特集の意図
現在のイメージングによる高次脳機能研究では,他の医学の発展形式とは逆の流れがみられる。つまり,基礎研究が花開いて臨床応用につながるのではなく,臨床技術の応用によって,高次脳機能の解明が進んでいる。本特集では,その流れに注目し,てんかん外科手術の術前検査として行われている,侵襲性の高い高次脳機能イメージングを応用した手法を中心に,最近の高次脳機能イメージング研究の新展開を紹介する。最後に,非侵襲的な脳機能イメージングの中でも目が離せないNIRSによる新しい知見も取り上げた。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩64巻9号
2012年09月発行
雑誌目次
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.977 - P.977
皮質-皮質間誘発電位を用いたヒト大脳皮質間結合の探索
著者: 松本理器 , 國枝武治 , 池田昭夫
ページ範囲:P.979 - P.991
はじめに
皮質間ネットワークは,てんかん焦点からの発作発射の脳葉内・間の投射の理解に重要であると同時に,システムとしての高次脳機能の発現に深く関わる。システムとしての脳機能の解明には,各々の大脳皮質領野の皮質機能に加え皮質領野間のネットワークの理解が必須となる。ヒトの脳については21世紀に入るまでは,19世紀末にマクロの病理所見から得られた長・短の連合・交連線維の存在がその知見の中核をなしてきた。近年,拡散強調画像の進歩により,大脳白質の水分子の拡散異方性を応用した白質線維追跡法(diffusion tensor tractography:DTT)が考案され,連合・交連線維を生体脳で可視化(“in vivo dissection”)することが可能となり,機能的脳神経外科の錐体路・弓状束の術前評価などに臨床応用されつつある1,2)。これはサルで用いられる侵襲的なトレーサーの手法によって得られる情報に匹敵する可能性を示す。
しかしこの方法では,皮質直下では線維が細くなり信号雑音比が低下するため,“tract”として同定された線維束を特定の皮質にまで追跡するのは困難であり,焦点皮質からのてんかん性放電の伝播様式や高次脳機能を担う皮質間ネットワークといった,特定の皮質領野間における皮質間結合の探索への応用には限界がある。筆者らは,てんかん外科の術前評価のために留置した硬膜下電極からの単発皮質電気刺激を用いて,皮質-皮質間伝播(cortico-cortical propagation)と判断される短潜時の誘発電位(皮質-皮質間誘発電位cortico-cortical evoked potential:CCEP)を隣接・遠隔皮質から記録することにより,皮質領野間のネットワークを機能的にin vivoで調べる手法を報告し,臨床応用してきた3,4)。単発皮質電気刺激は皮質間結合の同定法としてだけではなく,英国のAlarconら5)を中心にてんかん原性の評価にも応用が開始され,この10年の新たな侵襲的神経生理学的検査として注目されている。
本総説では,CCEPの方法,本手法による脳機能ネットワークの同定,てんかん焦点の興奮性の変容につき概説する。
皮質電気刺激―言語野の同定
著者: 鈴木匡子
ページ範囲:P.993 - P.999
はじめに
皮質電気刺激による脳機能マッピングの歴史は長い。19世紀末に,難治性てんかんに対する手術においてヒトでの皮質電気刺激が始まった1)。言語機能に関しては,1935年にJefferson2)が角回の電気刺激により失語症状が誘発されたと記載しているのが最初と考えられる。その後,Penfieldら3)は,術中の皮質電気刺激により誘発される症状を多くの症例で詳細に記述し,その手法を広めた。
現在では皮質電気刺激による脳機能マッピングは,個々人における機能野を同定する最も信頼し得る方法の1つとして臨床的に使われている。この手法が安全に行えるようになった結果,以前は術後の機能障害のため切除不能と考えられていた部位を手術することが可能となってきた。術後の機能障害を最小限にするため,各国で皮質電気刺激による機能マッピングが行われている。最近,わが国でも覚醒下手術における皮質電気刺激を用いた機能マッピングのガイドライン4)が発表された。
