特集の意図
ニューロトキシコロジーは本邦神経学の原点である。その事実を改めて振り返るために本特集を企画した。過去,社会的に大きな影響を生じた疾患に加え,いま注目が集まる農薬,放射線による神経障害についてもピックアップし,過去から現在まで総覧することを試みる。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩67巻1号
2015年01月発行
雑誌目次
特集 ニューロトキシコロジー
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.3 - P.3
有機ヒ素中毒の10年—ジフェニルアルシン酸中毒の疫学・臨床・代謝
著者: 石井一弘 , 玉岡晃
ページ範囲:P.5 - P.18
2003年に茨城県神栖市で飲用井戸水の汚染が原因で発生したジフェニルアルシン酸(DPAA)中毒の10年間の経過を報告した。症状は小脳-脳幹症状と側頭葉-後頭葉症状であり,同脳部位に一致した脳血流や糖代謝の低下が数年にわたり認められた。DPAAは低毒性ではあるが,中枢神経から排泄されにくく,長期間中枢神経に影響を与えた。発癌促進因子や老化促進因子の可能性も示されており,今後の長期経過観察は重要である。
一酸化炭素中毒—三井三池三川坑炭塵爆発事故から50年
著者: 加藤元博
ページ範囲:P.19 - P.29
50年前に発生したわが国最大規模の炭坑爆発事故による重篤な一酸化炭素中毒患者24名の臨床像を記載した。被災時,全例に意識障害があり,その持続時間は遷延期の症状度とよく相関した。意識障害回復後に全例が著しい健忘症候群と自発性低下を示した。神経学的には錐体外路徴候が目立ち,さまざまな失認・失行を認めた。この失認・失行は改善傾向に乏しく,知的障害とともに遷延期における後遺症として,日常生活障害の原因となった。
※「Fig. 9 一酸化炭素中毒間欠型の推定発生機序」は,権利者の意向等により冊子体のみの掲載になります.
新潟水俣病の臨床神経学
著者: 下畑享良 , 廣田紘一 , 高橋均 , 西澤正豊
ページ範囲:P.31 - P.38
水俣病は1956年,熊本県水俣市で発生が確認された。1965年,類似例が新潟県阿賀野川流域において確認され,新潟水俣病と呼ばれるようになった。いずれもアセトアルデヒド製造の過程で,触媒として用いられた無機水銀が有機化され,副生されたメチル水銀が魚貝類に濃縮され,これを喫食した住民が中毒症を発症した。本稿では新潟水俣病の歴史,臨床像,剖検所見,さらに認定基準の問題や治療について提示した。
農薬の神経毒性学
著者: 市川博雄
ページ範囲:P.39 - P.48
農薬の種類は極めて多様であるが,特に,殺虫剤は神経系に直接作用を示すものが主流であり,ヒトの神経系に対しても障害を起こしうる。神経系への直接的な作用機転としての代表は,神経伝達物質,受容体,イオンチャネルへの作用であるが,この種の製剤は現在でも最も広く使用されている。近年,その他の作用機転を有するものを含め,超高性能と謳われる新たな農薬が次々に製造されているが,農薬の慢性的曝露による長期的影響,脳発達や高次脳機能への影響などは神経毒性学における未解決の問題である。
スモン—キノホルム薬害と現状
著者: 小長谷正明
ページ範囲:P.49 - P.62
スモンは腹痛などの腹部症状に引き続いて,特有のしびれ感や下肢の痙縮や脱力をきたし,重症例では視力障害による失明,脳幹障害による死亡例もあった。1960年代にわが国で多発し,推定1万人以上が罹患して深刻な社会問題となった。1970年に整腸薬キノホルムによる副作用が明らかになり,同剤禁止で新規患者発生はなくなった。本稿は薬害禍の経過,国による対策,臨床症状と病理所見,キノホルムの神経毒性などについて述べる。
放射線による神経障害
著者: 鈴木啓司
ページ範囲:P.63 - P.71
中枢神経は,放射線抵抗性の組織であるといわれる。これに対し,放射線による高次脳機能障害誘発に関わる海馬など,放射線感受性の高い部位も存在することが理解され始めている。ここでは,放射線による神経障害を理解するために必要な基礎的な知識から,放射線による神経障害発生の分子機構まで,最新の知見を総覧し概説する。
特別鼎談
たのしいエチカ—現代の科学倫理をめぐって
著者: 河村満 , 佐倉統 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.73 - P.81
1.紙と電子化
河村 本日は現在の科学研究をめぐる状況,特に科学倫理,研究倫理についてお話を伺いたいと思い,本誌編集委員の酒井邦嘉先生と東京大学の佐倉統先生にお集まりいただきました。
