特集の意図
長らく原因不明であった神経変性疾患の多くが,いくつかの種類の蛋白の機能異常に基づく代謝疾患であることが明らかになり,神経症候や神経病理学的所見によって分類されてきたこれらの疾患が新たな局面を迎えている。しかし,この生化学・分子生物学の勝利で神経変性疾患のすべてが語りうるのだろうか。この異常蛋白はどこから来て,どこに凝集し,なぜこのような形をしているのか,この蛋白を消し去る方法はあるのかなど,神経変性疾患の克服に向けて今後解決すべき問題は山積みである。生化学的知見が明らかになった今こそ,病理形態学からの新たなアプローチがより重要なものになるとわれわれは考える。本特集では,神経変性疾患の鍵となる代表的な4つの蛋白に焦点を当て,このテーマに迫りたい。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩65巻12号
2013年12月発行
雑誌目次
特集 プロテイノパチーの神経病理学
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.1423 - P.1423
―鼎談―カタチと蛋白―前編
著者: 中野今治 , 髙尾昌樹 , 神田隆
ページ範囲:P.1425 - P.1431
はじめに
神田 本号の特集は,「プロテイノパチーの神経病理学」というタイトルです。長い間,原因不明の神経変性疾患と呼ばれてきた疾患群の多くが,ここ20年余りの間に特定の蛋白の代謝異常症であるということが,明らかになってきました。しかも,その蛋白の種類は決して多くはなく,数多くの神経変性疾患が十に満たない数の原因蛋白に収斂してしまう可能性があります。
このプロテイノパチーという言葉はいろいろなところで聞く機会が多くなり,悪く言えば安易に使われるようになってきたのではないかと思いますが,私が疑問に思っているのは,シンプルに,神経変性疾患をプロテイノパチーと呼んであたかも結論が出たようにしてしまっていいのかということです。疾患の多様性だとか,治療へのヒントに関して,形態学にはまだまだやるべきことがあるのではないかと思い,この特集と鼎談を企画いたしました。これからの神経病理学に何が求められるかについてもご意見を伺うことができたらと思います。
βアミロイドの神経病理―「脳への沈着」と「脳からの排出」
著者: 若林孝一 , 三木康生
ページ範囲:P.1433 - P.1444
はじめに
アミロイドとは,コンゴーレッド染色で橙赤色に染まり,偏光顕微鏡で緑色の複屈折を示し,電子顕微鏡で8~15nmの枝分かれのない線維の集積としてみられる物質の総称である。βアミロイド(amyloid β-protein:Aβ)はGlennerら1)により脳血管アミロイドから分子量4kDaの新規蛋白質として1984年に同定された。その翌年,Mastersら2)は老人斑(senile plaque)も同じ蛋白質からなることを蛋白化学的に証明した。大脳皮質におけるAβの広範な蓄積はアルツハイマー病の病理診断には必須の所見であり,これを欠くものはアルツハイマー病とはいえない。
老人斑を構成するAβの主体は細胞外に集積したアミロイド線維であるが,近年,Aβの蓄積は細胞外だけでなく細胞内にも起こり,さらに不溶性のアミロイド線維よりも可溶性のアミロイド(Aβオリゴマー)が注目されている。本稿では神経病理学的観点からAβが沈着する病態について概説し,Aβと神経細胞死の関係,グリア細胞や脳血管系によるAβの除去,さらにAβを標的とするアルツハイマー病治療の可能性について述べてみたい。
タウオパチーの神経病理学
著者: 吉田眞理
ページ範囲:P.1445 - P.1458
はじめに
神経細胞を含む真核細胞の主要な細胞骨格には,アクチンフィラメント,中間径フィラメント,微小管の3種類がある。細胞骨格は,必要に応じて短時間の間に形成されたり,壊れたりするダイナミックな構造であり,適当な大きさの単位蛋白分子が重合と脱重合を繰り返す。微小管は,α型とβ型のチュブリンが1個ずつ結合したヘテロダイマー(heterodimer)と呼ばれる二量体が重合して形成される。生体内で微小管に結合して,その安定性や形状を制御する役割を果たしているのが微小管結合蛋白(microtubule associated protein:MAP)であり,タウ蛋白質は,分子量約5万のチュブリン結合蛋白(tubulin associated unit:tau)として同定された1)。
神経細胞の胞体内や軸索内には微小管やニューロフィラメントの網目構造が張り巡らされているが,タウは微小管をつなぐ架橋構造を形成する蛋白の一種である。タウは微小管に結合して重合を促進し,細胞骨格の形成と維持に重要な役割を果たす2)。微小管は,胞体内や軸索で細胞小器官や小胞,分子などを運ぶ分子輸送のレールとして働き,タウは軸索輸送のレールである微小管を安定化させる。タウは生理的には可溶性に富み,正常なリン酸化は神経突起伸長や軸索輸送などの微小管の動態を調節している。タウは主として軸索に多く局在するが,細胞体や樹状突起,アストロサイトやオリゴデンドログリアにも存在する3,4)。最近,タウは神経細胞や非神経細胞の核内にも存在し,酸化ストレスや熱ストレスが神経細胞の核内に非リン酸化タウを誘導することが報告されている5)。本稿ではタウオパチーの代表的疾患の病理像を概説する。
αシヌクレイン病変のはじまりとひろがり―パーキンソン病を中心に
著者: 内原俊記
ページ範囲:P.1459 - P.1475
はじめに
シナプスに豊富に存在するαシヌクレインは神経細胞に沈着し,パーキンソン病やレヴィ小体型認知症に特徴的なレヴィ小体(Lewy body)を形成する。疾患関連蛋白がこうして特徴的病変をつくる過程と細胞死の関連を中心にプロテイノパチーの概念は展開されてきた。しかし同様にαシヌクレインが沈着する多系統萎縮症(multiple system atrophy:MSA)の病態はパーキンソン病とは異なり,疾患関連蛋白から両者の病態を区別するのは困難である。
本稿では細胞体のレヴィ小体形成に先行して起こる軸索末端(前終末)の機能,形態の早期変化がパーキンソン病を特徴づける病態であることに注目する。レヴィ小体が好発する神経細胞は分岐の豊富な長い軸索を持つという背景構造が共通しており,その遠位末端になるほど及ぶ影響がいっそう強調される。シナプス機能の脱落,軸索内のαシヌクレイン沈着が相互に関連しながらパーキンソン病早期に起こり,臨床症状の発現につながることが推測される。関与する神経伝達物質は異なっても,豊富な軸索分岐に対応する系が障害されるパーキンソン病の臨床症状は局在性に乏しく,影響も全体的な点で共通する。この病態を念頭にシナプス前終末の早期変化を捉えて診断できれば,細胞死が起こる前の治療介入も可能になる。
TDP-43プロテイノパチーの神経病理
著者: 秋山治彦 , 長谷川成人
ページ範囲:P.1477 - P.1489
はじめに
TDP-43は前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration:FTLD)と筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)を病理学的に特徴づける分子である。本稿ではまずFTLDという,ややわかりにくい疾患群の歴史的背景を説明し,次いでTDP-43異常蓄積の発見とその後の病理学的研究の展開について述べる。後半では,さまざまな遺伝子や蛋白の異常,実験室モデルなどからみたTDP-43プロテイノパチーの病態解析の現状について解説を試みる。FTLDやALSにおけるTDP-43異常蓄積の発見は,神経変性疾患に関わる新たな研究領域の出現をもたらすことになった。
―鼎談―カタチと蛋白―後編
著者: 中野今治 , 髙尾昌樹 , 神田隆
ページ範囲:P.1491 - P.1495
TDP-43のインパクト
神田 本特集でもTDP-43には1項を割いています。TDP-43の発見というのは,神経病理学に非常に大きなインパクトを与えたと思うんですけれども,髙尾先生,いかがですか。
