特集の意図
神経筋疾患に対する超音波診断が,最近急速に普及してきている。頸動脈エコーと同じ機器を用いることができる手軽さのうえに,末梢神経肥厚や筋の輝度変化など形態的変化のみならず,線維束性収縮や線維性収縮をも可視化することができる。それが多くの人の注目を集めている理由であろう。本特集では,超音波診断が有用な代表的疾患について,何がどのように見え,どの程度診断に寄与するのか,現時点での知見をまとめた。また,本誌初の試みとして超音波画像の動画を付した項目もあるので,誌面と合わせてご覧いただければ幸いである。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩66巻3号
2014年03月発行
雑誌目次
特集 神経筋疾患の超音波診断
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.206 - P.207
手根管症候群の超音波診断
著者: 中道健一
ページ範囲:P.209 - P.221
手根管症候群の超音波検査に関し,①検査法,②解剖と画像,③病態,④特発例の診断,⑤局所病変(占拠性病変,腱滑膜炎,骨,関節病変),不全切離,解剖学的変異の検索,⑥手術の低侵襲化について述べる。
炎症性ニューロパチーの超音波診断
著者: 杉本太路 , 越智一秀 , 細見直永 , 松本昌泰
ページ範囲:P.223 - P.228
炎症性ニューロパチーの超音波所見は主に神経肥厚であり,慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP),多巣性運動ニューロパチー,ギラン・バレー症候群,血管炎性ニューロパチー,ハンセン病で報告がある。超音波検査はニューロパチー診断の補助的役割を期待される。その一例にCIDPと脱髄型シャルコー・マリー・トゥース病との鑑別が挙げられる。研究途上の分野であり,今後詳細な検討による知見の蓄積が期待される。
ALSの超音波診断
著者: 三澤園子
ページ範囲:P.229 - P.236
神経筋疾患の診断に,超音波検査が一般的に利用されるようになりつつある。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断においても,超音波検査の応用が始まっている。ALS診断で試用されている超音波の検査項目には,エコー輝度,筋の厚さ,線維束性収縮がある。現時点では手技の標準化,一般化はまだ十分とはいえない。しかし,ALSで特徴的である線維束性収縮は非侵襲的かつ容易な手技で明確に描出でき,診断に貢献できる可能性がある。ALSでは確定診断に至るまで,筋電図検査が繰り返し行われることが多い。今後,痛みのないALS診断への超音波検査の貢献が期待される。
シャルコー・マリー・トゥース病の超音波診断
著者: 能登祐一
ページ範囲:P.237 - P.246
近年,高解像度プローブの開発により神経や筋の詳細な超音波イメージングが可能となった。これを受けて,超音波検査は,神経内科領域でも,末梢神経疾患の診断の補助として,欧米を中心に広く用いられるようになってきている。本稿では,神経根の観察も含めた末梢神経の超音波検査の基本的な実施方法を述べるとともに,シャルコー・マリー・トゥース病患者の,遺伝子異常で分類したサブタイプごとの神経超音波検査所見について概説する。
筋疾患の超音波診断
著者: 高松直子 , 森敦子 , 野寺裕之
ページ範囲:P.247 - P.257
筋疾患が疑われる患者の診断と治療において筋画像検査が重要となっている。超音波検査は広範な筋の評価を短時間で行うことができ,筋ジストロフィーや筋炎における輝度異常,サルコイドミオパチーや封入体筋炎のような局所の異常を認める。筋生検が必要な症例においては,超音波で適切な生検部位の選択を行うことができる。今後の課題としては,超音波検査とそれ以外の画像所見や臨床所見などとの相関をみる必要がある。
総説
筋強直性ジストロフィー研究の現在
著者: 趙一夢 , 石浦章一
ページ範囲:P.259 - P.264
筋強直性ジストロフィーは,筋症状を主とする遺伝性・進行性多臓器疾患である。責任遺伝子の異なるⅠ型,Ⅱ型があり,日本での罹患率は10万人に約5人である。発症機構は,異常伸長した非翻訳領域におけるCTG,CCTG反復配列の転写によるRNA毒性である。確立した根本的な治療法はまだない。ここでは,近年進んできたRNA毒性に対する研究を踏まえ,探索中の新規治療法について概説する。
視神経損傷モデルにおける神経再生,神経回路再形成および視機能回復の分子機構
著者: 郡山恵樹 , 栗本拓治 , デリマシウマラ , ベノヴィッツラリー
ページ範囲:P.265 - P.272
視神経は網膜神経節細胞の軸索束であり中枢神経再生のメカニズム研究に広く用いられてきた。近年,部分的な視神経再生が起こる分子メカニズムについてさまざまな報告がなされてきたが,より多くの再生線維が視覚中枢まで正しく再投射した際の視機能回復を証明した論文は皆無であった。本稿では眼炎症,cAMP,脱リン酸化酵素PTEN欠損のコンビネーション処理によって著しい視神経再生と視機能回復が成功した例をまとめた。
紙上討論
人間以外の動物に「文法」は使えるのか?