一方,言語機能の神経基盤に関しても,皮質電気刺激によるマッピングはさまざまな知見をもたらしてきた。言語ネットワークの個体による多様性は,皮質電気刺激による個々人のマッピングで明瞭に示された5)。また,白質の電気刺激により言語領野を結ぶ神経線維束の働きが直接的に確認されるようになってきた6-11)。
脳皮質電位と機能的MRIによる言語・記憶機能ダイナミクス
著者: 鎌田恭輔 , 國井尚人 , 広島覚 , 太田貴裕 , 川合謙介 , 斉藤延人
ページ範囲:P.1001 - P.1012
はじめに
ヒト高次脳機能は,複数の脳領域活動が複雑に連動しているものと考えられている。脳は機能ダイナミクスが複雑であるため,生物の単一臓器として唯一,“脳-科学(neuroscience)”という探求すべき科学分野として注目されている。そこには臨床医,基礎医学者,さらに工学系などの異なるバックグランドを持つ科学研究者が集い,さまざまな手法を用いて脳機能解析に挑んでいる。
そのアプローチ法は侵襲的手法と非侵襲的手法に分かれるが,特にヒト脳機能局在方法としては,主に患者を対象とするため,臨床的目的で確実なマッピング法である侵襲的手法がゴールドスタンダードとなっている。この侵襲的手法は開頭して直接脳皮質を電気刺激する脳皮質電気刺激法(electrocortical stimulation:ECS)が代表的である。また,難治性てんかん患者において焦点同定のために硬膜下電極を留置して,異常脳発射源の同定,ECSによる機能マッピングを行う試み,さらに近年ではさまざまな認知課題を行いながら脳皮質電位(electrocorticography:ECoG)を計測する認知ECoG研究が報告されている。ECoGは従来の脳波とは異なり脳深部の電位や60Hz以上の高周波成分の検出も可能になった1-4)。その一方で,侵襲的手法から非侵襲的手法の代表である機能的MRI(functional magnetic resonance imaging:fMRI)とECSとの比較検討も散見されるようになりつつあるが5,6),いまだ十分な結論は得られていない。臨床研究で培われた検証手法を,基礎科学に応用できるようにより侵襲の少ないものにし両者の橋渡しを目指すことは,neuroscienceの今後の発展に寄与するものと考えられる。
ECSによる脳機能マッピングの代表的な仕事は1954年にPenfieldとJasperらにより行われ,一次運動・感覚野における詳細な機能局在は大脳皮質小人間像(cortical homunculus)として広く知られている7)。その一方で本手法は開頭術が必要であり,また電気刺激は常に痙攣発作誘発のリスクがあるため,いまだに適応は極めて限られている。また,電気刺激強度,認知課題の選択,検査時間の制限なども本手法をより困難なものにしている。
近年は硬膜下電極より計測したECoGから,さまざまな脳信号抽出法が試みられている。Croneら1),Towleら8)は10例ほどの患者の限定した脳領域において,文字読み課題ECoGで80Hz程度の高周波成分(γ帯域)変動の報告をした1,8)。彼らはγ成分増加領域にECSを行うことによって発語停止を誘発することで,γ帯域の臨床的重要性を示唆した。しかし,いまだに非侵襲的脳機能画像との比較はほとんどなく,ECoG計測,ECSにおいて,言語,記憶などの複数の高次認知課題は用いていないため高次脳機能ネットワークの解明には言及していない。
臨床用1.5T装置で行うことができるfMRIは,比較的簡便に,かつ高い信号・雑音比を有する信号を得ることができる。これにより単純な運動,視覚などの一次脳機能に加え,言語など高次脳機能の局在研究に応用されるようになった9)。fMRIは主に脳組織内血流の変化に伴う酸化ヘモグロビン/還元型ヘモグロビン比(blood oxygenation level dependent:BOLD)を捉えているため,電気的な脳活動を直接反映しているわけではない。PET,NIRSもfMRIとは感度や時間分解能の違いはあるが,原理的には脳血流変化に基づいた信号を捉えている。