これまで紙で行われていたものがどんどん電子化されていっていますが,そういう研究環境の変化に伴って科学倫理が問われる機会も増えてきているように思います。今回はそのあたりを糸口に話を進めていきたいと思います。
総説
血液学からみた抗凝固・血栓療法
著者: 朝倉英策
ページ範囲:P.83 - P.91
血小板や凝固因子といった止血因子は,止血という生理的な役割を果たす一方で,血栓症発症の観点からも重要な役割を演じている。血栓症を予防する抗血栓療法には,抗血小板療法と抗凝固療法がある。前者は血小板活性化が主病態である動脈血栓症に対して有効であり,後者は凝固活性化が主病態である静脈血栓症に対して有効である。抗血栓療法の適切な施行のためには凝血学的モニタリングの果たす役割が大きい。
幹細胞移植による認知機能向上の可能性
著者: 本望修
ページ範囲:P.93 - P.98
薬事法に基づき自己培養骨髄間葉系幹細胞を医薬品(細胞生物製剤)として実用化するべく,医師主導治験を実施している。これまで,前臨床試験(GLP試験)を完了し,GMP(good manufacturing practice)で細胞製剤(治験薬)を製造し,2013年3月より医師主導治験(第III相,二重盲検無作為化試験,検証的試験)を医薬品承認審査調和国際会議のgood clinical practice基準に基づいて実施中である。本稿では認知機能向上の可能性について言及する。
原著
パーキンソン病における認知機能障害と姿勢保持障害との関連
著者: 大湾喜行 , 村上秀友 , 森友紀子 , 山岸慶子 , 渡辺大士 , 加藤大貴 , 毛束真知子 , 河村満
ページ範囲:P.99 - P.104
パーキンソン病患者65例にNeurobehavioral Cognitive Status ExaminationとUnified Parkinson's Disease Rating Scaleを実施し,認知機能障害と運動症状との関連性を検討した。前者のうち遂行機能と視空間認知機能をともに評価する下位検査の構成が姿勢保持障害と最も強い相関を示した。前頭葉のほか頭頂葉もパーキンソン病の姿勢保持機能に関与している可能性がある。
症例報告
複数の発作周辺期精神症状を含む多彩な発作症状を呈した部分てんかんの1例
著者: 江面道典 , 柿坂庸介 , 神一敬 , 加藤量広 , 岩崎真樹 , 藤川真由 , 青木正志 , 中里信和
ページ範囲:P.105 - P.109
複数の発作周辺期精神症状を含む多彩な症状を呈した,部分てんかんの1例を報告する。症例は20歳女性。17歳から「意識が飛ぶ」感覚のほかに,既視感,恐怖感,憑依感などの多彩な自覚症状や,「暴れる」発作ならびに全身痙攣が出現した。これらの発作像は各々毎回一定していた。前医では精神疾患として加療されていたが改善はみられなかった。長時間ビデオ脳波モニタリングで,右半球に脳波変化を伴う過運動発作および二次性全般化発作が記録された。頭部MRIでは脳室周囲に結節性異所性灰白質が指摘された。部分てんかんの診断でカルバマゼピンを開始され発作はすべて消失した。本症例は複数の精神性前兆を呈する部分てんかんの診断にとって示唆に富む症例と考えられた。各々の発作症状がステレオタイプな場合,てんかんを鑑別に挙げることは重要である。
ポートレイト
勝木司馬之助—医の心人の心
著者: 北園孝成
ページ範囲:P.111 - P.115
はじめに
勝木司馬之助(かつき・しばのすけ;1907-1993;Fig.1)は,わが国の神経学の確立に尽力するとともに久山町研究という世界にも例をみない疫学研究を創設した内科医であり医学研究者である。筆者は直接勝木の薫陶を受けたことはないが,勝木が主宰した教室を引き継ぐ立場から,回顧録1,2)や医局記念誌3,4)を参考にその足跡を辿ってみる。
学会印象記
XVIIIth International Congress of Neuropathology(2014年9月14〜18日,リオ・デ・ジャネイロ)
著者: 若林孝一
ページ範囲:P.116 - P.117
第18回国際神経病理学会に参加のため,9月13日午前8時に弘前市の自宅を出発した。成田からヒューストン経由でリオ・デ・ジャネイロに到着したのが37時間後,総距離は約1万2千マイル。やはり地球の裏側は遠い。ブラジルの9月は冬で乾期に相当するが,着いた日の最高気温は30℃を超え,青い空と海が広がっていた。ちなみにリオ・デ・ジャネイロは「1月の川」を意味する。1502年1月にこの地にたどり着いたポルトガル人探検家が湾の形状から大きな川であると誤認したことによる。