著者: 尾島司郎 , 宮川繁 , 岡ノ谷一夫 , 成田広樹 , 飯島和樹 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.273 - P.281
A 尾島ら 鳥に文法が学べるのか?
英語で“bird-brained”という表現をご存じだろうか? 直訳すると「鳥の脳をしている」ということだが,これはstupidを意味する。一般的に,鳥は頭の悪い動物だと見做されることも多い。しかし,動物行動学の成果は,必ずしもこうした見方が正しくないことを示している1)。鳥の認知研究で,近年特に注目を浴びているのは,今回のテーマである「文法」の学習である。鳥にも文法が学べるのだろうか?
症例報告
くも膜下出血を合併したチャーグ・シュトラウス症候群の1例
著者: 伊藤美以子 , 加藤直樹 , 蘇慶展 , 嘉山孝正
ページ範囲:P.283 - P.288
くも膜下出血を発症したが保存的加療にて良好な転帰が得られたチャーグ・シュトラウス症候群(CSS)の1例を経験したので報告する。
68歳男性,CSS加療中。耳鳴増悪時のMRI/Aで左中大脳動脈拡張,右椎骨動脈末梢狭窄があり,くも膜下出血発症時の三次元CT血管造影で左前大脳動脈基部の膨隆が出現した。これらの所見から脳動脈解離を疑ったが血管炎増悪を懸念し保存的加療とし,経過良好で自宅に退院した。出血性脳動脈解離でもアレルギー性疾患を有する場合はCSSの関与が示唆され,保存的加療がより適切な場合もあると考えられた。
1枚のスライド
井形昭弘
著者: 森啓
ページ範囲:P.289 - P.296
いがた・あきひろ。1928年生まれ。名古屋学芸大学学長。鹿児島大学名誉教授。1954年東京大学医学部卒,1960年同大学医学博士取得。1971年鹿児島大学医学部第3内科教授。1987年同大学学長。
1993年国立療養所中部病院長。1997年あいち健康の森健康科学総合センター長(2003年名誉センター長),2002年から現職。1989年野口英世記念医学賞,1992年紫綬褒章,2000年勲二等旭日重光章。
現代神経科学の源流・4
シーモア・ベンザー【前編】
著者: 堀田凱樹 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.299 - P.305
Seymour Benzer(1921-2007)。1921年,ニューヨーク州のブルックリンに生まれる。1942年,ニューヨーク市立大学ブルックリン校で物理学を専攻し,パデュー大学において,固体物理学のパイオニアであるカール・ラーク=ホロヴィッツの下で学び,1947年に博士号を取得する。このときに彼が発見した高電圧に耐えるゲルマニウム結晶が,後年,半導体研究の大きな推進力となり,トランジスタの発明に結びついている。しかし,彼の興味は生物学へと移り,パデュー大学の物理学教室に籍を置きつつもオークリッジ国立研究所,カリフォルニア工科大学のマックス・デルブリュックの研究室,コーネリアス・ヴァン・ニール研究所,パスツール研究所のアンドレ・ルウォフの研究室,コールド・スプリング・ハーバー研究所などのさまざまな場所でバクテリオファージの研究を進めた。遺伝子の操作論的な定義(シストロン,レコン,ムトン)を提唱し,遺伝子は染色体状に一列に並んでいるだけでなく,遺伝子(シストロン)の内部も一列に並んだムトンから構成されていることを証明した研究で有名。1967年にカリフォルニア工科大学の生物学教授となり,ショウジョウバエを用いた行動遺伝学の研究を開始する。ショウジョウバエにおける走光性,概日リズム,求愛行動,学習行動などの突然変異体を発見し,遺伝子が行動を規定することを証明した。
1964年,2004年にガードナー国際賞(2回),1971年にアルバート・ラスカー基礎医学研究賞,1982年にアメリカ国家科学賞,1991年にウルフ賞医学部門,1993年にクラフォード賞,2000年にはわが国の国際生物学賞を受賞するなど,輝かしい受賞歴を持つが,ノーベル賞に選ばれることはなかった。2007年11月30日,カリフォルニア州パサデナにて死去。
学会印象記
The 24th International Symposium on ALS/MND(2013年12月6~8日,ミラノ)
著者: 岩崎泰雄
ページ範囲:P.306 - P.307
第24回International Symposium on ALS/MNDが2013年12月6~8日にミラノで開催された。この学会は神経内科領域の疾患の学会,特にパーキンソン病やアルツハイマー病の学会と比較すると,まだ認識の低い印象を持ちます。小生が初めてこの学会に参加したのは,1997年グラスゴーで開催されたときでした。これまでこの学会に参加した印象は,会期が12月の寒い時期であり,学会場がかなり都市の中心部から離れており,交通の便もよくはなく,都市部に足を運ぶよりは,3日間学会場に拘束され,勉強するのにいい環境かなといったものでした。
