文献詳細
学会印象記
The 2014 Joint ACTRIMS-ECTRIMS Meeting (MSBOSTON2014)(2014年9月10〜13日,ボストン)
著者: 中島一郎1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野
ページ範囲:P.1524 - P.1525
文献概要
日本ではまだ未承認のテリフルノミド(AUBA-GIO®)やフマル酸ジエステル(Tecfidera®),アレムツズマブ(Lemtrada®)などの臨床効果の報告が沢山あったほか,ますます治療選択肢が広がる中で,患者さん自身による治療法の選択の重要性を指摘する講演が印象的でした。十分かつ正確な情報のもと,医師と患者さんが相談しながら適切な治療法を選ばなくてはならない状況が,近い将来日本にも訪れるでしょう。公正な治療アルゴリズム,治療ガイドライン作成とそれらの頻繁な改訂の必要性を感じました。
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