髙尾 筋萎縮性側索硬化症(ALS)に出現する封入体がTDP-43から構成されているということだけではなく,ALSがほかの疾患をかなり包含するという考え方につながりましたよね。前頭側頭葉変性症(FTLD)も包含して,非常に多くの病気の,おそらくは一番の原因になっているだろうということもわかった。脊髄小脳失調症(SCA)の一部でも出てくるし,私が最近経験したSCA31でも出てくるし,加齢に伴う海馬崩壊でも認めます。そういう意味ではタウに続くぐらいのインパクトのあるプロテインという印象があります。
総説
アストロサイトとニューロンの代謝コンパートメントからみたパーキンソン病の病態と治療
著者: 髙橋愼一 , 関守信 , 鈴木則宏
ページ範囲:P.1497 - P.1508
はじめに
パーキンソン病(Parkinson disease:PD)は,黒質緻密層のドパミンニューロンの変性・脱落に伴って生じる線条体ドパミン量低下に伴う運動症状を中核とする変性疾患である1)。黒質ドパミンニューロンの変性が,いかにして惹起されるかについて完全に明らかとなったわけではないが,ミトコンドリア機能障害が関与する証左が集積されている2-4)。特発性PDにおけるミトコンドリア機能異常は,1989年,Schapiraら5)によって,PD患者の剖検脳において呼吸鎖複合体Ⅰの機能低下として生化学的手法から明らかにされ,同年,わが国のMizunoら6)も呼吸鎖複合体Ⅰの免疫ブロッティング低下から同様の結論を導いている。実験的PDモデルに用いられるMPTP(1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydro-pyridine)は,代謝後にMPP+として選択的な複合体Ⅰ阻害作用を呈し,MPTP全身投与は黒質ドパミンニューロンの選択的障害とともにパーキンソン症状を惹起する7)。
特発性PDの病理学的な疾患ホールマークと考えられるレヴィ小体,その構成成分であるαシヌクレインとミトコンドリア機能異常の密接な関連についても知見が集積しつつある8-11)。また,家族性PDにおいてもミトコンドリア機能異常が示唆されており12-13),現在までに同定された変異遺伝子(座)(Table:PARK1~18)およびその産物の機能解析から,少なくともparkin(PARK2)14),PINK1(PARK6)15),DJ-1(PARK7)16),LRRK2(PARK8)17),Omi/HtrA2(PARK13)18)でミトコンドリア機能異常との関連が示されている。
ミトコンドリア機能障害と活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)は正常者の老化とも密接に関連し19,20),加齢を最大のリスクファクターとする特発性PD21,22)のみならず,若年者にも発症しうる家族性PDの双方においてミトコンドリア機能異常が重要な役割を果たすと推論することは理に適っている。ミトコンドリアはATP産生の場であり,脳はもともと高いエネルギー代謝を持つ臓器であるため,グルコースを基質としたエネルギー代謝に伴うROSによる酸化ストレスを受けやすい23-25)。脳は,酸化ストレスへの生得的な内因性保護機構を有すると考えられるが,特発性PD,家族性PDともにその破綻の結果とも解釈できる。
本稿では,ニューロンにおけるグルコース代謝のサポートと酸化ストレスへの保護機構の中核をなすアストロサイトの生理機能に注目し,PDのミトコンドリア機能障害仮説と治療戦略を,ニューロンとアストロサイトからなる代謝コンパートメントからまとめる。
症例報告
肺動静脈瘻を介した奇異性脳塞栓症によりspectacular shrinking deficitを呈した1例
著者: 伊藤愛 , 伊井裕一郎 , 東川貴俊 , 村嶋秀市 , 冨本秀和
ページ範囲:P.1509 - P.1513
はじめに
肺動静脈瘻は右左シャントを形成し,稀ではあるがヴァルサルヴァ負荷に関わらない奇異性脳塞栓症の原因となる1).脳塞栓症では,内頸動脈や中大脳動脈を閉塞した塞栓子が自然に溶解して末梢へ移動することにより,症状が劇的に回復する場合があり,spectacular shrinking deficit(SSD)と呼ばれ,心原性脳塞栓症によるものが多いと報告されている2-4).今回,筆者らは肺動静脈瘻を介した奇異性脳塞栓症によりSSDを呈した稀な1例を経験したので報告する.
術前腫瘍塞栓術と腫瘍摘出術により視野障害が段階的に改善した胞巣状軟部肉腫の後頭葉内脳転移の1例
著者: 五十棲孝裕 , 木戸岡実 , 李英彦 , 深尾繁治 , 伊藤清佳 , 南川哲寛
ページ範囲:P.1515 - P.1520
はじめに
胞巣状軟部肉腫(alveolar soft part sarcoma:ASPS)は脳転移しやすい悪性軟部腫瘍であるが,胞巣状軟部肉腫の発生頻度が稀であるため,実際に胞巣状軟部肉腫の脳転移病巣を治療する機会は多くない。一方,転移性脳腫瘍に対する塞栓術の報告は少なく,転移性脳腫瘍への塞栓術の評価は確定していない。
胞巣状軟部肉腫は腫瘍内血管が極めて発達している腫瘍であることから,筆者らはこの腫瘍の後頭葉内脳転移病巣を持つ症例に対して,腫瘍摘出術の術前処置として,脳血管内治療による腫瘍塞栓術を施行した。その結果,腫瘍摘出術に際しての出血制御が容易となったことに加え,腫瘍塞栓術後および腫瘍摘出術後に段階的に視野障害の改善を得た。この症例につき文献的考察を加えて報告する。
1枚のスライド
小阪憲司
著者: 神田隆
ページ範囲:P.1521 - P.1527
こさか・けんじ。1939年生まれ。横浜市立大学名誉教授。メディカルケアコートクリニック院長。1965年金沢大学医学部卒,1966年名古屋大学医学部精神医学教室に入局。1975年東京都精神医学総合研究所副参事研究員,1977年ドイツマックス・プランク精神医学研究所特別研究員,1985年東京都精神医学研究所神経病理研究室主任。1991年横浜市立大学医学部精神医学講座教授。2003年同 名誉教授。
学会印象記
The 29th Congress of the European Committee for Research and Treatment in Multiple Sclerosis(2013年10月2~5日,コペンハーゲン)
著者: 新野正明
ページ範囲:P.1528 - P.1529
多発性硬化症(MS)の学会は世界各地域に存在していることが特徴の1つで,日本が所属するアジアオセアニア地区にもThe Pan Asian Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis(PACTRIMS)があります。そのほか,北米(The Americas Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis:ACTRIMS)や中南米(The Latin American Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis:LACTRIMS)にもそれぞれ存在しますが,その中で最大の学会が,今回出席したヨーロッパの学会,The European Committee for Research and Treatment in Multiple Sclerosis(ECTRIMS)です。今年のECTRIMSは,デンマーク王国の首都コペンハーゲンで2013年10月2~5日の会期で開催されました(写真1)。
MSおよびその類縁疾患だけの学会なのですが,例年多数参加し,今年もヨーロッパはもとより世界各地から参加者が集まりました。最近の参加者数は7,000人前後で推移していましたが,今年は93の国・地域から7,600名以上が参加したとのことで,過去最大の参加者数と思われます。これだけ大規模な学会ですので,開催する地域もそれなりの“おもてなし”を考えます。今年の学会のplenary sessionではデンマーク女王マルグレーテII世がご挨拶され,MSの克服への期待をお話しになり,この学会に対する国を挙げての意気込みが伝わってきました。コペンハーゲンは札幌よりも10度以上高緯度にあるため,札幌よりもやや肌寒く,日照時間が短い印象でしたが,学会場は多くの参加者で熱気にあふれていました。
書評
「今日の神経疾患治療指針 第2版」―水澤英洋,鈴木則宏,梶 龍兒,吉良潤一,神田 隆,齊藤延人●編 フリーアクセス
著者: 柳澤信夫
ページ範囲:P.1530 - P.1530
このたび『今日の神経疾患治療指針第2版』が上梓された。これは1994年に出版された第1版の続編の形をとっているが,その内容はまったく一新され,過去十数年にわたる神経疾患診療の進歩をそのまま現した内容となっている。第1版では,現在の神経内科の診療領域に限らず,精神科,脳神経外科,リハビリテーション科など関連領域のテーマについても,幅広く,各々の専門家によって執筆された。
このたび全面改訂された第2版では,過去十数年に大きく発展した頻度の高い疾患から希少疾患までの最新の治療が,基本的なガイドラインに沿ってていねいに,かつわかりやすく記述されている。本書の編集者は日本神経学会代表理事の東京医科歯科大学大学院水澤英洋教授を筆頭に,異なる専門分野の神経内科教授5名,脳神経外科教授1名からなり,①頻度の高い症候の病態と鑑別,②各種治療法の特徴と副作用,③個別疾患の治療法に分けて,各々の疾患,病態の専門家によって記述されている。
特別対談
1913―茂吉・プルースト・ヤスパース
著者: 岩田誠 , 河村満 , 菊池雷太
ページ範囲:P.1531 - P.1540
はじめに
河村 いまから100年前の1913年は,歌人で精神科医でもある斎藤茂吉(1882-1953)が最初の歌集『赤光』を出版した年です。同時に,フランスではマルセル・プルースト(Marcel Proust;1871-1922)が『失われた時を求めて』を出版しています。『失われた~』は,匂いが記憶を呼び覚ますという神経学的な背景を持った文学作品です。このように1913年は文学が,神経学または精神医学とかなり接近していた時代だったともいえると思います。
また,同じ年に,カール・ヤスパース(Karl Theodor Jaspers;1883-1969)が『精神病理学原論』を書いています。この本は,岩田先生から教えていただいたのですが,のちの精神医学,神経学に大変な影響を与えた本です。本対談はこの辺りをテーマにすれば,岩田先生から楽しいお話が伺えるのではないかと思い,企画しました。どうぞ,よろしくお願いいたします。
連載 神経疾患の疫学トピックス・3
人差し指が短いのは筋萎縮性側索硬化症の発症リスクである。
著者: 桑原聡 , 佐藤泰憲
ページ範囲:P.1542 - P.1543
今回は筋萎縮性側索硬化症における手指の長さ(2指と4指の比)を正常対照と比較した疫学研究を紹介する。2指と4指の長さ比は,胎生期におけるテストステロン暴露量と相関するといわれている。統計手法についてはladder of powers modelについて概説する。
神経学を作った100冊(84)
ヘイメイカー,ウッドホール『末梢神経外傷―診断の理論』(1945)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1544 - P.1545