前回ミラノで開催されたのは10年前の2003年で,そのときは施設訪問など予定が詰まっており,学会場以外へは足を運ぶことができませんでしたが,今回は少し時間が取れたので,セリエAのインテルの試合を観戦できました。最後の10分間,長友が出場しました。その場面を見られてよかったです。小生も小学5年からサッカー経験があり,今でも審判をしております。また小生,街歩きが好きであり,特にへんぴなところを一人で歩くのが趣味です。今回も,ホテルと地下鉄の駅の間のへんぴなところを歩いていたら,現地の人に注意され,走って駅まで行きました。
連載 神経学を作った100冊(87)
マグヌス『姿勢』(1924)
著者: 作田学
ページ範囲:P.308 - P.309
マグヌス(Rudolf Magnus;1873-1927)は,ドイツ出身の神経生理学者であり,オランダから招かれ,終生その地にあった。マグヌスはドイツ北部の都市ブラウンシュバイク(Braunschweig)で,1873年9月2日に裕福で開明的なユダヤ人の家庭に生まれた。
ハイデルベルク大学で生理学をキューネ(Wilhelm Kühne;1837-1900)に,神経学をエルプ(Wilhelm Heinrich Erb;1840-1921)に学んだ。1895年9月の学生時代にスイスのベルンで行われた第3回国際生理学会に出席し,自ら血圧測定に関する演題を発表している。250人が参加したこの会議では各国の著名人に出会い,また会長の別荘にも呼ばれて大いなる刺激を受けた。1898年に学位を取得し,ハイデルベルク大学薬理学教授のゴットリープ(Rudolf Gottlieb;1864-1924)の助手となる。助手の仕事を始める直前にはケンブリッジで行われた国際生理学会に出席し,刺激を受けるとともに英国の著名な生理学者と個人的なつながりを深めた。
お知らせ
第50・51回 筋病理セミナー フリーアクセス
ページ範囲:P.236 - P.236
共催 (独)国立精神・神経医療研究センター,精神・神経科学振興財団
趣旨 本セミナーでは,講義と実習を通して筋病理学の基本と代表的な筋疾患の概要を学ぶことができます。
会期 第50回 2014年7月28日(月)~8月1日(金)
第51回 2014年8月25日(月)~8月29日(金)
会場 (独)国立精神・神経医療研究センター トランスレーショナル・メディカルセンター(TMC)棟
書評
「脳血管障害と神経心理学 第2版」―平山惠造,田川皓一●編 フリーアクセス
著者: 栗山勝
ページ範囲:P.297 - P.297
この度,医学書院から『脳血管障害と神経心理学 第2版』が出版された。今回18年ぶりの改訂である。実は初版の表題は『脳卒中と神経心理学』であり,今回の版では脳卒中から脳血管障害に変更された。初版の序にも触れてあるごとく「脳卒中とは,意識と運動・知覚機能が卒然と喪失し,ある期間持続する状態を指すものである。したがって急激な脳血管障害にみられる症候であるが,ときとして脳血管障害を代表する言葉として用いられる。本義の脳卒中のみを指したものではない」。よって,今回改訂にあたって本来の脳血管障害に変更したものと思われる。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.282 - P.282
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.310 - P.311
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.311 - P.311
あとがき フリーアクセス
著者: 桑原聡
ページ範囲:P.312 - P.312
本号では神経筋疾患の超音波診断が特集されています。手根管症候群,炎症性ニューロパチー,筋萎縮性側索硬化症,シャルコー・マリー・トゥース病,筋疾患について,それぞれの分野における第一線の専門家の方々に画像の実例も取り入れてわかりやすく解説していただいています。
多くの神経疾患において画像診断,生化学的バイオマーカーによる診断,遺伝子診断の研究が大きく進展していますが,末梢神経・筋疾患では,これまで電気生理学的検査が診断に大きく貢献してきました。この特集を通じて,今後神経・筋の画像診断は電気生理診断と相補的あるいは相乗的に発展して行くことがおわかりいただけると思います。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
読者アンケート用紙 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