特集の意図
近年,痙縮に対するボツリヌス療法,バクロフェン髄注療法の臨床応用が急速に広がっている。このことを受け,本特集では,痙縮の病態と治療法についてのupdateをまとめる。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩66巻9号
2014年09月発行
雑誌目次
特集 痙縮の臨床神経学
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.1017 - P.1017
痙縮の病態生理
著者: 鏡原康裕
ページ範囲:P.1019 - P.1029
痙縮とは上位運動ニューロン障害による陽性徴候の1つであり,脊髄伸張反射の亢進により生じた筋緊張亢進状態である。機序として,筋紡錘から脊髄への過剰な入力および反射回路制御の障害が挙げられるが,ヒトにおいてはγ運動ニューロンの機能亢進による入力増大は証明されていない。上位中枢からの抑制系の解放現象や脊髄内の介在ニューロン制御の障害が関与すると考えられるが,痙縮の病態は原因疾患,病変部位,時間経過によって異なってくる。
痙縮に対する治療ストラテジー
著者: 大田哲生
ページ範囲:P.1031 - P.1038
痙縮の治療には,これまで内服薬,ブロック療法,外科的手術療法などが行われ,患者の症状に応じて治療法が選択されてきた。近年,ボツリヌス療法,バクロフェン持続髄注療法も新たな治療方法として選択肢に加わり,痙縮治療の幅が広くなってきている。また,これらの治療法はリハビリテーションと併用することで,より効果的なものとなる。今回,各治療法の特徴について述べるとともに,その適応についても言及する。
ボツリヌス療法
著者: 正門由久
ページ範囲:P.1039 - P.1047
ボツリヌス療法は痙縮に対する治療手段として大変有効である。痙縮が患者の症候,介助負担,機能改善の阻害となり,特に限局的な場合に有用である。しかし通常,痙縮は筋粘弾性変化による短縮や拘縮を伴い,麻痺とともに,ADL低下,歩行障害などを引き起こす。それゆえに,詳細な評価を行い,現症および問題点から現実的な目標を立て,痙縮を軽減するとともにリハビリテーションを併用しマネージメントすることが必要である。
痙縮に対するバクロフェン持続髄注療法
著者: 内藤寛
ページ範囲:P.1049 - P.1055
バクロフェンは中枢神経系の抑制性伝達物質であるGABAの誘導体で,脊髄の単シナプスおよび多シナプス反射を抑制することで抗痙縮作用と鎮痛作用を示す。バクロフェン持続髄注の有益性として,①有痛性筋攣縮の軽減,②関節可動域の拡大と他動性の改善,③リハビリテーションへの導入,④夜間の攣縮低減による睡眠の改善,⑤更衣や排尿介助を容易にし,患者ケアの改善,⑥痙性膀胱など膀胱機能の改善,などが挙げられている。
痙縮の機能神経外科治療
著者: 鮎澤聡 , 井原哲 , 青木司
ページ範囲:P.1057 - P.1068
痙縮の機能神経外科治療は,いずれかのレベルで伸張反射ループに干渉して過剰な活動を抑制する。選択的末梢神経縮小術は痙縮筋を支配する末梢の運動神経枝を部分切除する。遠心路のα運動神経線維と求心路であるIa線維の両方が切除されるが,伸張反射の永続的な抑制にはIa求心路の活動抑制が本質である。機能的脊髄後根切断術は電気刺激に異常運動反応を呈する脊髄後根細糸を切断することでIa求心路の活動を抑制する。バクロフェン持続髄注療法は神経組織を破壊することなく,脊髄レベルでα運動神経を抑制する。患者の病態に応じてこれらを使い分けることが重要である。
総説
脳の機能発達を担うシナプス刈り込みの機構
著者: 上阪直史 , 川田慎也 , 狩野方伸
ページ範囲:P.1069 - P.1077
生後間もない時期の動物の脳には,成熟動物の脳と比較して,過剰なシナプスが存在する。生後発達過程において,このうち必要なシナプス結合が強められ,不要な結合は除去されて,成熟した機能的な神経回路が完成する。この過程は「シナプス刈り込み」と呼ばれており,生後発達期の神経系にみられる普遍的な現象であると考えられている。最近の研究により,シナプス刈り込みの細胞・分子機構が明らかになりつつある。
マルキアファーヴァ・ビニャミ病の画像診断
著者: 黒田岳志 , 河村満
ページ範囲:P.1079 - P.1088
マルキアファーヴァ・ビニャミ病はアルコール多飲者に生ずる脳梁の脱髄壊死を特徴とする稀な疾患である。確定診断には剖検が必須であったが,画像診断技術の進歩は生前診断を可能にした。脳梁病変の分布はさまざまで,時に脳梁外病変を伴い,アルコール非乱用者にも生じうることがわかった。今後,画像所見とともに臨床症状や病理所見を併せて検討していくことは,病態の解明および治療法の確立に寄与すると思われる。