本稿では頭蓋内電極留置下の患者にさまざまな課題を行うことで,運動,言語関連,記憶関連機能の画像化を試みた例を紹介する。個々の患者において行った課題,提示刺激で誘発されたECoGの時間的・空間的広がりのパターン化を行った。特に記憶関連ECoGの有無と手術による記憶障害出現程度について比較した。また,電極留置前に行った認知関連課題fMRIとECSの結果との比較により,その精度,信頼性に関する検討も行った。
さらに複数の自動判別関数を用いて課題別ECoG反応のクラス分けに応用し,より効率的な脳信号の抽出を試みた。また,患者間で留置電極位置にばらつきがあるため,標準脳にECoG電極位置座標を変換・重畳した。これにより標準脳上に高解像度のECoGの時間的変化過程を描画した。これらを組み合わせることにより,言語,記憶機能野の同定,および典型的な認知ECoG反応ダイナミクスを解析する方法を開発したので報告する。
てんかん外科治療における高次脳機能イメージングの役割
著者: 川合謙介
ページ範囲:P.1013 - P.1022
はじめに
脳科学研究の目的は,ヒトの脳がいかに機能するかを解明し,さらに得られた知見を脳神経疾患の治療に役立てることである。高次脳機能イメージングも,脳科学研究に用いられるのみでなく,神経疾患の臨床においても欠くことのできない存在となっている。
てんかんは,患者の年齢が生下時から高齢までと幅広く,患者数の多い神経疾患である。てんかんの診断治療と脳科学との関わりには長い歴史があるが,最近の高次脳機能イメージングは,てんかんの診断治療の中でも特に外科治療の術前検査における意義が大きい。
本稿では,実際の症例を提示して,てんかん術前検査における高次脳機能イメージングの意義を検討したうえで,各検査について概説する。
近赤外分光脳機能計測の現状と展望―臨床応用研究,認知神経科学からの知見
著者: 皆川泰代
ページ範囲:P.1023 - P.1032
はじめに
今世紀に入って現在までの10年ほどの間に多チャンネルの近赤外分光法(near-infrared spectroscopy:NIRS)は,高次脳機能研究においてその特徴を活かした新しい研究を展開してきた。その内容は認知神経科学をはじめとして脳神経医学,精神医学,リハビリテーション医学,薬理学と多岐にわたる。本稿ではそれらNIRSの特性を活用した研究の潮流,それらの新しい研究が提供してきた知見,臨床における活用法について概説する。研究の中で浮かび上がってきた問題,今後取り組むべき課題についても適宜触れる。
紙幅が限られているため,すべての領域について詳述はできないが,本稿ではとりたてて本特集のトピックに相応しいヒトの高次脳機能の最たる例,「言語脳機能」に着目し,言語機能を支える脳内基盤の発達について得られた最新の知見を中心に述べる。具体的には,乳児を対象にしたNIRS研究が示してきた生後1~2年内の音声処理機能についての大脳半球の側性化の過程,そして乳児の安静時の脳結合,音声言語処理に関わる脳機能結合の研究を紹介する。ヒト発達初期における言語の脳機能や側性化に関する知見は,成人の言語脳機能の先駆体としての脳内機構ばかりでなく,最も神経細胞やシナプスが豊富な時期の柔軟な脳の可塑的変化をも示し,ヒトの大脳に秘められた大いなる潜在能力を改めて認識させてくれる。
特別鼎談
ウィルソン病100年
著者: 神田隆 , 児玉浩子 , 廣瀬源二郎
ページ範囲:P.1035 - P.1046
本年は,ウィルソン(Samuel Alexander Kinnier Wilson;1878-1937)が後にウィルソン病と呼ばれることになる進行性レンズ核変性症を『Brain』誌に発表してから,ちょうど100年にあたる。ウィルソン病の発見は,錐体外路疾患という概念の発見であるとも考えられ,1つの疾患が定義された以上の意味を持つ。そこで本誌はこの100年間の流れを総括すべく鼎談を企画した。ウィルソンの人物像から,ウィルソン病および錐体外路疾患の歴史,現在,ウィルソン病に対する治療がどこまで進んでいるのかまでお話しいただいた。
総説
混合型認知症の診断と治療
著者: 羽生春夫
ページ範囲:P.1047 - P.1055
はじめに
