はじめに
統合失調症は,思春期以降に知覚過敏などの微細な精神症状を呈する前駆期を経て,幻覚妄想状態で顕在発症し,陰性症状を伴いながら進行性の経過をたどる慢性精神疾患である。罹患率は人種,民族によらずほぼ一定で約1%と高く,その損失は本人および家族の心理的,社会的苦痛に加え,障害調整生命年(Disability Adjusted Life Years:DALYs)などにあらわされるように経済社会的損失も計り知れない。発症には複数の遺伝要因と環境要因が複雑に絡み合うと考えられているが,病因はいまだ明らかではない。このため,中間表現型解析や適切な動物モデルを用いた研究の必要性が喚起されている。
近年では,分子遺伝学・神経生理学手法の飛躍的な進歩や脳画像解析技術の目覚ましい発展により,統合失調症の分子病態が次々と明らかにされている。2010年『Nature』誌巻頭言では,「A decade for psychiatric disorders」として1),従来の研究手法に加え,心理社会的支援など多方面からのアプローチによって,科学的根拠に基づいた早期支援や発症予防を目指す新たな局面に移っているとしている2)。本稿では,近年の統合失調症研究における主要な研究成果を概説し,今後の展望を議論した。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩64巻2号
2012年02月発行
雑誌目次
特集 生物学的精神医学の進歩
統合失調症の生物学的研究
著者: 笠井清登 , 吉川茜 , 夏堀龍暢 , 小池進介 , 永井達哉 , 荒木剛 , 西村幸香 , 岩本和也
ページ範囲:P.109 - P.118
気分障害研究の最近の進歩
著者: 加藤忠史
ページ範囲:P.119 - P.129
はじめに
近年,気分障害の研究は急速に進歩しており,全領域における最近の進歩をすべて総説することは不可能に近い。そこで本稿では,まず,2010年以降に主要雑誌にどのような気分障害の論文が出版されているかを概観したのち,これらの論文を中心に,必要に応じて関連論文を引用しながら,それらをこれまでの研究の流れの中に位置づけつつ,今後の方向性についても考えてみたい。
まず,PubMedで2010年以降に主要雑誌に掲載された気分障害の論文を調べ,分類してみたところ(Fig.),生物学的研究ではゲノム研究が最も多く報告されており,これに次ぐのが脳画像,死後脳,動物モデルであった。
不安障害
著者: 井上猛 , 小山司
ページ範囲:P.131 - P.138
はじめに
1980年にアメリカ精神医学会の診断基準であるDSM(diagnostic and statistical manual of mental disorders)-Ⅲが登場し,従来の神経症の大部分が不安障害と診断されるようになった。それ以来,DSM診断をもとに種々の不安障害亜型(主にパニック障害,全般性不安障害,社会不安障害,強迫性障害,外傷後ストレス障害)についての大規模な偽薬との二重盲検比較試験が行われ,2000年までに古典的な抗不安薬であるベンゾジアゼピン系抗不安薬のみならず,三環系抗うつ薬,モノアミン酸化酵素阻害薬,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI),セロトニン1A受容体アゴニストが種々の不安障害に有効であることが明らかになった1)。さらに,DSMによる不安障害診断をもとにさまざまな生物学的マーカー(神経伝達物質,内分泌,画像)の探索,遺伝についての大規模な研究が行われ,多くのエビデンスが蓄積された2-4)。
2000年以降10年間の不安障害に関する生物学的精神医学研究の進歩は,動物実験による不安・恐怖の神経回路の詳細な解剖学的・機能的解明と,不安あるいは不安障害の画像研究の知見であろう。2000年以降は不安障害の治療学の進歩は少ないが,新しい作用機序の薬剤の有効性がいくつか報告されている。本稿では,不安・恐怖の神経回路と不安障害の画像研究についての最近10年間の進歩を詳しく紹介したのち,遺伝研究と治療の進歩についても紹介したい。
発達期精神障害―発達障害を中心に
著者: 久島周 , 岡田俊 , 尾崎紀夫
ページ範囲:P.139 - P.147
はじめに
DSM-IV-TR(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders Fourth Edition, Text Revision)では,発達期精神障害,すなわち幼児期,小児期,青年期に初めて診断される障害として,知的障害,学習障害,運動能力障害,コミュニケーション障害,広汎性発達障害,注意欠如・多動性障害(attention-deficit hyperactivity disorder:ADHD)および破壊的行動障害,幼児期または小児期早期の哺育・摂食障害,チック障害,排泄障害,幼児期・小児期・青年期のその他の障害が含まれる。診断される時期に基づいてカテゴリー化されているため多様な障害を含むが,有病率の高さからすれば,現在,発達障害と総称されている障害が主要なものである。
発達障害には明確な定義はないが,脳機能の相違によって認知・行動面の偏りを生じ,そのために日常生活に困難をきたす状態をいう。発症因としては,多因子疾患の中では遺伝因子が比較的高いが,胎生期,周産期,出生後早期などの環境因子の関与も示されている。遺伝因子と環境因子の相互作用の分子基盤として,遺伝子のエピジェネティックな変化が発達障害の発症に寄与していることを示唆する知見も,近年報告されている。
本稿では,発達障害の診断とその病態上の位置づけについて述べたうえで,遺伝子研究,画像研究の最新の知見を展望し,今後の研究の方向性について論じることとする。
認知症―AD-FTDスペクトラムを中心に
著者: 武田雅俊
ページ範囲:P.149 - P.161
はじめに
