特集の意図
「脳の時代」と謳われた21世紀に入り早10年余,脳の理解はどれくらい進んだのだろうか。今回お届けする6編の総説からは,脳ひいては人間を理解するためのアプローチに変化が生じていることを予感させる。脳だけを取り出して観察するこれまでの方法から,外部環境や全身との関わりといったある文脈の中における脳の動きを理解しようという試みへ。脳の本分は日々の暮らしの中にある,かもしれない。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩66巻1号
2014年01月発行
雑誌目次
特集 日常生活の脳科学
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.5 - P.5
瞬きから探る脳内情報処理機構
著者: 中野珠実
ページ範囲:P.7 - P.14
人間はおよそ3秒に1回ほど自発的に瞬きをしているが,頻回に瞬きをする理由は明らかではない。筆者らは,映像や会話の切れ目で,人々の瞬きが同期して生じることを発見した。さらに,瞬きに伴う脳活動の変化を機能的磁気共鳴画像法により調べた結果,視覚的注意の神経ネットワークの活動が低下する一方,デフォルトモード・ネットワークの活動が一過性に上昇を示した。これらの結果から,自発的な瞬きは,括抗する神経ネットワークの状態を一過性に変動させることで,注意を内的に解除し,情報の分節化をしていることが示唆される。
睡眠と情動―情動調節における睡眠の役割
著者: 元村祐貴 , 三島和夫
ページ範囲:P.15 - P.23
現代社会では,増え続ける長時間労働やシフトワーク,さまざまな社会心理的ストレスなどの生活状況のめまぐるしい変化によって睡眠不足や不眠などの睡眠問題が増加しており,多くの現代人がこの問題に悩まされている。睡眠問題は情動機能の障害と強い関連性を持つことを示唆する数多くの報告がある。睡眠不足は眠気や精神運動機能の低下だけではなく,不安や混乱などの情動的不安定性を増加させる。また,慢性不眠症は気分障害,不安障害の発症脆弱性を高める。最近の研究によって,不適切な睡眠習慣による情動調節の障害メカニズムが,部分的にではあるが解明されつつある。例えば,日常的に体験するレベルの睡眠不足の蓄積により腹側前帯状皮質による扁桃体活動の調節異常が生じ,ネガティブな情動刺激に対する扁桃体の過剰反応が生じることが明らかになった。このような睡眠障害に起因する情動反応の亢進は,睡眠不足時にみられる情動的不安定性とその神経基盤を一部共有している可能性がある。本稿では,睡眠と情動調節の機能的連関に関する近年の研究について概説する。
嚙むことと認知機能
著者: 平野好幸 , 小野塚實
ページ範囲:P.25 - P.32
嚙むこと(咀嚼)は,食物を嚙み砕くことで嚥下と消化を助けるだけではなく,ストレスの軽減や眠気防止のためにも行われる。以前より,嚙むことが記憶や集中力の維持に関連していることが示唆されているが,近年,機能的MRIや脳波などの手法を用い,嚙むことと認知機能との関係を調べる研究が盛んに行われている。本稿では,認知機能に及ぼす咀嚼の影響とその神経メカニズムについて概説する。
やめたいけどやめられない―喫煙欲求と自己制御の神経機構
著者: 林拓也
ページ範囲:P.33 - P.39
喫煙欲求や薬物欲求は依存症の病態の本質で,薬物探索行動やその再発に重要な要因と考えられてきた。しかし行動経済学・心理学で欲求の研究が進むと,文脈や時間依存性の変化が大きいことが知られるようになった。脳機能画像法でも欲求関連脳活動の同定が進むにつれ文脈依存性の変動が明らかになった。これら文脈依存性は合理的意思決定論の導入により理論化され,前頭前野の機能的回路形成が自己制御と薬物欲求を担うこともわかってきた。
空腹による脳機能制御
著者: 平野恭敬 , 齊藤実
ページ範囲:P.41 - P.48
生物は栄養摂取状態と内的な代謝環境を調節させるため,動物におけるホルモン作用などでみられるようにさまざまな生体応答を備えている。本稿では,異なる生物種での絶食応容を概観し,動物においてどのように絶食が脳機能を変化させるかを紹介する。さらに筆者らのショウジョウバエを用いた最近の発見により,絶食時には記憶機能も変化することが明らかになったので,併せて紹介する。われわれがどのように自己を制御しているのか,その包括的理解の一助になることを期待する。
「優越の錯覚」の脳内メカニズム
著者: 山田真希子
ページ範囲:P.49 - P.55
われわれの多くが,自分は平均より優れていると思い込んでいる。これは「優越の錯覚」と呼ばれる認知バイアスであり,哲学,心理学,人類学,医学などさまざまな分野で注目されていた人間の本質の1つである。この錯覚は,自分の可能性を信じ未来への希望や目標に向かわせる原動力となる一方,うつ病患者ではネガティブな自己認知を持つというように,こころの健康に重要な働きがある。優越の錯覚の存在は古くから知られていたが,その脳内メカニズムは長らく不明であった。そこで筆者らは,安静時fMRIとPETを使って,この錯覚を生成する自発的な脳活動および線条体のドパミン神経伝達を検討した。その結果,線条体ドパミン伝達の状態は,前部帯状回と線条体の機能的結合を介して優越の錯覚に影響を及ぼすこと,ドパミントランスポーターの遮断はシナプス間隙のドパミン濃度の増大を引き起こし,優越の錯覚を増大させることが明らかになった。これらの知見は,優越の錯覚の生物学的解明に役立つとともに,うつ症状に対する特定の神経伝達物質や神経回路を標的とした新たな治療法の開発にもつながるであろう。
