特集の意図
アセチルコリンは最もポピュラーな,いわばありふれた神経伝達物質の1つであるが,発見から100年を迎える記念すべきときに,改めて見つめ直してみたい。神経疾患との関わりを中心に今読むべき7編をお届けする。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩66巻5号
2014年05月発行
雑誌目次
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.499 - P.499
アセチルコリン概論
著者: 森啓
ページ範囲:P.501 - P.505
本特集は,本年がアセチルコリン発見の100周年となることから企画されたものである。いまさらアセチルコリン,という読者も多いかもしれない。しかしながら,アセチルコリンほど,古くて新しい分子はなく,今でもさまざまな生理機能や疾患を議論するうえで重要なことに気づかされる。
アルツハイマー病の治療
著者: 品川俊一郎 , 繁田雅弘
ページ範囲:P.507 - P.516
アルツハイマー病ではアセチルコリン系機能が低下するという研究から,治療薬としてアセチルコリンエステラーゼ阻害薬が開発され,現在わが国ではドネペジル,ガランタミン,リバスチグミンが用いられている。これらの薬剤は認知機能や全般機能,日常生活動作の低下を抑制する効果がある。作用機序に差はあるが,有効性はメタアナリシスから同程度とされる。レヴィ小体型認知症やダウン症候群などに対する治験も開始され,適応の可能性が広がっている。
重症筋無力症とアセチルコリン
著者: 藤岡俊樹
ページ範囲:P.517 - P.525
アセチルコリン分子の流れである神経筋接合部での生理機能と,その破綻をきたす疾患である重症筋無力症のメカニズム・症状・治療法などを概説した。当初は,神経筋伝達物質であるアセチルコリンの作用増強を中心にした治療が発達したが,免疫学の発達によりアセチルコリン受容体の障害機序が明らかになり,現在はそれを引き起こす免疫異常の是正が注目されている。今後は遺伝子治療や分子標的治療が主体となると予想される。
神経因性膀胱―アセチルコリンの関与を含めて
著者: 榊原隆次 , 舘野冬樹 , 岸雅彦 , 露崎洋平 , 内山智之 , 山本達也
ページ範囲:P.527 - P.537
排尿障害は,自律神経症候の中で非常に頻度が高いものである。このうち残尿・尿閉は繰り返す尿路感染症,腎後性腎不全をきたし予後を悪化させる懸念があり,過活動膀胱(尿意切迫・頻尿・尿失禁)は生活の質を悪化させる。コリン系神経は,運動神経,認知機能とともに自律神経の中の副交感神経系(および交感神経節)に深く関わっており,特に神経因性膀胱では,コリン系神経の障害が大きく関与している。本稿では神経因性膀胱の主な病態・治療とアセチルコリンの関わりについて,糖尿病性ニューロパチー,高齢者のアルツハイマー病・白質型多発脳梗塞を例示しながら述べた。神経因性膀胱は,適切な治療薬で改善が得られることが多いことから,積極的な治療介入が望まれる。
純粋自律神経不全症とアセチルコリン―研究史と現況
著者: 朝比奈正人
ページ範囲:P.539 - P.550
アセチルコリンの発見は自律神経研究史と深く関わっている。ラングレーは1900年代初頭に,自律神経を交感神経,副交感神経,腸神経に分類し,交感神経を節前と節後に分け,受容体の概念を提唱した。同じ頃,デールはアセチルコリンの薬理作用を解明し,心副交感神経の神経伝達物質がアセチルコリンであることを証明した。本稿では,自律神経とアセチルコリンの研究史の観点から代表的自律神経疾患の純粋自律神経不全症について述べる。
抗アセチルコリン薬の副作用
著者: 岩城寛尚 , 野元正弘
ページ範囲:P.551 - P.560
アセチルコリンは主要な神経伝達物質であり,末梢では自律神経作用,中枢ではより多くの部位で複雑な神経ネットワークを構成し,抗アセチルコリン薬は多くの疾患で使用される。また,多くの薬剤が抗アセチルコリン作用を持つため,副作用を評価するためには,薬剤の抗アセチルコリン作用を総量として考慮する必要がある。特に,中枢性の副作用である認知機能障害は,臨床的に見過ごされやすく注意が必要である。
神経剤サリンの臨床―症状と治療
著者: 柳澤信夫
ページ範囲:P.561 - P.569
サリンはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する有機リン系化学兵器である。自律神経,運動神経,副腎髄質,脳のアセチルコリン系過剰活動により,意識障害,全身痙攣から縮瞳と眼症状,気道分泌亢進,消化管活動亢進が種々に出現し,死亡をまぬがれた重症者は硫酸アトロピン,PAMなどの治療で後遺症なく急速に改善する。松本・東京事件は貴重な資料を残したが,イラク・シリアの内戦,食品への殺虫剤混入など危険は今もある。
1枚のスライド
杉本八郎
著者: 森啓
ページ範囲:P.571 - P.580
すぎもと・はちろう。1942年生まれ。同志社大学大学院脳科学研究科チェア・プロフェサー(教授)。1961年東京都立化学工業高校卒,同年エーザイ株式会社入社。1969年中央大学理工学部工業化学科卒。1982年エーザイ株式会社筑波研究所化学系主任研究員。1990年同社人事採用プロジェクト担当課長。1997年同社理事,筑波探索研究所副所長。2000年同社創薬第一研究所所長。2003年同社定年退職,同年京都大学大学院薬学研究科創薬神経学講座教授。2013年より現職。
総説
軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症(HDLS)とCSF-1R遺伝子変異
著者: 今野卓哉 , 他田正義 , 他田真理 , 西澤正豊 , 池内健
ページ範囲:P.581 - P.590
Hereditary diffuse leukoencephalophathy with spheroids(HDLS)は白質障害を伴う若年性認知症である。HDLSの原因遺伝子としてCSF-1R(colony stimulating factor 1 receptor)が最近同定された。われわれはわが国のCSF-1R変異例を解析し,HDLSに特徴的な臨床的所見と画像所見を明らかにした。また分子遺伝学的な解析から,CSF-1Rのハプロ不全がHDLSの病態になることを明らかにした。HDLS患者脳ではミクログリアの異常が認められ,CSF-1Rシグナル不全により生じるミクログリア異常がHDLSの病態の本態と考えられた。