認知症は,記憶障害と判断力障害のために,職業上および日常生活上に著しい障害を呈する疾患と定義される。認知症の患者数は,全世界で2,430万人で,毎年460万人の新しい患者が発生している1)。認知症は,その患者数の多さ,障害の大きさ,罹病期間の長さからみて,人類が取り組むべき「最大の悪性疾患」とも言える。わが国において,現時点での認知症患者数は約150万人であるが,平均余命の延長とともに増加し続けており,2050年には350万人に達すると見込まれる。
認知症は,生物学的精神医学にとって重要な疾患の1つであることは言うまでもない。また,今後も認知症は,生物学的精神医学および精神医学全体にとって重要な疾患であり続けるであろう。その理由は,①わが国の認知症患者がこれからも増加し続けること,②認知症は,冒頭に掲げた定義(下線部)に示されるように,生物学的視点だけでは不十分であり,認知症の心理・社会的要因への理解が求められることにある。本稿では,このような認知症全体への精神医学の関与について述べた後に,代表的な認知症である,アルツハイマー病(Alzheimer disease:AD),前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia:FTD)について概説する。
アルコール・物質依存
著者: 土田英人 , 西村伊三男 , 福居顯二
ページ範囲:P.163 - P.173
はじめに
アルコールは精神および身体依存を呈する,代表的な依存性薬物の1つである。従来,わが国において「依存症」と言えば,アルコール,覚せい剤,有機溶剤といったものが主流であった。しかし,国際化の影響もあって,90年代あたりから覚せい剤をはじめ各種依存性薬物が大量に密輸され,依存性薬物の種類も,大麻,コカイン,LSD(lysergsäure diäthylamid)やMDMA(3,4-methylenedioxy-methamphetamine)など多様化してきた。最近では,有機溶剤と覚せい剤あるいはアルコール・睡眠導入剤などとの多剤乱用の事例も増加しており,社会的にも精神科医療的にも多大な影響を与えている1)。また,依存性薬物の多くは,その摂取により意識の変容や幻覚・妄想症状などの種々の精神症状を惹起するため,使用時の事故・犯罪も多く,司法精神医学とも密接な関連がある。すなわち,薬物乱用・依存の問題は医学モデルのみにとどまらず,社会経済や政策などの領域とも広く関わりが認められるところである。
近年,依存性薬物に共通の精神依存のメカニズムや,依存性薬物の長期使用によって脳内に器質的変化をもたらす神経毒性のメカニズムも検索されてきたが,いまだ十分とは言えない。薬物依存の予防および治療においてそのメカニズムを探索し解明することは,個人のみならず社会においても非常に重要な課題である。
また,幻覚・妄想を中心とする精神症状が,統合失調症などの精神疾患と依存性薬物に共通してみられることから,依存性薬物投与モデル動物を用いた症状メカニズムの解析が精神疾患の病態解明につながると期待されている。例えば,覚せい剤を摂取した時にみられる幻聴や被害妄想は統合失調症の陽性症状と酷似している。動物においては,移所運動や常同行動などの異常行動や興奮状態を惹起させ,また覚せい剤の反復投与による逆耐性現象やドパミン受容体遮断作用を持つ抗精神病薬による拮抗作用も明らかとなり,陽性症状を主体とする統合失調症の病態モデルとしての位置づけがなされてきた。また,フェンサイクリジン(phencyclidine:PCP)は,幻覚・妄想といった陽性症状のみならず自閉や感情の平板化といった陰性症状もみられることから,より包括的な統合失調症モデルと考えられている。このことからCarlssonらは,線条体におけるドパミン-グルタミン酸の不均衡が統合失調症の生物学的成因の1つではないかとの仮説を提唱している2)。すなわち,皮質(グルタミン酸)-線条体(gamma-aminobutyric acid:GABA)-視床(グルタミン酸)-皮質のフィードバックループを想定し,このループと黒質線条体ドパミン系との相互作用により陽性症状あるいは陰性症状が発現することが推定され,現在もその検証が進められている。さらに,統合失調症類似の病態を示す薬物は覚せい剤やPCPばかりではない。マリファナの長期摂取や有機溶剤乱用により生じる動因喪失症候群は,脳器質性障害の後遺障害や統合失調症の陰性症状に類似しており,これらの病態にある共通した責任部位ないしメカニズムが考えられる。
本稿では,薬物依存形成メカニズムにおける共通の基盤の1つである脳内報酬系と,分子レベルでみた依存形成過程のメカニズムについて概説し,さらに最近のエピジェネティクスに関する研究について主にコカインとアルコールで得られた知見を中心に紹介したい。
総説
心理現象・精神症状の脳機能と近赤外線スペクトロスコピィ(NIRS)
著者: 福田正人
ページ範囲:P.175 - P.183
Ⅰ.自然な状態の脳機能と近赤外線スペクトロスコピィ(NIRS)
1.心理現象・精神症状と自然な状態の脳機能研究の重要性
心理現象や精神症状は,脳機能により担われている。その解明に用いられる脳機能画像検査法のfMRIなどは大規模な装置で,被検者はガントリーに仰臥位となり検査を受ける。したがって得られる結果には,検査室という特殊な環境,騒音やそれを防ぐ装具の着用,仰臥位という姿勢など,被検者が日常生活とは異なる状況と状態に置かれた影響が含まれると考えられる。
日常経験から類推すると,そうした影響は視覚や聴覚などの遠感覚や注意や記憶などの認知機能については比較的少なく,体性感覚や味覚などの近感覚や情動や意欲などの情意機能については大きいと予想できる。例えば,情動には闘争/逃走の判断という動物にとっての重要な機能があり,そのため情動と姿勢は密接に関連し相互に影響を与え合う。心理現象や精神症状は情意の機能と関連が深いので,その脳機能を検討する際に自然で日常生活に近い状況と状態で検査ができれば,fMRIなどではとらえにくい結果が得られる可能性がある。動物における社会性の脳機能については,そうした自然な状況での研究の重要性が注目されている1)。
原著
血小板ADP凝集能亢進と無症候性脳梗塞の相関に関する検討
著者: 小野健一郎 , 有本裕彦 , 城谷寿樹
