的に評価できる。また感情と身体活動の関係を解剖生理学的に解明する糸口になりうる。ここでは,自験例を中心に,情動,自律神経系を司る中枢神経回路,特に扁桃体を中心に解説する。
前頭葉眼窩部とモラル
著者: 船山道隆 , 三村將
ページ範囲:P.1121 - P.1129
はじめに
最近の脳科学では,脳とモラルの関係が1つの大きなテーマとなっている1-7)。モラルの神経基盤に関しては,前頭葉,側頭葉,帯状回,扁桃体,海馬,大脳基底核などが挙げられているが1),その中でも前頭葉眼窩部ないし腹内側部は,脳とモラルを考えるうえで最も重要な領域である。損傷例研究および動物実験から始まり,最近は機能画像研究によって,前頭葉眼窩部の機能は徐々に解明されつつある。本稿では,損傷例研究の流れに焦点を当て,まず前頭葉眼窩部の損傷例で観察されるモラル関連症候を紹介し,次に損傷例研究から得られた前頭葉眼窩部の機能の仮説について紹介する。
―対談―辺縁系をめぐって―後編
著者: 福武敏夫 , 河村満
ページ範囲:P.1131 - P.1138
小池上春芳『大脳辺縁系』
河村 実は,福武先生と私とは同門で,千葉大学の神経内科で,15年ぐらい一緒に働いたことがあります。
福武 そうですね。断続的ですが。
総説
多系統萎縮症―臨床試験に向けての現況と課題
著者: 市川弥生子
ページ範囲:P.1141 - P.1149
はじめに
多系統萎縮症(multiple system atrophy:MSA)は,オリーブ・橋・小脳系,線条体・黒質系,自律神経系という多系統に障害が進行していく孤発性の神経変性疾患である。MSAはオリーブ橋小脳萎縮症(olivopontocerebellar atrophy:OPCA),線条体黒質変性症(striatonigral degenetarion:SND),シャイ・ドレーガー症候群(Shy-Drager syndrome:SDS)の3疾患を包括した疾患概念として位置づけられている。現時点では原因不明の神経変性疾患であるが,疾患関連遺伝子の探索研究も進んでおり,今後,病態機序に基づく病態抑止型の治療が実現するものと期待される。
臨床試験に先立ち,適切な診断基準・評価方法を定め,自然史を明らかにしておくことが必要である。欧米を中心にMSAの診断基準が策定され,疾患特異的評価スケールも策定された。現在,欧米,本邦において多施設共同研究体制が構築され,その診断基準,疾患特異的評価スケールを用いて,自然史研究が行われているが,再考すべき課題も明らかとなってきた。
本稿では疾患概念確立から診断基準の策定までの背景,多施設共同研究体制による研究(自然史研究,疾患関連遺伝子研究)の現況を概説したうえで,MSAの臨床試験において考慮すべき点と課題について考察する。
脳腫瘍の画像診断と病理―悪性神経膠腫における症状・画像・病理組織の多様性
著者: 岡嶋馨 , 太田善夫
ページ範囲:P.1151 - P.1157
はじめに
画像医学は近年最も発達した科学の1つであり,その進歩は特に脳の臨床医学において革命的であった。その中心はいうまでもなく1970年代に普及したX線CT,1980年代に普及したMRI*である。(*当初NMR-CTと言われていた。現在でもMRIという呼称には疑問があるがここではMRIとする。)MRIを応用した種々の撮像方法やPETでの生体の画像化は現在も進歩が続いており,わが国ではこれら装置が普及しているのが欧米に比べ大きな特徴である。
脳腫瘍の画像診断は主にMRIを用いて行われ,その手法は現在までにほぼ確立されている。その診断は腫瘍の存在や組織型の鑑別のみでなく,腫瘍の進展範囲や悪性度を予測して治療方法に応用することまでにも貢献している。脳腫瘍は多種に及ぶので本稿では高悪性度星状細胞腫(high grade astrocytoma)のみを対象に,典型例の画像診断と病理組織像・臨床症状との関連を考察する。
2012年7月公表の日本うつ病学会うつ病治療ガイドライン―作成の経緯と,概要,そして今後の方向性
著者: 小笠原一能 , 尾崎紀夫
ページ範囲:P.1159 - P.1165
はじめに
今般,日本うつ病学会は「治療ガイドライン Ⅱ.大うつ病性障害2012 Ver.1」(以下,本GL)1)を作成・公表した。学会が発表するうつ病に関するガイドラインとしては,本邦で初めてのものである。