ヘイメイカー(Webb Edward Haymaker;1902-1984)は,米国の神経学者である。南カロライナ州のクレムゾン大学とチャールストン大学で学び,次いで南カロライナ医科大学から1928年にM.D.の学位を受けた。しかしながら,残念なことに現在の南カロライナ医科大学のウェブサイトにはヘイメイカーの足跡は残っていない。1934年にマギル大学教授のペンフィールド(Wilder Graves Penfield;1891-1976)が新たに創設したモントリオール神経学研究所にフェローとして招かれた。ここで1年を過ごし,マギル大学から修士号を得た。その後カリフォルニア大学のサンフランシスコ校とバークレイ校で6年間神経解剖学の教鞭を執った1)。第二次世界大戦が勃発したため1942年に陸軍中尉として,ワシントンD.C.の陸軍病理学研究所に勤務することとなった。その後20年間をここで過ごし,陸軍中佐にまで昇格した。
この間,今回紹介する末梢神経外傷についての書物を脳神経外科医のウッドホール(Barnes W. Woodhall;1905-1985)と共著で出版した2)。のちにデューク医科大学脳神経外科教授になったウッドホールは,多くの医師の協力を得て3,656例の神経損傷の回復過程について671頁ものモノグラフを出版している3)。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1513 - P.1513
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1546 - P.1547
投稿論文査読者 フリーアクセス
ページ範囲:P.1547 - P.1547
あとがき フリーアクセス
著者: 酒井邦嘉
ページ範囲:P.1548 - P.1548
日照時間が短くなると,部屋の照明を使う時間が増える。筆者は昨年引っ越しをしたため,家のすべての照明を一から見直す機会を得た。身近にある照明だが,よく考えてみると盲点がいろいろあることがわかってきた。
欧米の住居やホテルでは,リビングルームの天井に照明がついていないのがむしろ普通で,フロアランプとデスクランプが主たる照明である。それに,たいていは白熱電球が使われる。一方,日本では一般家庭用の白熱電球の生産が既に中止され,オフィスはもちろん家庭でも,蛍光灯の使用率が極めて高い。雰囲気を重視して明るさを抑えた飲食店などがある一方,蛍光灯を過剰に使用した大型店舗が目に付く。省エネで長寿命のLED電球も普及してきたが,白熱電球に比べると演色性(「電球色」であっても)や配光性に劣ることは,あまり知られていない。また,白熱灯なら部屋の広さから必要なワット数が割り出せるが,LED電球は白熱電球との換算が曖昧で,実際に取り付けてみないとわからない。近年の照明の変化には電力消費を抑えるという切実な事情があるのも確かだが,なぜ海外と日本で照明の使い方にこれほどの差があるのだろうか。
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基本情報
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バックナンバー
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76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
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76巻9号(2024年9月発行)
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76巻8号(2024年8月発行)
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76巻7号(2024年7月発行)
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76巻5号(2024年5月発行)
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75巻9号(2023年9月発行)
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73巻5号(2021年5月発行)
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73巻3号(2021年3月発行)
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73巻1号(2021年1月発行)
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72巻11号(2020年11月発行)
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72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
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72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
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72巻6号(2020年6月発行)
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72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
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71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
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71巻9号(2019年9月発行)
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71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
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特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