文献詳細
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文献概要
本号総説河内十郎先生執筆の「症例H.M.の功績」は,今後必ず多くの論文に,長く引用され続けるであろう。長年にわたりH.M.研究をフォローし,おそらくH.M.に関するすべての論文に目を通されている著者にしか書けない,ポイントをついた,重厚な内容が平易な筆致で表現されているからである。この論文を読めば記憶概念の成立が理解できる。H.M.には時間推測の障害もみられたことが明らかにされている。
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