連載 病態解明・新規治療を目指した神経疾患の患者レジストリシステム・1【新連載】
筋萎縮性側索硬化症:JaCALS
著者: 熱田直樹 , 中村亮一 , 渡辺はづき , 祖父江元
ページ範囲:P.1090 - P.1096
はじめに
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は成人発症の神経変性疾患であり,上位および下位運動ニューロンが進行性に変性,脱落することを特徴とする。その結果,全身の骨格筋の筋萎縮,筋力低下をきたし,球麻痺,呼吸筋麻痺を生じて,平均3~4年で死亡する。気管切開,人工呼吸器装着により,長期に生存する患者も多く存在するが,その場合でも四肢,体幹,顔面の筋が次第に動かなくなり,コミュニケーション手段を喪失した,いわゆる閉じ込め症候群の状態になる場合もある。代表的な神経難病であり,現在のところ根治的治療法は存在しない。
ALSの治療法開発は患者,家族および診療,介護などに関わる者すべての悲願である。そのために今,何が必要とされているのかを踏まえ,ALS患者レジストリシステムの果たしうる役割と現在の取組みを述べたい。
神経学を作った100冊(93)
ウォルフ『頭痛と他の頭部痛』(1948)
著者: 作田学
ページ範囲:P.1126 - P.1127
「現代の頭痛研究の父」1)ともいわれるウォルフ(Harold George Wolff;1898-1962)は1898年5月26日にニューヨークで生まれた。彼の父方の先祖はアルザス出身と言われている。ハーバード大学医学校で医学を学び,1923年にM.D.を取得した。医学校では神経科医のコブ(Stanley Cobb;1887-1968)に影響を受けたという。ルーズベルト病院などで臨床を学び,再びハーバード大学へ戻り,脳循環などの研究に携わった。1928~1929年にかけてオーストリアはグラーツのレヴィ(Otto Loewi;1873-1961)教授の研究室に学んだ。ちなみにレヴィは副交感神経のトランスミッターとしてアセチルコリンを発見したことで1936年にノーベル賞を授与されている。1930~1931年にはジョンズホプキンス大学精神科のマイヤー(Adolf Meyer;1866-1950)教授の研究室で学んだ。1932年にニューヨークにコーネル大学医学センターが開かれるとウォルフは神経科の部長に指名された。1940年にはコーネル大学医学部神経科の教授になり,1958年に患者から多額の寄付を受け,Anne Parrish Titzell Professor of Medicine in Neurologyに任命された。『Archives of Neurology』誌の編集長,米国神経学協会(American Neurological Association:ANA)の会長を歴任した。彼は生涯に539編の論文と14の書籍を発行した。その中にはのちに頭痛の聖書とまでいわれた本書『頭痛と他の頭部痛』の初版(1948年)が含まれている2)。
ウォルフが発見した頭痛のメカニズム,特に片頭痛のそれは,一世代を支配する理論であった。本書はその後,頭痛に関して最も権威のある書物とされ,彼の死後も『Wolff's Headache and Other Head Pain』として第8版(2008年)までオックスフォード大学出版から刊行されている。
原著
カルパイノパチー(LGMD2A)の2剖検例の臨床病理学的検討
著者: 橋口修二 , 足立克仁 , 乾俊夫 , 有井敬治 , 柏木節子 , 齋藤美穂 , 香川典子 , 川井尚臣
ページ範囲:P.1097 - P.1102
肢帯型筋ジストロフィー2A型(LGMD2A)の2家系2剖検例を報告する。症例1は72歳時に呼吸不全・心不全で死亡,症例2は70歳時に虚血性心筋症・全身性循環不全で死亡した。症例1では記憶障害,そして2例とも大脳萎縮がみられたが,神経細胞に特異的変化は認められなかった。2例とも不完全右脚ブロックを呈し,症例2の洞房結節では虚血性変化を伴う脂肪化が認められた。LGMD2Aでは,カルパイン3異常により骨格筋の障害をきたすが,心伝導障害の合併にも留意する必要がある。
症例報告
眼部帯状疱疹による眼窩尖端症候群の1例
著者: 脇田賢治 , 櫻井岳郎 , 西田浩
ページ範囲:P.1103 - P.1108
69歳の男性,右眼周囲の違和感,発熱を認め,その後,異常行動がみられた。入院時,JCS10,右顔面,頭頂部に小水疱,びらんを認め,右眼瞼の腫脹もあった。右眼瞳孔は散大,対光反射消失,全眼筋麻痺を認めた。髄液検査で帯状疱疹ウイルスが陽性であった。アシクロビル投与で意識清明となったが,視力は回復しなかった。眼部帯状疱疹による眼窩尖端症候群は稀であるが,ときに全眼筋麻痺や視神経炎など,重篤な合併症を伴うことがある。
Neurological CPC