ページ範囲:P.185 - P.189
はじめに
症候性虚血性脳卒中において,アテローム血栓性梗塞や一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)では血小板凝集能が亢進しており1,2),ラクナ梗塞では凝集能亢進を認めないとする報告がある2,3)。しかし,非心原性であれば抗血小板薬の再発予防効果が確認されている4)。
一方,画像診断の進歩に伴い,無症候性脳梗塞の発見頻度が増えるにつれ,その危険因子や対処法が議論されてきた。年齢と高血圧はおおむね危険因子として意見が一致し5-8),その他,喫煙6),頸動脈狭窄5,7),糖尿病8),ホモシステイン血症5,7)などが挙げられている。無症候性脳梗塞自体が将来の脳卒中発症の危険因子であることから5,6,8),おのずと前述の危険因子のコントロールが予防となる。無症候性脳梗塞に対する抗血小板療法の脳梗塞予防に関する高いエビデンスはない9)。しかし,無症候性脳梗塞では大血管病変を有する群において,アデノシン二リン酸(adenosine diphosphate:ADP),アラキドン酸(arachidonic acid:AA)による血小板凝集の亢進10)や,正常対象と比べコラーゲン最大凝集率が亢進したとする報告11)がある一方,β-トロンボグロブリン,血小板第4因子といった血小板因子活性は有意差がなかったという報告もあり12,13),検討が十分なされているとはいえない。今回われわれは,比較的多数の症例で,血小板ADP凝集能が無症候性脳梗塞に影響する程度を,ほかの危険因子と比較検討することを目的とした。
このヒトに聞く
電気生理学の頂から神経内科を想う
著者: 木村淳 , 中野今治
ページ範囲:P.191 - P.200
今回は電気生理学の泰斗である木村 淳氏にご登場いただいた。世界神経学会の前理事長としてもご活躍された木村氏は「自分は“医者”じゃないなと思っていました」と笑って言ってのける。本対談では,普段より木村氏と懇意にされているという中野今治氏をインタビュアーに迎え,木村氏がご経験された電気生理学の歴史だけでなく,日米医療教育の違いやご自身の人生哲学まで,多岐にわたってお話しいただいた。(2011年6月8日収録)
Neurological CPC
急性の精神病様症状で発症し,痙攣重積を繰り返した16歳女性例
著者: 平井利明 , 福田隆浩 , 鈴木正彦 , 横地正之 , 河村満 , 後藤淳 , 織茂智之 , 藤ヶ﨑純子
ページ範囲:P.201 - P.208
症例提示
司会(鈴木) それでは,症例提示をお願いします。
主治医 (平井) この症例は,タイトルにあるように急性の精神病様症状で発症して,いろいろな鑑別を考えながら治療したのですが,完全に袋小路に入ってしまって,何がどうなって進んだのかもよくわからないまま亡くなられました。病理解剖の結果,まさかという結果が出てきまして,自分自身とても勉強になりました。
学会印象記
2011 International Neuropsychological Society Mid-year Meeting (2011年7月6~9日)
著者: 緑川晶
ページ範囲:P.210 - P.211
国際神経心理学会(International Neuropsychological Society:INS)は,約70の国や地域から集まった5,500人以上の会員から構成される組織で,年に2回,冬と夏に国際会議を開催している。冬の年次総会は北米の都市を中心に開催され,夏の会議は中間会議と称して世界各地で開催されている。これまでにも,2008年はアルゼンチン,2009年はフィンランドとエストニア,2010年はポーランドというようにそれぞれの国の関連組織が受け皿となり,INSと共同で開催されてきた。今回は,オーストラリア地域の神経心理学関連組織であるAustralian Society for the Study of Brain Impairment(ASSBI)とINSとの共同開催で,ニュージーランドのオークランドにて7月6~9日に開催された。
ニュージーランドで驚かされたことの1つが,飛行機の搭乗時に流される非常用設備の案内ビデオである。レオタード姿の男性が踊りながら設備の案内をしていたが,日本では確実に苦情が出ることだろう。あまりにも馬鹿げていて,普段は見逃すような内容にかえって注目してしまった。
連載 神経学を作った100冊(62)
ガワーズ『脊髄疾患の診断』(1880)
著者: 作田学
ページ範囲:P.212 - P.213
ガワーズ(William Richard Gowers; 1845-1915)(Fig.1)1)は,英国ロンドン北郊のハックニーの靴屋の息子として生まれた。11歳のときに父を亡くしたが,地元の学校に15歳まで通った。16歳のときにエセックスで開業していたトーマス・シンプソン医師のもとで2年間の徒弟修行をした。1863年にここを去り,ロンドンのUniversity College Hospitalに医学生として入り,1867年にM.R.C.S.の学位を取った。ガワーズはジェンナー(William Jenner; 1815-1898)の助手兼秘書として,さらに医学の勉強を続け,1870年にM.D.の学位を取り,この年にクイーン・スクエア(National Hospital for the Paralysed and Epileptic)に雇用された。1876年には『Quain's Anatomy』の第8版の中枢神経の部を編集した。1879年に2冊の神経学関係の著作を出版した。眼底鏡図譜と仮性肥大型筋麻痺についての書籍である。1880年には本稿に紹介する脊髄疾患の診断を出版した。1881年にてんかんと他の慢性痙攣性疾患3),1885年に脳疾患の診断講義4),1886年に神経系疾患の手引書第1巻,1888年には第2巻が,そして1907年にてんかんの境界性疾患と治療が刊行された。この間に300を超える論文も書き,すばらしく生産的な一生を送った。1915年5月4日に肺炎で亡くなった。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.209 - P.209