原著
新規抗てんかん薬へのパラダイムシフトにおけるラモトリギンの有効性と役割―一施設多数例の検討からみえる治療戦略
著者: 山本貴道 , 山添知宏 , 藤本礼尚 , 小林理恵子 , 横田卓也 , 岡西徹 , 内山剛 , 大橋寿彦 , 田中篤太郎 , 榎日出夫
ページ範囲:P.59 - P.69
てんかん治療におけるラモトリギン(LTG)の有効性を後方視的に検討した。LTGによる治療を受けた16歳以上のてんかん患者において,53.6%で発作消失,17.1%で50%以上の発作頻度減少を認めた。LTGの早期投与で特に良好な成績が得られ,また投与開始から5週以内に発作消失を獲得した症例が最も多かった。服薬継続率は77.2%と高かったが,薬疹による脱落は15例で,全281例の中では5.3%であった。LTG早期投与による良好な発作コントロールと高い服薬アドヒアランスが示された。
神経画像アトラス
脳内錐体路に異常を認めた亜急性脊髄連合変性症の1例
著者: 江郷茉衣 , 武田貴裕 , 伊藤英一 , 清水優子 , 内山真一郎
ページ範囲:P.70 - P.71
〈症 例〉56歳,男性
主 訴 手足の麻痺
ポートレイト
アンリ・エー―神経学と精神医学
著者: 大東祥孝
ページ範囲:P.73 - P.78
はじめに
アンリ・エー(Henri Ey;1900-1977)は,20世紀フランスにおける偉大な精神科医の1人である(Fig.1)。極めて該博で,秀逸な業績を数多く残したが,生涯,大学の教授職につかず,在野の学者として,かつ,すぐれた臨床家として,また精神医学界における情熱的な論客として活躍し続けた。器質・力動論や意識論を中心とする彼の精神医学論は,今日も,確実に,われわれに大きな影響を及ぼし続けている。彼自身は必ずしも神経学を専門とはしていなかったが,結果的には,精神医学と神経学を架橋しうる学説を提起したと言ってよい。これを象徴するのが彼の提起した「器質・力動論」であると考えられる。この学説は,神経科医であったヒューリングス・ジャクソン(John Hughlings Jackson;1835-1911)の考えを精神医学に導入することを契機として打ち立てられたものである。
私が,サンタンヌ病院の図書館へ入ってこられるアンリ・エー先生をおみかけしたのは1977年の春頃だったように記憶する。既に引退されていて,主な生活の場は故郷であるスペイン国境の南仏においていらしたはずであるが,時折,パリへ出てこられていたようである。私は,1976~1977年の間,仏政府給費留学生としてサルペトリエール病院に滞在し,フランソワ・レルミット(François Lhermitte;1921-1998)教授の下で神経心理学の勉強をしていたが,同時に,サンタンヌ病院におられたアンリ・エカン(Henri Hécaen;1912-1983)教授のセミナーにもほとんど欠かさずに参加していて,本来が精神科医である私の関心を満たしてくれるサンタンヌ病院の図書館は,かけがえのない勉強の場でもあった。渡仏前に,恩師・大橋博司教授のもとで,アンリ・エーの『ジャクソンと精神医学(Des Idées de Jackson à un Modèle Organo-dynamique en Psychiatrie)』(1975年)の翻訳に携わっていたこともあって,エーの学説には深い関心を抱いていた。幸いなことに,私が渡仏する5年前,京都大学の秀逸な先輩であった新井 清先生が渡仏され,1973年の5~6月にかけて,周到な準備をされたうえで,アンリ・エーとの対話を実現しておられ,『精神医学』誌1)に投稿されていた1)ので,エーの近況は十分といってよいほどに,私の脳裏に刻まれていた。アンリ・エー先生は,サンタンヌの図書館に,にこやかに,とびはねるように入ってこられ,ご自分の研究室に直行されていた。それから半年後だったか,私の留学も終わりに近づきつつあった1977年の11月初旬,私は先生の訃報に接することになったのである。
このささやかなポートレイトでは,とりわけ神経学と精神医学に関連した側面に主たる光をあてて,彼の考えをたどってみたいと思う。私は,近著『精神医学再考』(2011)の中で,根本的にはアンリ・エーの視座に立って論考を進めたが,そこでの最も大きな論点の1つが,やはり神経学と精神医学との関連についてであった。
学会印象記
第21回世界神経学会議(2013年9月21~26日,ウィーン)
著者: 松本理器 , 髙橋良輔 , 水澤英洋
ページ範囲:P.80 - P.83
初秋のウィーンにて第21回世界神経学会議(World Congress of Neurology:WCN 2013)が9月21~26日に開催された。欧州神経学会議(Europeau Federation of Neurological Societies:EFNS congress)と同時開催であったが,欧州のみならず世界135カ国から,6,300名を超える神経内科医が集まった。会場のメッセウィーン国際会議場はウィーンの中心部からも近く十分な広さがあり,最先端のIT設備を有していた。Plenaryとして,ウィーン出身のノーベル生理学・医学賞を受賞したEric Kandel先生の基調講演をはじめ,Angela Vincent先生の自己免疫介在性中枢神経疾患に関する話題などup-to-dateの招待講演が,数千人は収容できる大ホールでなされた。また,脳卒中,運動異常症,多発性硬化症,てんかん,認知症など日ごとに特集を組んだシンポジウムや多数の教育プログラムが用意され,学術的に実りのある学会であった。ソーシャル・プログラムについても,楽友協会を貸し切っての神経内科医指揮による音楽会,Hachinski理事長作曲のワルツの演奏と充実しており,オーストリア神経学会主催ならではの催しであった。
特に日本神経学会にとっては,2017年開催予定の第23回世界神経学会議(WCN 2017)の京都への招致が決まり,忘れられない歴史的な学会となった。日本神経学会は1981年に第12回世界神経学会議を京都で開催しており,2回目の招致には大変な困難が予想されたが,水澤英洋代表理事の強力なリーダーシップのもと,国際対応委員会を中心に日本神経学会が1つになって招致活動を進めた結果,今回の招致決定に至った。これまでのWCNの歴史上,2回開催された都市はロンドン(1935年,2001年),ウィーン(1965年,2013年)の2都市のみであり,京都での2017年の大会は,学会史上最も短い間隔での2回目開催となり,欧州外では初めての快挙となった。
追悼
酒田英夫博士 フリーアクセス
著者: 泰羅雅登
ページ範囲:P.85 - P.87
日本大学医学部第一生理学教室教授を長年にわたりお務めになられた酒田英夫先生が2013年10月4日に永眠されました(享年78歳)。
酒田先生は東京大学医学部をご卒業後,東京大学脳研究施設の時実利彦先生のもと海馬機能の研究で学位を取得され,1964年に大阪市立大学医学部第一生理学教室(当時:浅沼 広教授)助手に就かれました。1972年に,同年に開所された東京都神経科学総合研究所に移られてご研究を続けられ,1987年に日本大学医学部第一生理学教室に教授として赴任され,2000年まで同職をお務めになられました。また,ご退職ののちは,日本大学教授(非常勤)を経て,2001年から2009年まで東京聖栄大学の教授を務めておられます。
連載 神経学を作った100冊(85)
ウィルソン『神経学』(1940)
著者: 作田学
ページ範囲:P.88 - P.89
ウィルソン(Samuel Alexander Kinnier Wilson;1878-1937)は,1878年12月6日に米国,ニュージャージー州のシダーヴィルに生まれた。父は英国人の古代アッシリア研究者で,ウィルソンが生まれてわずか1年後に死去し,そのため家族は英国のエジンバラへ移住することになった。
1902年にウィルソンはエジンバラ大学をMBの学位を得て卒業し,1年後には生理学のBScを得た。その後,パリに行きマリー(Pierre Marie;1853-1940)とバビンスキー(Joseph Babinski;1857-1932)に師事した。1905年にロンドンに移り,クイーンスクエア(The National Hospital for Diseases of the Nervous System including Paralysis and Epilepsy:略称 Queen Square)に医局員兼病理学者として勤務した。彼はのちにKing's College Hospitalの神経学教授に任命された1)[クイーンスクエアは,1948年にMaida Vale Hospital for Nervous Diseasesと合併し,現在のthe National Hospital for Neurology and Neurosurgery(NHNN)になった]。
お知らせ
平野朝雄教授神経病理セミナー―神経内科医のために フリーアクセス
ページ範囲:P.14 - P.14
会 期 2014年5月30日(金)~5月31日(土)
会 場 山西福祉記念会館(〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町11-12)
書評
「《神経心理学コレクション》音楽の神経心理学」―緑川 晶●著 山鳥 重,河村 満,池田 学●シリーズ編集 フリーアクセス
著者: 岩田誠
ページ範囲:P.57 - P.57
以前から,いつかはこのタイトルで書かれるであろうことを期待していた著者の書物ということで,大きな期待を持って読み始めた途端,著者の語り口に引き込まれてしまった。私自身,音楽を愛する者の一人として常日ごろ思っていること,すなわち音楽とは多数の人々が同時に交流するコミュニケーションの最良の方法であるということを,この本の著者は,「はじめに」と題された冒頭の章で,実に鮮やかに示してくれたからである。これを読んだ私は,とっさに橘曙覧の歌「たのしみは そぞろ読みゆく書の中に われとひとしきひとをみしとき」を思い出した。
「基礎から学ぶ楽しい学会発表・論文執筆」―中村好一●著 フリーアクセス
著者: 川村孝
ページ範囲:P.72 - P.72
前著に続いて楽しい本である。本文を補足する記述はすべて脚注もしくはコラムの形になっている。この付随的な記事がないページはほとんどなく,多いところではページの半分を超える。その分,本文は本筋のみで構成され,見出しの適切さもあって論旨は大変明快である。このような構成をとっているため,著者は安心して脱線ができるのである(著者の中村氏は名だたる鉄道マニアなので「脱線」という言葉は嫌うだろうが)。
楽しい本だが,内容は大まじめである。アカデミアの世界で求められる考え方のイロハから説き起こし,CONSORTやSTROBEなど国際的な指針,倫理問題や著作権にも言及している。さらにエディター経験を生かし,図表やスライドの作り方から一文の長さに至るまで,ほぼ余すところなく記載されている。学会発表や論文執筆の初学者は,本書を(もちろん脚注でなく本文を)丁寧に読み込んで実践すれば,かなりの水準に達することが期待できる。すでにある程度の経験を持っている方々には,弱点補強のよい指南書となろう。
「《精神科臨床エキスパート》不安障害診療のすべて」―塩入俊樹,松永寿人●編 野村総一郎,中村 純,青木省三,朝田 隆,水野雅文●シリーズ編集 フリーアクセス
著者: 上島国利
ページ範囲:P.84 - P.84
1980年に発表されたDSM-Ⅲでは,neuroticという用語は残ったが,“神経症”という概念はなくなった。DSM-ⅢをまとめたSpitzerによれば理論が先行する精神分析の思想を避け,記述的な言葉だけで表現したためという。一方当時から,神経症の発症には脳内の神経化学的変化が関与するとする生物学的な考え方が台頭し,神経症という概念から離れて個々の症状をとらえて分類したほうがその治療も適切に行えるという方向へ向かった。
神経症圏の疾患は,「不安障害」「身体表現性障害」「解離性障害」にそれぞれ分類されたのである。その後約30年が経過したが,この間の変遷を1967年に医学書院から出版された単行本『神経症』(井村恒郎,他)と本書,すなわち『不安障害診療のすべて』を比較することにより,この領域の学問の進歩と現代の到達点,課題を明らかにすることができる。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.69 - P.69
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.90 - P.91
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.91 - P.91
あとがき フリーアクセス
著者: 河村満
ページ範囲:P.92 - P.92
明けましておめでとうございます。
ちょうど100年前,ノーベル医学生理学賞は,バラニーの前庭系研究に対して贈られました。デールによってアセチルコリンが発見されたのも1914年です。デジュリヌの名著『神経症候学』が出版されたのもこの年です。DNAの二重らせん構造の発見でワトソンらがノーベル医学生理学賞を受賞したのが1962年ですので,それより半世紀前に読み書き中枢を明示したデジュリヌの功績はノーベル賞級の仕事であることは間違いありません。デジュリヌの教科書には,彼の代表的業績の1つである,失読失書症例(1881年),純粋失読症例(1882年)が掲載されています。たった2症例の症候学的検討から,現在でも信じられている「読み書き機能-大脳部位」連関が明示されているのは,まったくもって驚きです。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
読者アンケート用紙 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
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74巻10号(2022年10月発行)
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74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
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74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
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73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
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71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