若年期からのてんかん加療中に認知障害と海馬硬化を呈した61歳男性例
著者: 大本周作 , 福田隆浩 , 新井信隆 , 鈴木正彦 , 横地正之 , 河村満 , 後藤淳 , 織茂智之 , 藤ヶ﨑純子 , 星野晴彦
ページ範囲:P.1109 - P.1118
症例提示1
司会(鈴木) それでは,症例提示からよろしくお願いします。
臨床医(大本) 症例は61歳の男性で,主訴は,意識障害,血圧低下,喀痰です。既往歴は,てんかんと高血圧,脂質異常症,高尿酸血症,大腸癌開腹術後です。飲酒歴は20~59歳まで,毎日ビール500ccおよび焼酎の水割り2~3杯を飲んでいました。
学会印象記
18th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders(2014年6月8~12日,ストックホルム)
著者: 久保紳一郎
ページ範囲:P.1120 - P.1122
18th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disordersが,2014年6月8~12日の5日間,スウェーデンの首都ストックホルムで開催されました.本国際学会はStanley Fahn,C. David Marsden両先生によって1985年に設立されたThe Movement Disorder Society(MDS)により,1990年に始まりました。運動失調,歩行障害,パーキンソン症状,舞踏運動,ジストニア,ミオクローヌス,振戦,チックなど幅広い運動障害に関わる世界中の臨床医,研究者,ヘルスケアプロフェッショナルを対象とした学会です。
近年の分子生物遺伝学の進歩と相まって,神経疾患の病態解明,そして診断技術,薬物および外科的治療法は目ざましく発展してきました。これら広範な内容を網羅すべく,5日間の学会期間中は毎朝7時から委員会ミーティングが行われ,8時からplenary sessionが始まり,夜は19時過ぎまで,学会の目玉の1つであるMDS Video Challengeがある最終日前夜は22時までと,まさにmovement disorder漬けの毎日です。とはいうものの,3時過ぎから夜が明け,深夜まで明るい北欧というロケーションに加え時差の影響もあるのか,それほど長くは感じず,むしろ毎晩明るいうちにベッドに入る違和感を感じつつも有意義で充実した学会期間を過ごせたと思います。
追悼
中野今治先生を偲ぶ フリーアクセス
著者: 岡本幸市
ページ範囲:P.1124 - P.1125
東京都立神経病院の中野今治病院長におかれましては,2014年7月16日に肺がんのため逝去されました。66歳の若さで,やり残したことも多々あり,さぞかし無念であったことでしょう。トレードマークの口ヒゲ,誠実で実直な人柄,面倒見のよさなどから,多くの人に慕われた先生でした。先生のご遺徳を偲び,謹んで哀悼の意を表します。
中野先生は徳島県のご出身であり,1974年9月に東京大学医学部を卒業され,東京大学附属病院内科で研修後,1975年6月から東京医科歯科大学第三解剖学教室に助手として採用され,萬年 甫教授の下で神経解剖を勉強されました。1976年9月から東京大学神経内科で研修なさり,1977年東京大学脳研究施設臨床部門神経内科に入局され,同年2月から6月にかけて国立療養所下志津病院に勤務され,1977年7月に東京大学神経内科に戻られました。1979年8月から東京大学神経内科の豊倉康夫教授のお薦めで,グアムのNINCDS Research Center(NIH Guam)にfellowとして渡られ,先生の筋萎縮性側索硬化症(ALS)研究が本格的にスタートしました。グアム勤務に引き続いて,1980年8月から平野朝雄先生が主宰しておられるニューヨークのMontefiore病院神経病理部門にfellowとして勤務されました。
書評
「神経内科プラクティカルガイド」―栗原照幸●著 フリーアクセス
著者: 髙橋昭
ページ範囲:P.1056 - P.1056
本書は,1987年以来,名著として改版や増刷を重ねてきた『神経病レジデントマニュアル』を全面的に改訂増補した書である。本書について語るとき,先生のご経歴を素通りすることはできない。
著者の栗原照幸先生は,1967年に慶應義塾大学医学部を卒業,米国ECFMG(外国人医師卒業教育委員会)試験に合格,ワシントン大学バーンズ病院でインターン,神経内科レジデント。神経生理学リサーチフェロー,宮崎医科大学神経内科学助教授(教授:荒木淑郎先生),東邦大学内科教授を経て,現在東邦大学名誉教授,神経内科津田沼で神経内科の実地診療に従事しておられる,日本を代表するベテラン神経内科医のお一人である。米国の医学教育システムを日本に紹介,日本神経学会では卒後教育委員として医学教育,特に卒後の研修に情熱をもって当たられ,現在の専門医制度の導入に大きな力を発揮された。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1055 - P.1055