本GLは基本的に,うつ病診療に関わる臨床医が活用することを念頭において作成したものであったにもかかわらず,公表と同時に一部全国紙で一面報道2)されるなど,予想外の注目を浴びたことには,執筆に関与したわれわれも驚くと同時に,社会全体のうつ病に対する関心の高さを再認識したところである。
本稿では,本GLの作成の経緯と狙いを中心に解説するとともに,内容の概略を紹介したい。それによって,うつ病診療に関わる臨床医である読者に本GLの理解を深めていただくとともに,それ以外の読者には現在の精神医学が日々取り組んでいる問題の一端をご紹介できればと考える。
なお,本GLは当学会ホームページ(http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/0726.pdf)から全文が入手可能である。
お知らせ
第2回 都医学研シンポジウム 脳神経疾患の臨床・研究の拠点形成による医療イノベーション フリーアクセス
ページ範囲:P.1165 - P.1165
ビッグデータのデータマイニング解析によって,思いもよらぬ事象が浮き彫りになる情報処理の発想が,近年,医学研究や医療の分野でも応用されつつあり,それに伴い,臨床研究の方法や,それにより蓄積されてくるデータやノウハウの拠点化(データベース化)が,次世代での改革につながっていく……。
本シンポジウムでは,全国規模で行われているプリオン病の調査研究,アルツハイマー病の疾患修飾療法の開発へ向けた大規模な臨床研究に加えて,主に都立病院との連携を視野に入れた非アルツハイマー病(前頭側頭葉変性症),脳腫瘍,および難治性てんかんにフォーカスを当てた病態解明の研究,診断・治療のデータベース構築とその応用について紹介します。
日 時 2012年11月28日(水) 13:30~16:15
会 場 津田ホール(JR総武線千駄ヶ谷駅)
新生児けいれんおよび関連疾患国際シンポジウム 第15回乳幼児けいれん研究会 フリーアクセス
ページ範囲:P.1174 - P.1174
正式名称(英文):
International Symposium on Neonatal Seizures and Related Conditions (ISNS)
――Cutting Edge in Seizure Detection, Management and Neuroprotection
――The 15th Annual Meeting of Infantile Seizure Society (ISS)
会 期:2013年4月12日(金)~14日(日)
会 場:順天堂大学医学部有山記念講堂ほか(東京都文京区本郷2-1-1)
原著
新規抗てんかん薬レベチラセタムの臨床効果―部分てんかん患者に対する有効性検証
著者: 山添知宏 , 藤本礼尚 , 山﨑まどか , 横田卓也 , 岡西徹 , 内山剛 , 大橋寿彦 , 田中篤太郎 , 榎日出夫 , 山本貴道
ページ範囲:P.1169 - P.1174
はじめに
レベチラセタム(levetiracetam:LEV)は既存の抗てんかん薬とは異なる化学構造を有する新規抗てんかん薬である。米国では1999年に,欧州では2000年に承認され,現在90以上の国と地域で承認・販売されている。欧州や米国においては特発性全般てんかん患者でのミオクロニー発作や強直間代発作,特発性全般てんかんである若年性欠神てんかん・若年性ミオクロニーてんかん・覚醒時大発作てんかんへのLEV併用療法の有効性が報告され1-3),成人または小児の部分発作のみならず,若年性ミオクロニーてんかんのミオクロニー発作および特発性全般てんかんにおける強直間代発作に対する他の抗てんかん薬との併用療法として承認されている。わが国では2010年7月,「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法」を効能・効果として承認された。
LEVの作用機序は完全には解明されていないものの,①神経終末のシナプス小胞蛋白2A(synaptic vesicle protein 2A:SV2A)との結合によりシナプス前神経伝達物質の放出を調節4),②神経細胞内貯蔵庫からのカルシウムイオン遊離抑制5),③神経細胞間の過剰な同期抑制作用が認められる6)など多彩な作用機序が確認されており3),既存の薬剤とは異なる特徴を有する薬剤として期待が持たれている。