アルツハイマー病(Alzheimer's disease:AD)と血管性認知症(vascular dementia:VaD)は老年期の代表的な2大認知症であるが,前者は変性疾患として後者は脳の循環障害として臨床病理学的には対極に位置し,典型例に限れば鑑別は難しくない。ところが,日常の臨床では,脳血管障害を伴うADは稀ではなく,一方VaDと診断されても背景にAD病変が潜在し,臨床像や経過を修飾している症例は少なくない。特に,高齢者では純粋なADやVaDはむしろ少なく,このような合併例または混合型といわざるを得ない症例が多いのが実情といえる。しかし実際に,その臨床診断は難しく,少なくとも臨床所見や経過だけから正しく診断することは困難である。また,混合型認知症の治療や対応については必ずしもコンセンサスが得られているわけではない。
そこで本稿では,混合型認知症の診断と治療を中心に現状の問題点を含めて概説する。
7テスラMRIによる脳神経画像診断の新しい展開
著者: 佐々木真理 , 工藤與亮 , 上野育子 , 椛沢宏之 , 松田豪
ページ範囲:P.1057 - P.1062
はじめに
MRIの進歩はとどまるところを知らず,超高磁場7テスラ(T)MRI(1Hの共鳴周波数:300MHz)の時代がいよいよ始まろうとしている。ヒト用7T MRIは世界で約40台が稼働しており,本学にも国内で2台目の7T装置(MR950,GE Healthcare)が導入され,2011年4月より稼動を開始した。本稿では7T MRIの特徴と今後の可能性について,われわれの初期経験を交えて概説する。
症例報告
89歳高齢発症の単純ヘルペス脳炎―アシクロビル投与で寛解したが,2カ月後再発し死亡した1例
著者: 鈴木馨 , 庄司紘史 , 本藤良
ページ範囲:P.1063 - P.1068
はじめに
単純ヘルペス脳炎(herpes simplex encephalitis:HSE)高齢発症例の報告が増加傾向にある。筆者らは脳梗塞後左半身麻痺,寝たきり状態の89歳女性で,調べ得た範囲において国内最高齢のHSE例を経験した。アシクロビル(acyclovir:ACV)点滴でいったん寛解したが,治療終了2カ月後に再発し,再発時もACVを投与したが改善なく死亡した。その経過について報告し,若干の考察を加える。
痙攣重積後に一側大脳皮質の広範な萎縮と選択的神経細胞壊死を呈したレヴィ小体型認知症の1剖検例
著者: 岩崎靖 , 森恵子 , 伊藤益美 , 三室マヤ , 吉田眞理
ページ範囲:P.1069 - P.1074
はじめに
痙攣重積後に大脳皮質の広範な神経細胞脱落とグリオーシスを呈する病態は選択的神経細胞壊死(selective neuronal necrosis)と呼ばれ,低酸素脳症による大脳皮質の層状壊死(laminar necrosis)や脳循環不全による汎壊死(pan-necrosis)とは病理学的に区別される1,2)。臨床所見や画像所見に関する報告は多いが3,4),発症機序については不明な部分も多い。
筆者らは痙攣重積後に一側大脳皮質の広範な萎縮と変性像,対側小脳半球皮質に斑状の変性像を呈し,選択的神経細胞壊死の慢性期変性像と考えられたレヴィ小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)の1剖検例を経験したので,臨床経過や病理学的所見を対比検討し,文献的考察を加えて報告する。
ポートレイト
サロモン・ハキム―正常圧水頭症への功績
著者: 稲富雄一郎
ページ範囲:P.1075 - P.1078
はじめに
多くの水頭症では頭蓋内圧が上昇している。しかし水頭症の中に,頭蓋内圧が正常である一群が存在する。そのような一群,すなわち正常圧水頭症(normal pressure hydrocephalus:NPH)は,いわゆる三徴と称される歩行障害,認知症,排尿障害をきたし,画像上脳室の拡大を呈する症候群である。
しかし本症候群が認知され,その患者にシャント手術という福音がもたらされるためには,一人の傑出した医師の登場が不可欠であった。本稿ではこの正常圧水頭症の病態解明,さらにその最も重要な治療法であるシャント術の開発に多大な功績を残した脳神経外科医,サロモン・ハキム(Salomón Hakim)の生涯を紹介する。