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1128 - P.1129
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1129 - P.1129
あとがき フリーアクセス
著者: 桑原聡
ページ範囲:P.1130 - P.1130
本号では「痙縮の臨床神経学」と題して,痙縮の病態生理とともに,近年格段の進歩を遂げている痙縮に対する治療法としてボツリヌス療法,バクロフェン髄注療法,外科的治療の実際が見事に解説されています。これらは神経疾患の機能回復を目指す治療の中でも,最も発展している分野の1つであり,脳卒中,脊髄損傷,痙性対麻痺などの患者のADL向上に大きく寄与するものと思われます。鏡原康裕先生の「痙縮の病態生理」で記載されているように,1990年代まで痙縮はγ運動ニューロン系の過剰活動による伸張反射の亢進によって起こると信じられていました。実際に,主にネコを用いた動物実験の結果はそれを支持するものでしたが,痙縮を呈する患者において微小神経電図法によりγ活動を記録すると正常者と差がないことが1990年代に報告されました。多くの神経生理学の著名な研究者の方々がこの結果に大きな衝撃を受けていたのを覚えています(筆者自身は何がそんなに衝撃なのかはよく理解していませんでしたが)。
この一連の研究を行ったのはシドニーのグループで,鏡原論文の文献8,9の中心メンバーであるDavid Burke,Simon Gandevia,Vaughan Macefieldらはシドニー郊外にあるPrince of Wales Medical Research Instituteで精力的に研究を行っていました。筆者は1999年にDavid Burkeの研究室に留学していたので,微小神経電図記録を数回見学しました。とにかく長時間を要する検査で,3~5時間かかります。電極はヒト末梢神経に刺入するために開発されたタングステン電極で,直径が100μmと髪の毛くらいの太さです。これを目的とする末梢神経に刺入して,γ運動ニューロン活動を反映する筋紡錘からの単一神経記録を安静時,被動運動下で延々と行っていました。しかもこれらの記録はデータレコーダーに保存され,データの解析はそれを再生してoff-lineで行うので,分析には記録と同じ時間がかかります。一般にオーストラリア人はあまり仕事をしませんが,彼らは,病態を明らかにしようとする非常な熱意を持って時間を忘れて(丸1日食事もとらずに!)研究に没頭していました。このような人々がいてこそ神経科学は進歩して来たのだと思われます。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
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読者アンケート用紙 フリーアクセス
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基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
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74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
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73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
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73巻9号(2021年9月発行)
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73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
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73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
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73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