わが国ではLEVに関して,発売前の国内第Ⅲ相試験(213例の多施設共同プラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験)が報告されているが7),発売後の報告は乏しい。今回,筆者らは聖隷浜松病院(以下当院)での発売当初からのLEV使用経験を報告する。
症例報告
左房粘液腫による心原性脳塞栓症の1例
著者: 畑山さや香 , 緒方利安 , 大川将和 , 東登志夫 , 井上亨 , 高野浩一 , 峰松紀年 , 田代忠 , 坂田則行
ページ範囲:P.1175 - P.1179
はじめに
左房粘液腫は最も頻度の高い心臓腫瘍であり,しばしば心原性脳塞栓症の原因となる1)。これまで左房粘液腫による脳塞栓に対し,経静脈的血栓溶解療法〔rt-PA(recombinant tissue plasminogen activator)療法〕を施行した症例は必ずしも多くない2-7)。加えて,その根治療法は開心腫瘍摘出術であるが,脳梗塞から手術までの期間の患者管理について明確な指針はない。
今回筆者らは,心原性脳塞栓症を疑いrt-PA療法を施行後,左房粘液腫による脳梗塞と診断した症例を経験した。左房粘液腫に伴う脳梗塞に対する抗血栓療法の是非を含めて報告する。
Neurological CPC
経過7年で進行性のパーキンソニズム,発語障害を呈した74歳男性
著者: 田久保秀樹 , 本間琢 , 内原俊記 , 河村満 , 横地正之 , 後藤淳 , 織茂智之 , 福田隆浩 , 藤ヶ﨑純子 , 鈴木正彦 , 星野晴彦
ページ範囲:P.1181 - P.1190
症例提示
司会(河村) 臨床のプレゼンテーションをお願いします。
臨床医(田久保) 症例は74歳男性。主訴は歩行困難と発語困難で,既往歴はなし。家族歴は,母方の祖母がいとこ婚で,実母に認知症を伴うパーキンソン症状があったと患者の奥様の証言がありますが,神経内科医が確認したわけではなく,詳しい病状はわかりません。その後,実母は膵臓癌で亡くなっています。患者の同胞は4人で,特に神経疾患に罹った方は現在までいないそうです。なお,左利きから右利きに矯正しています。
学会印象記
Peripheral Nerve Society / Inflammatory Neuropathy Consortium 2012(2012年6月24~27日,ロッテルダム)
著者: 海田賢一
ページ範囲:P.1192 - P.1193
2012年6月24日(日)~27日(水)までロッテルダム(オランダ王国)で開催されたPeripheral Nerve Society(PNS)/Inflammatory Neuropathy Consortium(INC)2012に参加してまいりました。INCはPNSのサテライトミーティングであり,ギラン・バレー症候群(GBS),慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP),多巣性運動ニューロパチー(MMN)などの免疫性・炎症性ニューロパチーのケアと治療を改善することを趣旨に,当時PNSのpresidentであったRichard Hughesによって2007年に設立されました。このINCは,隔年で開かれるPNS全体会議(PNS biennial meeting)が開催されない年に行われます。
今回は前回より参加者が多く,限られたテーマであるにもかかわらず280人強の医師,研究者が集まり,免疫性・炎症性ニューロパチーへの関心が年々高まっているように感じました。参加者の多くは欧米からですが,日本からも10人前後参加しておりました。今回のオーガナイザーはロッテルダムにあるErasmus Medical CenterのProf. van DoornとDr. Bart Jacobsでした。プログラムの企画・内容に加えて,会の進行,会場でのサービス,会員相互の情報交換・親睦などに関しても大変行き届いており,自然と参加型のmeetingになっていたと感じました。
連載 神経学を作った100冊(70)
デジュリーヌ『中枢神経系の解剖学』(1895,1901)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1194 - P.1195