なお,本稿は文献1)に挙げたWallensteinの論文に負うところが大である。同論文引用(本稿ではその箇所の提示は割愛する),および拙著出版に際しては,出版社Wolters Kluwer社と筆頭著者Matthew B. Wallensteinの承諾を得た。このWallenstein論文はハキムをはじめ主要な関係者へのインタビューも含め,実に痛快この上ない内容であり,是非一読をお勧めする。
学会印象記
16th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders(2012年6月17~21日,ダブリン)
著者: 宇川義一
ページ範囲:P.1080 - P.1081
MDS(The Movement Disorder Society)の学会に出席していつもまず感じるのは,時間の経過である。この学会の前身となるヨーロッパでの学会の第1回大会は,ローザンヌで開催された。今は亡き故マースデン教授が音頭をとって始まった。そのとき,私はロンドンへの留学の交渉でマースデン教授と話をすることになっていた。学会の重鎮である教授と話す機会を持つことが難しかった記憶がある。25年以上前のことである。この間の運動異常に関する研究の進歩はめざましいもので,本学会でも疾患の病態,分子生物学に基づく機序や新しい治療に関する講演が数多く見かけられる。これに対して,生理学に関する講演がめっきり減った感じがあり,生理を専門にする筆者にとっては複雑な心境であるとともに,気が引き締まる思いである。ローザンヌの大会ではジーパン姿で,振戦の生理の話をしていたロスウェル教授が学会の執行部になり,日本の梶(龍兒)先生と一緒に運動障害への感覚系の関与という生理に関する講演をしていた。
今回の学会はダブリンで開催された。ダブリンには一度他の学会で訪れたことがあり,特に準備もなく,ホテルの位置・学会場の位置など確認せずに訪問したが,行きの飛行機の中で場所を確かめて,愕然とした。学会場は市の中心部から少し離れたところであり,『地球の歩き方』の地図には記載されていなかった。また,予約したホテルも学会場のそばであるが,案の定地図に出ていなかった。方向感覚のなさに自信のある私は一人旅であり一気に不安になった。結局,同じ飛行機に横地先生ご夫妻がおられ,頼れる相手を見つけて安心した次第である。
連載 神経学を作った100冊(69)
フルニエ『梅毒に起因する脊髄癆』(1882)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1082 - P.1083
フルニエ(Jean-Alfred Fournier;1832-1914)は1832年3月12日にパリで生まれた(Fig.1)。1852年にパリの大学を卒業し,オピタル・デュ・ミディでリコール(Philippe Ricord;1800-1889)のもとアンテルヌとして働き始めた。リコールは梅毒と淋疾が異なること,梅毒の期別の進行様式を明らかにしたことで知られている。1867年に学位を取り,オテル・デューのグリソール(Augustin Grisolle;1811-1869)のもとで働いた。1876年にサン・ルイ病院で最初はシェフ・ドゥ・セルビス(部長)として,やがて1879年に皮膚病と梅毒の教授に選ばれた。また,Société française de prophylaxie sanitaire et morale(公衆衛生・道徳予防医学会)の設立にもあずかった。彼の努力によってサン・ルイ病院はフランスにおける性病研究の中心となり,多数の症例をもとに次々と業績を発表していった。
1879年に『脳の梅毒』1),1882年には本書『梅毒に起因する脊髄癆』2),1885年に『梅毒に起因する脊髄癆の前失調期』3),1890年には『梅毒と結婚』第2版を著した4)。このほかにも『梅毒の治療』,『遺伝性遅発性梅毒』,『梅毒概論』の著作がある。
お知らせ
第6回レビー小体型認知症研究会(レビー小体発見100周年記念大会) フリーアクセス
ページ範囲:P.999 - P.999
日 時 2012年11月10日(土)
会 場 新横浜プリンスホテル(横浜市港北区新横浜3-4 Tel:045-411-1111)
