文献詳細
学会印象記
Alzheimer's Association International Conference 2013(2013年7月13~18日,ボストン)
著者: 小野賢二郎1
所属機関: 1金沢大学附属病院神経内科
ページ範囲:P.1414 - P.1415
文献概要
今回の僕の発表内容は,ミリセチンやロスマリン酸をはじめとするフェノール化合物がアミロイドβ蛋白(Aβ)凝集の早期段階であるオリゴマー形成を抑制することにより細胞およびシナプス毒性を軽減させること,核磁気共鳴でミリセチンなどのAβへの結合部位を同定したということであった(写真2)。僕は,今回の研究を含め,これまで10年以上にわたりAβ一筋で研究発表を続けてきたが,今回の国際会議では,タウ蛋白への注目度がさらに上がっていることを改めて認識した。
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