デジュリーヌ(ドゥジュリーヌが原語に近い)(Joseph Jules Dejerine;1849-1917)は,現フランス領サボワの出身でスイスのジュネーブ近郊の馬車業をしていた父の下に生まれ,育った。当時イタリアはサルディニア王国のサボワ家を中心として統一の機運にあり,フランスにサボワ地方とニースを1860年に割譲し,その黙認の下に統一を果たした。サボワ地方は現フランス南東部にあり,イタリア,スイスに国境を接している。デジュリーヌが生まれた場所はサボワともジュネーブ市内のプレンパレとも言われているが,そういう事情があった。ただ,22歳までにジュネーブで学業を済ませたことは事実である。
1870年,スペインの王位継承問題を契機としてプロイセンとフランスの戦争(普仏戦争)が起こった。プロイセン軍はライン川を越えて,8月にフランスに入り,9月にはナポレオン三世をセダンで捕虜にした。その報とともにパリには革命が勃発し,共和制が宣言され,国防政府が成立した。1871年1月パリが陥落し,2月に新政府とドイツの間で平和の調印が行われた。
書評
「アクチュアル 脳・神経疾患の臨床―てんかんテキスト New Version」―福島県立医科大学医学部神経内科学講座教授 宇川義一●専門編集 東京大学大学院医学系研究科神経内科学教授 辻 省次●総編集 フリーアクセス
著者: 葛原茂樹
ページ範囲:P.1139 - P.1139
てんかんは,わが国において患者数が約100万人と推定されている頻度の高い疾患であるにもかかわらず,医学分野では比較的地味な存在であった。ところが,近年,自動車運転中のてんかん発作による交通事故発生を契機に,にわかに大きな社会的関心を集めるようになった。事故の大部分は怠薬による発作であり,きちんと服薬すれば発作の大部分はコントロール可能という成績が示されているので,最新最適のてんかん診療を学び実践することは,患者と社会に対する医師の社会的責任でもある。このような要請に正面から応えることができる指南書として,このたび中山書店から『てんかんテキスト New Version』が刊行された。
「今日の精神疾患治療指針」―樋口輝彦,市川宏伸,神庭重信,朝田 隆,中込和幸●編 フリーアクセス
著者: 佐藤光源
ページ範囲:P.1167 - P.1167
『今日の治療指針』は日常診療の実用書として既に定評があり,毎年,項目と執筆者を替えて改訂されている。しかし精神疾患のページ数と項目は限られていて,日頃出会う精神疾患の治療指針としてはかなり制約がある。
本書は,それを克服した『今日の治療指針』の精神疾患版で,一般診療に向けた具体的な治療指針が網羅されている。23章341項目で構成され,第一線で活躍中の300人を超えるエキスパートが執筆している。薬物療法と心理社会療法を組み合わせて症状を改善し,社会的機能を高めるところに精神疾患治療の特徴があるが,それを従来の『今日の治療指針』と同じスタイルで編集したことは画期的といえる。
--------------------
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1149 - P.1149
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1196 - P.1197
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1197 - P.1197
あとがき フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.1198 - P.1198
ロンドンオリンピックの17日間が終わった。始まる前は,金メダル論議が盛んであったが,終わってみればメダル獲得数の記録が話題となった。スポーツ音痴で関心が低かった私も生来の睡眠障害が幸いしてテレビに釘付けになった。恥ずかしながら選手のエピソードに触れては涙腺を緩め,数々の名場面を見て感動し,興奮し,力こぶを握りしめ,小声を出して楽しんだ。情感を司る辺縁系が活性化されたと思った瞬間に「あとがき」の宿題を思い出し我に返ってしまった。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
読者アンケート用紙 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