icon fsr

文献詳細

雑誌文献

BRAIN and NERVE-神経研究の進歩65巻4号

2013年04月発行

学会印象記

Biennial meeting of World Federation of Neurology Research Group on Aphasia and Cognitive Disorders(2012年12月9~12日,ハイデラバード)

著者: 杉本あずさ1

所属機関: 1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門

ページ範囲:P.486 - P.487

文献概要

 開催地はハイデラバード。インドで6番目に人口の多い都市とのことだ。私にとっては2回目の海外学会で,プライベートの旅行を入れてもたった3回目の海外経験だったこともあり,「インドって,どんなだろう?」と身構えながら(整腸剤など携えて)行ってきた。そこは多くの人々で混沌としていて,クラクションも騒がしい活気に満ちた場所だった。旅の目的である学会はといえば,小規模で,熱いディスカッションもあり,また初参加ながらロビーでの会話もたくさん経験できた。そもそもは当科河村満教授が参加を勧めてくださり,現在ただ2人の大学院生(二村明徳先生と杉本)を引率していただき,とても刺激的な経験になった。

 やはり学会の話を中心にしなければいけないと思うが,今回参加したのはBiennial meeting of World Federation of Neurology Research Group on Aphasia and Cognitive Disorders(WFN-RGACD)という長い名称の,分科会だった。あまり広くない宴会場のような一部屋で,Dr. Warrington EK,Dr. Manes F,池田学先生をはじめ,ご高名な先生方のご講演を朝から夕方まで次々と聞くことができて豪華だった。ポスター発表は,12月中旬にもかかわらず東京の初秋くらいの陽が射す,気持ちのいい庭(!)で行われた(写真1)。研究テーマは,高次脳機能障害の範囲で多様だったが,症状でいえば失語,疾患群でいえば認知症がやや多かったように思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1344-8129

印刷版ISSN:1881-6096

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら