特集の意図
自己免疫疾患の分子メカニズムの解明が急速に進み,特定の分子にターゲットを絞った分子標的治療は,例えば関節リウマチ治療を根本的に変えてしまった。この流れは静かに,しかし着実に神経疾患へと押し寄せている。本特集は,神経疾患治療の標的として着目されている5つの分子とそれを標的とした抗体製剤を取り上げ,各分子の性状と機能,抗体製剤の適応疾患,作用機序,副作用などについて,現在の研究の最前線を紹介する。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩66巻10号
2014年10月発行
雑誌目次
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.1133 - P.1133
—鼎談—分子標的薬治療の未来
著者: 田中良哉 , 山村隆 , 神田隆
ページ範囲:P.1137 - P.1147
はじめに
神田 今回,「分子を撃つ」という特集を組んだわけですが,ある特定の分子をターゲットにする治療というのは実はそんなに新しいことではなくて,広義には,例えばアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬も,HMG-CoA還元酵素も,みんな分子標的薬だということになります。神経系の治療薬に限定してもアセチルコリンエステラーゼの阻害薬,γセクレターゼ阻害薬などもそのカテゴリーに入ります。しかし,私たちの扱っている神経免疫疾患の薬というのは,いままではだいたい副腎皮質ステロイド薬や,免疫グロブリン大量静注療法(IVIg),あるいはⅠ型インターフェロンといった,非常に幅広い分子がまとまったシステムをターゲットとするものが主流でした。この数年でようやく……といいましても,欧米ではナタリズマブは既に10年以上の歴史がありますが,フィンゴリモドとナタリズマブという2つの分子標的薬が,日本で多発性硬化症(MS)に使えるようになったという現状です。
このように歴史が浅いということもあり,神経内科領域では分子標的薬に馴染みが薄く,特に日本ではこれからスタートするという状況です。そこで,本日は神経免疫の専門家である山村隆先生と,分子標的薬の取り扱いということではずっと先行している膠原病内科の第一人者,田中良哉先生をお招きしまして,神経疾患治療の新しいパラダイムの中で,分子標的薬というのがどういう位置につくのだろうかということをお話しいただいて,この特集のイントロにしたいと考えております。よろしくお願いいたします。
α4インテグリン:ナタリズマブ
著者: 中原仁
ページ範囲:P.1149 - P.1158
多発性硬化症(MS)は中枢神経系の脱髄疾患であり,リンパ球が血液脳関門を通過し中枢神経系に侵入することで炎症が惹起されるが,α4インテグリンはこの過程の鍵となる細胞接着因子である。ナタリズマブはα4インテグリンを標的とした抗体医薬であり,MSの病態修飾療法として2014年にわが国での使用が承認された。本稿ではナタリズマブの作用機序,効果,副作用などについて最新の知見を総括する。
IL-6受容体:トシリズマブ—視神経脊髄炎への応用
著者: 山村隆 , 荒木学
ページ範囲:P.1159 - P.1165
視神経脊髄炎では,プラズマブラストによるIL-6依存性の抗アクアポリン4抗体産生が病態に関与することに着目し,筆者らはヒト化抗IL-6受容体抗体トシリズマブによる治療の可能性を検証した。8症例に対する1年間の投与の結果では,年間再発回数,神経原性疼痛および疲労感の軽減が確認され,視神経脊髄炎におけるIL-6阻害療法は有望と考えられた。
CD20:リツキシマブ
著者: 赤石哲也 , 中島一郎
ページ範囲:P.1167 - P.1178
リツキシマブはB細胞表面のCD20蛋白に対するヒト-マウスキメラ型のモノクローナル抗体製剤である。多発性硬化症,視神経脊髄炎,重症筋無力症,慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー,中枢神経原発性リンパ腫,その他の自己抗体を伴う自己免疫性神経疾患においてB細胞を制御して治療効果を発揮し,従来の治療法に抵抗を示す難治例でも効果が期待できる。ヒト由来成分比率を高めたオクレリズマブやオファツムマブでは,治療効率と忍容性がさらに高まる。
CD52:アレムツズマブ
著者: 森雅裕
ページ範囲:P.1179 - P.1189
CD52は成熟リンパ球などに発現し,免疫系の調整に関与すると考えられている。アレムツズマブはCD52に対するヒト化モノクローナル抗体であり,特にCD4+Tリンパ球の長期の著明な減少をもたらす。複数のランダム化試験により,その再発寛解型多発性硬化症に対する有効性はインターフェロンβを大きく上回ることが明らかにされているが,甲状腺疾患や血小板減少性紫斑病など自己免疫疾患の誘発が問題になっている。
C5:エクリズマブ
著者: 宮本勝一
ページ範囲:P.1191 - P.1199
エクリズマブは,遺伝子組換えヒト化モノクローナル抗体で,終末補体であるC5と特異的に結合し,補体活性化を介したC5からC5aやC5bへの開裂反応を阻害する。発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制を適応症として,すでに臨床応用されている。神経疾患に対しては,病態に補体が介在することが明らかになっている視神経脊髄炎や重症筋無力症への治験が始まっており,難治性神経疾患に対する治療薬としても期待されている。
総説
多発性硬化症における認知機能障害
著者: 越智博文
ページ範囲:P.1201 - P.1209
多発性硬化症では最大70%の患者に認知機能障害が認められる。注意や情報処理速度,作業記憶の障害が認められやすく,患者の生活の質や社会生活に大きく影響することも少なくない。多発性硬化症患者の認知機能を正しく評価し,認知機能障害に対して介入することは極めて重要であるが,有効性が確立された対処法がないのが現状である。治療研究の発展が期待される。
連載 病態解明・新規治療を目指した神経疾患の患者レジストリシステム・2
痙性対麻痺:JASPAC
著者: 瀧山嘉久
ページ範囲:P.1210 - P.1217
はじめに
遺伝性痙性対麻痺(hereditary spastic paraplegia:HSP)は,臨床的に緩徐進行性の下肢痙縮と筋力低下を主徴とし,病理学的に脊髄の錐体路,後索,脊髄小脳路の系統変性を主病変とする神経変性症候群である。家族性痙性対麻痺(familial spastic paraplegia:FSP)やシュトリンペル・ロラン症候群と呼ばれることもある。最近では,「遺伝性」を明示するために,遺伝性痙性対麻痺と呼ばれることが多い。
随伴症状の有無により,純粋型(pure form)と複合型(complicated form)に分けられ,前者は通常,痙性対麻痺のみを呈するが,時に膀胱直腸症状,振動覚低下,上肢の腱反射亢進を伴うことがある。後者はニューロパチー,小脳性運動失調,脳梁の菲薄化,精神発達遅延,痙攣,難聴,網膜色素変性症,魚鱗癬などを伴う1,2)。
遺伝形式からは,常染色体優性(AD-HSP),常染色体劣性(AR-HSP),X連鎖性(XL-HSP)に分けられる。頻度としては,AD-HSPが多く,AR-HSPは少なく,XL-HSPは稀である。純粋型はAD-HSPにおいて一般的であり,複合型はAR-HSPやXL-HSPに認められやすい。
従来はHarding3)が提唱した臨床像と遺伝形式からみた分類法が受け入れられていたが,今日では原因遺伝子座あるいは原因遺伝子そのものが発見された順に,遺伝形式とは関係なくナンバリングされた分子遺伝学的分類(SPG1〜SPG72)がなされている。最近のゲノム解析技術の発達により,今後も新たな原因遺伝子が次々と同定されるものと思われる。
欧米のHSPは,4.3〜9.8/10万人の有病率であるとされている4)。1988年から1989年にかけてのHirayamaら5)の疫学調査によれば,わが国では0.2/10万人の有病率であると推定されている。また,2008年Tsujiら6)は,特定疾患の臨床調査個人票の解析から10,487人の脊髄小脳変性症患者の4.7%をHSPが占めると報告している。しかし,これまで,わが国のHSPの実態は不明であり,希少疾患であるためにHSPにはなかなか光が当てられなかった。
本稿では,わが国のHSPについてその分子疫学と病態の解明,および治療法の開発を目的としたプロジェクトである,Japan Spastic Paraplegia Research Consortium(JASPAC)について紹介する。
神経疾患の疫学トピックス・8
筋萎縮性側索硬化症は自己免疫疾患との合併が多い。
著者: 桑原聡 , 佐藤泰憲
ページ範囲:P.1235 - P.1237
今回は筋萎縮性側索硬化症とさまざまな自己免疫疾患との合併について調査した大規模研究を紹介する。統計手法については複数の疾患を合併するリスクを推定する際の率比を概説する。
神経学を作った100冊(94)
ブルンストローム『片麻痺における運動療法』(1970)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1238 - P.1239
リハビリテーションの世界に大きな改革をもたらしたブルンストローム(Anna Signe Sophia Brunnström;1898-1988)はスウェーデンの軍人の家庭に生まれた。16歳のときに物理・化学を勉強して大学進学の資格を得,ストックホルムの王立体育学校に進み,リング(Per Henrik Ling;1776-1839)の下で理学療法を学んだ。リングが創始した徒手体操(スウェーデン体操)は解剖学と生理学に基づき,身体各部の各機能の調和した発達を図って考案されたものだが,ブルンストロームが信奉しただけではなく,明治以降の日本の学校体操の主流ともなった。ここで大切なことはスウェーデン体操が筋肉よりも運動を重視したことと,これにより種々の疾病,例えば,側弯症,猫背,下肢の筋力低下などを防ぐことができるとしたことだった。
1919年に卒業すると,スパで働き出した。1920年にはスイスのベルンに行き,まもなくローザンヌで開業し,盛業であったが,1928年にはニューヨークへ移った。最初に働いたのは東42番街の肢体不自由者病院(現・コーネル大学特別外科病院)の体操室だった。1931年にマンハッタンのバーナード・カレッジで医学部進学の科学コースに入り,1932〜1933年にはニューヨーク大学で学んだ。しかし,1934年にお金がかかりすぎることを理由に,4年間の医学校進学は諦め,その代わりにニューヨーク大学の理学療法学部で修士号を取ることにした。同年の11月には米国の市民権を得ることができ,同時に名前を“Signe Brunnstrom”と短くした。1935年にニューヨーク大学の修士号をとり,同時に病院での地位も上がり,理学療法士の教育を担当するようになった。1938年には,ニューヨーク大学の講師に任命され,第二次世界大戦中は海軍大尉として全米各地のリハビリテーション施設を指導したという1)。
症例報告
抗NMDA(N-methyl-D-aspartate)受容体抗体脳炎の1例における認知機能障害の回復過程
著者: 浅井慈子 , 森永章義 , 山本久美子 , 今村徹
ページ範囲:P.1219 - P.1224
抗NMDA受容体抗体脳炎後,約1年間の認知機能障害の回復経過を観察した。症例は29歳女性。発症3カ月で緩徐回復期に入り,この時点で近時記憶障害とともに,遂行機能障害,自発性低下,刺激に対する被影響性の亢進がみられた。約6カ月後に近時記憶障害と刺激に対する被影響性の亢進が改善し,発症から1年後には自発性低下と遂行機能障害も改善し社会復帰を果たした。抗NMDA受容体抗体脳炎では,前頭葉症候群が他の認知機能障害よりも遅れて回復してくるのかもしれない。
雷鳴頭痛で発症し,後部可逆性脳症の画像を呈した片頭痛女性
著者: 加藤大貴 , 齋藤悠 , 大湾善行 , 笠井英世 , 藤田和久 , 河村満
ページ範囲:P.1225 - P.1229
症例は47歳女性。雷鳴頭痛で発症し,頭部MRIで左後頭葉と右頭頂葉にADC値上昇を伴うFLAIR高信号病変を認めた。発症時の血圧は正常で神経学的異常はみられなかった。雷鳴頭痛と血圧変動を繰り返したため,脳血管攣縮を考慮してカルシウム拮抗薬の内服を開始した。雷鳴頭痛と血圧変動は消失,頭部MRIで高信号病変の退縮を認め,後部可逆性脳症を考えた。頭部MRAではウイリス動脈輪周囲に狭窄を認めたため,カルシウム拮抗薬を継続したところ,諸脳動脈の描出は改善した。本症例の後部可逆性脳症は可逆性脳血管攣縮症候群の特徴である雷鳴頭痛で発症しており,脳血管攣縮に起因すると考えた。
学会印象記
The 20th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping(2014年6月8〜12日,ハンブルグ)
著者: 横山諒一
ページ範囲:P.1230 - P.1231
ドイツのハンブルグで開催されたThe 20th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping(OHBM)に参加しました。会場は,ハンブルグの中心地から徒歩で30分ほどのところでした。
OHBMは,1995年に設立された,ヒトの脳機能研究をする研究者が集まる学会です。主に,ニューロイメージングの手法を用いた研究が展開されています。特に,頭部MRI画像を用いた脳構造や,fMRIを用いた脳機能に関わる研究の推進を行っています。大会は毎年開かれ,北米,アジア,ヨーロッパから2,500名以上の研究者が集まります。
9th Federation of European Neuroscience Societies Forum of Neuroscience(2014年7月5〜9日,ミラノ)
著者: 倉岡康治
ページ範囲:P.1232 - P.1233
2014年7月5〜9日にイタリア・ミラノで開催された9th Federation of European Neuroscience Societies (FENS) Forum of Neuroscienceに参加してきました。この学会は,ヨーロッパ各国の神経科学関連学会が合同で1998年から2年に1回開催しており,今年のホスト国はイタリアでした。ただし,FENSは日本神経科学学会との間で若手研究員交流プログラムを稼働させていたり,あるいは北米神経科学学会員もメンバー価格で本学会への参加が認められているように,ヨーロッパ以外の神経科学関連学会との交流も盛んです。このように広く門戸が開かれているためか,日本や米国からは数百人規模の参加者があるなど,国際色豊かな学会でした。
会場となったMiCo-Milano Congressiは,ミラノ市中心から地下鉄を使って約25分と,アクセスのよい場所にありました。歴史を感じるミラノの街並みではひときわ目立つ,近代的かつ機能的な会場でした(写真1)。ポスター会場は非常に広く,ボード幅2mのものを隣同士で前後に距離を置いて配置していたため,聴衆がたくさん集まっても随分余裕がありました。しかし,各ポスターの掲示時間が5時間ほど設けられているはずなのに,各発表者に割り当てられたコアタイム以外には掲示されていないポスターが数多く存在しました。そのため,コアタイムでない時間帯に落ち着いてポスターを見ようとしても,目的のポスターが掲示されていないことが多かったのには困りました。また,メインホールの入口近くでは,壁いっぱいに全参加者名が登録国別に掲示されていました。それを見ると,最多の開催国イタリアに次いでドイツからの参加者が多く,日本からの参加者数も上位に食い込んできていました。
お知らせ
書評
「TIAと脳卒中」—Sarah T. Pendlebury, Matthew F. Giles, Peter M. Rothwell●原著 水澤 英洋●監訳 フリーアクセス
著者: 山口武典
ページ範囲:P.1200 - P.1200
Sarah T. PendleburyとPeter M. Rothwell夫妻,それに臨床疫学者Matthew F. Gilesの3人による『TIAと脳卒中』の日本語版が,このたび東京医科歯科大学神経内科グループ(水澤英洋教授監訳)によって出版された。著者の一人であるRothwell教授は,さまざまなメタ解析で有名なエディンバラのCharles Warlow教授の下で研究を続け,その後オックスフォードに移ってOxford Vascular Study(OXVASC)を立ち上げた。その後の活躍は目覚ましく,極めて多数の脳卒中の臨床および臨床疫学に関する研究成果を報告している。中でも最近注目されているのが,「TIA(一過性脳虚血発作)を早期に治療することによって,3カ月後の転帰が著しく好転する」というOXVASCの臨床成績である。TIAが脳梗塞の警告症状であることはかなり以前(1950年代)から言われてきたにもかかわらず,一般臨床家の間ではあまり重要視されてこなかった。本書の表題にTIAという言葉を付けていることは,この点を意識しての命名であろう。
TIAと脳梗塞は一連の病態であるので,その定義あるいは診断基準を定めることは極めて難しい。最初に米国で定められた定義は「24時間以内に症状が消失し,脳に器質的病変を残さないもの」とされているが,最近の画像診断の発達によって症状持続時間と画像上の変化による定義付けは困難との考えから,米国心臓協会(AHA)/脳卒中協会(ASA)では「持続が短時間で画像所見を残さない」というあいまいなものとなっている。しかし,本書では最も古典的な「24時間」という定義を採択しているため,われわれにとっては親しみやすい。ちなみに厚労科研による研究班(班長:国立循環器病研究センター峰松一夫副院長)でも,現在のところ24時間という定義を用いることを提言している。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1165 - P.1165
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1240 - P.1241
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1241 - P.1241
あとがき フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.1242 - P.1242
「メン・コン」
昨年から上肢の痛みと闘っている。鎮痛剤で誤魔化せる範囲であるが,原因がわかっているので気持ちが晴れない。目先の仕事で紛らわせても,すぐに落ち込む状態になる。心身の弱みに起因するうつ状態を経験し,これが老人性抑うつかしらとも思っていた。そのような中,読売交響楽団のコンサートへの招待を受けた。これまでも何度かお誘いをいただきながら辞退してきたが,今回はある意味で非日常に逃げる気持ちで行くことにした。ユージン・ツィガーンという新進気鋭指揮者にも興味があった。天下を狙うが如く眼光鋭い中堅指揮者に自分にないものを探し求めていたのかも知れない。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
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読者アンケート用紙 フリーアクセス
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基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