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.214 - P.215
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.215 - P.215
あとがき フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.216 - P.216
東京から大阪へ戻る新幹線で,ぼんやりとガラス越しの景色を眺めることが多い。明るい昼間の次々に移ろう景色も好きだが,夜中の景色も何かしら心が落ち着く。ウトウトしていたら雨が降ってきた。車窓の雨で「さすが新幹線」と思うのは水平に移動する水滴を眺めるときだ。別に家路を急ぐわけでもないが,水滴が斜めになると減速したのかと心配までしてしまう。
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基本情報
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バックナンバー
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76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
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特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
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特集 きちんと説明ができますか?
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75巻11号(2023年11月発行)
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75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
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75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
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75巻4号(2023年4月発行)
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75巻3号(2023年3月発行)
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75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
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72巻10号(2020年10月発行)
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72巻9号(2020年9月発行)
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72巻8号(2020年8月発行)
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72巻6号(2020年6月発行)
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72巻4号(2020年4月発行)
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72巻3号(2020年3月発行)
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72巻2号(2020年2月発行)
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71巻9号(2019年9月発行)
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71巻8号(2019年8月発行)
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71巻7号(2019年7月発行)
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71巻6号(2019年6月発行)
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71巻5号(2019年5月発行)
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71巻4号(2019年4月発行)
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71巻3号(2019年3月発行)
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71巻2号(2019年2月発行)
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70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
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70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