神経疾患のエピゲノム―脳機能障害を理解する新しい指標
著者: 久保田健夫 , 平澤孝枝 , 三宅邦夫
ページ範囲:P.591 - P.597
ゲノムDNA上はさまざまな化学修飾を受けており遺伝子のON/OFF調節がなされている。これをエピゲノムという。その異常は先天性疾患の原因となることが知られてきた。近年,環境でエピゲノムが変化することが判明し,エピゲノムは後天性の精神・神経疾患の発症にも関与していると想定されている。過去の環境曝露をゲノム上に映し出すエピゲノムは,「ゲノムの刻印」として,集団ではなく個を重視する先制医療の指標として期待されている。
症例報告
抗てんかん薬で効果を認めた音楽性幻聴の83歳男性例
著者: 二村明徳 , 加藤大貴 , 河村満
ページ範囲:P.599 - P.603
3年前から難聴を自覚していた83歳右利き男性が,突然に童謡の「とおりゃんせ」が聴こえるようになった。その後,童謡だけでなく民謡や軍歌,君が代なども聴こえた。123I-IMP脳血流SPECTでは右側頭葉・頭頂葉に血流低下が,左側頭葉・頭頂葉に血流増加を認めた。発作性の嘔気や頭重感,脳血流の左右差などから側頭葉てんかんを疑い,カルバマゼピン200mg/日を投与したところ,音楽性幻聴は軽快し,嘔気・頭重感は消失した。抗てんかん薬が効果的であった聴覚性シャルル ボネ症候群により発現した音楽性幻聴と推定した。
現代神経科学の源流・6
シーモア・ベンザー【後編】
著者: 堀田凱樹 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.605 - P.610
普段やらない研究を
酒井 堀田先生が留学中に,ベンザーとソーク研究所にいらっしゃったことがあるそうですね。
堀田 ソーク研究所には,ベンザー研究室全体で毎年夏に2~3カ月行っていたのです。これは自分たちが普段やらない研究をするというのが目的で,たぶんモノー(Jacques Lucien Monod;1910-1976)の真似でしょう。当時,ベンザーの研究室には私しかいないですから,自力でトラックの荷台にオシロスコープから一切の計測器を積んで,ロサンジェルスからサンディエゴのソーク研究所へ行きました。
ポートレイト
井村恒郎―脳と精神の架橋
著者: 佐藤裕史
ページ範囲:P.611 - P.615
はじめに
井村恒郎(いむら・つねろう;1906-1981)は,戦後日本の精神医学の確立に貢献した指導者の1人である(Fig.1)。神経心理学,精神病理学,精神分析,精神療法など広範な領域にわたり堅実で独創的な研究を行い,熱心に診療に努め,次世代を育てた。21世紀の今の専門分野の極端な細分化からすれば,井村の学問を,医学の未分化な第二次大戦前後だったからこそあり得た大昔のディレッタンティズムだとする向きもあるかもしれない。しかし井村の責任感と決意,不断の研鑽と誠実な臨床こそが広大な知的山脈の縦走を可能にしたので,専門分化の果てに方向を見失い,患者の全人的苦悩の前に怯むわれわれにとって,この稀有な先達の足跡をたどる意義は大きい(なお昨今の病名改変前の引用が多く,旧称を用いることを諒とされたい)。
井村の業績は二次にわたる論文集1,2)に収められており(本稿で言及する井村の論文はすべて網羅されている),その人となりも成書3)と井村の高弟・野上芳美の紹介4-6)にある。筆者は直接井村の謦咳に接していないが,野上の教え子で井村の孫弟子にあたり,直弟子各位から耳にした井村の逸話は今も鮮やかである。業績と人柄,学風を祖述して学縁の記念としたい。
連載 神経学を作った100冊(89)
ラモニ-カハール『人および脊椎動物の神経系組織学』(1909,1911)
著者: 作田学
ページ範囲:P.616 - P.617
カハール(Santiago Ramón y Cajal;1852-1934)は現在の神経学が依って立つニューロン説を打ち立てたことで知られている。
彼は1852年5月1日にフランス国境に近いアラゴン県ペティリヤという小さな町の医者の家に生まれた。幼少の頃は手の付けられない子どもであり,自身も回想録で「反抗心の鬼だった」と述べている。アラゴン人の気質として,反骨精神,気性の荒い頑固者,辛抱強さ,気骨のある人間ということがよく知られているが,その地元の人間も手を焼くくらいの反骨精神の塊であった1)。
お知らせ
公益財団法人 かなえ医薬振興財団 平成26年度アジア・オセアニア交流研究助成金募集要項 フリーアクセス
ページ範囲:P.550 - P.550
趣 旨 近年の生命科学分野において研究者間の交流,ネットワーク,および共同研究が急速な発展に寄与しており,これらの交流は革新的な発見から臨床応用まで少なからぬ貢献ができると考え,アジア・オセアニア地域における共同研究に対する助成を行います。
助成研究テーマ 生命科学分野におけるアジア・オセアニア諸国との交流による学際的研究。特に老年医学,再生医学,感染症,疫学,医療機器,漢方,そのほか
書評
「運動障害診療マニュアル 不随意運動のみかた」―H. H. Fernandez, R. L. Rodriguez, F. M. Skidmore, M. S. Okun●原著 服部信孝●監訳 大山彦光,下 泰司,梅村 淳●訳 フリーアクセス
著者: 髙橋良輔
ページ範囲:P.598 - P.598
Movement Disorderの和訳は運動障害(疾患)あるいは運動異常(症)で,運動が過多になり不随意運動を呈する疾患群(例:舞踏病),逆に運動が過少になる疾患群(例:パーキンソン病),そして場合によっては運動が不器用になる疾患群(例:脊髄小脳変性症)の総称である。運動障害は神経内科疾患の中でも最も謎めき興味の尽きない疾患群であり,研究が重ねられてきた。今日では,その病態生理や遺伝学的背景について数多くの知見が得られ,それらを基に新しい薬物治療法が生まれ,手術療法やリハビリテーションなど非薬物療法の進歩も著しい。しかし運動障害の診断・治療は必ずしも容易ではなく,例えば特異な不随意運動をどのように記載するかは,熟練した専門家の腕の見せどころ,といった面がある。初学者の中には苦手意識を持つ人も多いかもしれない。