Neurorehabilitation in Okayama, 2013 フリーアクセス
ページ範囲:P.1032 - P.1032
会 期 2013年2月16日(土) 第2回日韓ニューロリハビリテーションカンファランス(2nd Japan-Korea NeuroRehabilitation Conference)
2013年2月17日(日) 第4回日本ニューロリハビリテーション学術集会
会 場 岡山コンベンションセンター ママカリフォーラム(岡山市北区駅元町)
STROKE2013 フリーアクセス
ページ範囲:P.1055 - P.1055
会 期 2013年3月21日(木)~3月23日(土)
会 場 グランドプリンスホテル新高輪〔東京都港区高輪3-13-1 Tel:03-3442-1111〕
書評
「てんかん学ハンドブック 第3版」―兼本浩祐●著 フリーアクセス
著者: 中里信和
ページ範囲:P.1034 - P.1034
本書の著者,兼本浩祐先生にはファンが多い。患者や同僚たちのほか,彼の講演を聞いた聴衆たちが次々とファンになるのである。著者の豊富な知識と経験だけではなく,人間的な魅力に惚れていくのである。直感的とも感じられる鋭い洞察力,患者に対する優しさ,そして軽妙な語り口。同じ理由で本書『てんかん学ハンドブック』は,前版から多くのファンを抱えていた。簡潔・明瞭で,かつ楽しい教科書というものは,そうあるものではない。
てんかんは有病率約1%の「ありふれた病」であるが,けっして安易に診療できる疾患ではない。日本の患者の約8割は,てんかん診療の専門的トレーニングを受けていない医師によって治療されているといわれる。したがって,一部の専門医のためだけの教科書よりは,非専門医や医学生,あるいは患者が手に取ってみたくなるような教科書が必要とされていた。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1068 - P.1068
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1084 - P.1085
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1085 - P.1085
あとがき フリーアクセス
著者: 酒井邦嘉
ページ範囲:P.1086 - P.1086
いわゆる運動の類いには無縁の生活を送ってきた私だが,最近ただ1つ,のめり込んでしまったスポーツがある。それはロードバイクという自転車でのサイクリングだ。実際にオホーツク沿岸212kmのロングライドに参加したところ,実に楽しくて,つらいと思うところがまったくなかったのである。このように,どんな苦労も楽しく思えてしまえるような心の持ち方は,研究などの仕事に共通して必要な精神力なのかもしれない。サイクリングのお陰で,生まれて初めてスポーツという自己鍛錬の喜びを知ったのだから,我ながら人は変われば変わるものである。
ヨーロッパでサッカーに次ぐ人気のスポーツといえば,自転車のロードレースであろう。中でも,3週間におよぶツール・ド・フランスは,名実ともに世界最高峰のイベントであり,今年で99回目を迎えた。日本人ではただ1人,新城幸也選手が3度目のツール完走を果たし,その力走ぶりは特に印象的であった。自転車のロードレースでは,各チーム中の1人のエースを勝たせるために残りのメンバーが献身的にアシストする。そして,他チームで起きたパンクやメカトラブルに乗じて勝ちに行くのは紳士協定に反する,といった暗黙の美学もあって面白い。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
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読者アンケート用紙 フリーアクセス
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基本情報
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特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