このたび訳出された『運動障害診療マニュアル』は,運動障害は複雑と考えて敬遠しがちな向きの人には朗報となる実践的な手引書である。著者のうち,Hubert Fernandez氏は著名なパーキンソン病の専門家であり,国際パーキンソン病・運動障害疾患学会(International MDS)ではWebsite editorとして大変魅力的なサイトを構築して,学会で表彰されたこともある。またMichael Okun氏はDBSの世界的権威で,2012年の日本神経学会で招待講演をされたことも記憶に新しい。この2名にRodriguez氏,Skidmore氏の2名の若手研究者が加わって作成された本書は,極めて斬新,かつ実践的なアプローチで運動障害の診断と治療のポイントを教えてくれる。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.615 - P.615
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.618 - P.619
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.619 - P.619
あとがき フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.620 - P.620
本号は,アセチルコリン特集号である。今年がデールによる発見100周年にあたるようで,担当編集委員を決める段になって,「アセチルコリン」だからアルツハイマー病,認知症だから私という役回りになったのかもしれない。私自身アセチルコリンについては素人であるが,そんなことが許されるほど現編集部(委員会)にはやさしい人はいない。今から40年以上も前に『Nerve, Muscle and Synapse』(Bernard Katz著,McGraw-Hill Inc., US)を完読して以来の基礎的な勉強と応用を紐解くこととなった。Noと言えない典型的な日本人である私は,幸い編集子の助けもあり企画内容自体は,時間をかけて練りに練った成果が実り,実際に集まった特集原稿を一読して,新しいテーマであることを実感できたことは大きな喜びである。私的にも一皮むけた印象が残っている。なにより,神経発生の上での自律神経系の意味について長らくもやもやしていたが,遠心性要素が映し出されている今回の特集を読み,自分なりの制御,調整の位置関係が得られたように思う。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
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読者アンケート用紙 フリーアクセス
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基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
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特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
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74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
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74巻8号(2022年8月発行)
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74巻6号(2022年6月発行)
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特集 脳科学リテラシーを高めるために
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73巻8号(2021年8月発行)
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73巻7号(2021年7月発行)
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72巻11号(2020年11月発行)
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72巻10号(2020年10月発行)
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72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
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72巻6号(2020年6月発行)
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増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
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71巻11号(2019年11月発行)
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特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
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71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
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71巻4号(2019年4月発行)
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71巻3号(2019年3月発行)
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71巻2号(2019年2月発行)
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71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