リオ・デ・ジャネイロはサンパウロに次ぐブラジル第2の都市であり,1960年に首都がブラジリアに遷るまでは首都が置かれていた。ブラジルでは2014年にサッカーのワールドカップが開催され,2016年にはリオ・デ・ジャネイロでオリンピックの開催が予定されている。しかし,国際空港を出てタクシーでホテルに向かうとすぐにスラム街が広がる。貧民層は全体の約2割という。国土が広いせいか鉄道は発達しておらず,公共交通機関の主体はバスである。確かにバス停には夕方ともなると多くの人が並んでいた。後で聞くところによれば,バス停はあるが時刻表はないとのことで,つまり,バスが来るまで待つということらしい。
Conscious Experience of Time: Its Significance and Interpretation in Neuroscience and Philosophy(2014年9月30日〜10月2日,ベルリン)
著者: 四本裕子
ページ範囲:P.118 - P.119
2014年9月30日から10月2日まで,ドイツのベルリンにキャンパスを構えるフンボルト大学Berlin School of Mind and Brainにて(写真1),Conscious Experience of Time: Its Significance and Interpretation in Neuroscience and Philosophyシンポジウムが開催された。直訳すると「時間の意識的経験」に関するシンポジウムということになるが,時間知覚のメカニズムをもとに意識の基盤について議論することを目的とした内容であった。
フンボルト大学は,1810年に設立されたベルリンで最も古い歴史を持つ大学で,アインシュタイン,ヘルムホルツ,マックス・プランクもここで研究に励んだ時代があるらしい。日本からは,北里柴三郎,肥沼信次,森 鴎外などが留学したことでも知られている。設立当初から,哲学者のフィヒテやシュライアマハーの影響を強く受けていたこともあり,現在も,フンボルト大学の哲学科はドイツ最大の規模を誇っている。主催のBerlin School of Mind and Brainにも,哲学者と神経科学者が混在している。今回のシンポジウムは,哲学と神経科学が交互にスケジュールされており,それぞれを専門とする研究者たちが同一セッション内で議論するという,フンボルト大学ならではの企画であった。
追悼
臺 弘先生を悼む フリーアクセス
著者: 丹羽真一
ページ範囲:P.120 - P.121
2014年4月16日,臺 弘先生が満100歳でお亡くなりになられた。ご遺族のお話を伺うと,亡くなられた当日もご近所へ徒歩で用足しに外出されたりとお元気に過ごされていたとのことで,誠に急なご逝去であり残念なことであった。お教えを頂いた者として感謝の念を込め,謹んでご冥福をお祈り申し上げる。
臺 弘先生は本誌『BRAIN and NERVE』の前身である『脳と神経』誌の編集委員を1966年7月号〜1974年10月号にわたりお務めであったが,まずそのご略歴をご紹介したい。
連載 神経学を作った100冊(97)
オッサーマン『重症筋無力症』(1958)
著者: 作田学
ページ範囲:P.122 - P.123
重症筋無力症はウィリス(Thomas Willis;1621-1675)によって1672年に最初の報告が行われた1)。この報告は『De Anima Brutorum』に記載されている[1683年には,ポーデージ(Samuel Pordage)により『The London Practice of Physick』として英訳された]。「四肢の筋力が朝は十分にあり,歩くこともできる。昼前になると,四肢の筋力だけではなく舌の筋力も低下する。その正直な女性患者は四肢だけではなく,長く話したり,急いであるいは熱心に話すと言葉を発することができなくなり,1〜2時間唖者のようになってしまう。」
エルプ(Wilhelm Heinrich Erb;1840-1921)が1879年に報告した3例は眼瞼下垂,外眼筋麻痺,舌の軽い麻痺,嚥下障害,四肢筋の麻痺があったが,下部顔面筋は正常であった。
書評
「Minds診療ガイドライン作成の手引き 2014」—福井次矢,山口直人●監修 森實敏夫,吉田雅博,小島原典子●編 フリーアクセス
著者: 長谷川友紀
ページ範囲:P.30 - P.30
本書は,2007年の旧版発行以来,診療ガイドライン作成者にとって標準的なテキストとして用いられてきた。7年ぶりの改訂であり,診療ガイドラインに関する最近の動向に対応すべく大幅にページ数を増やして内容の充実を図っている。公益財団法人日本医療機能評価機構は,1995年の設立以来,病院の第三者評価の実施,医療事故の情報収集・分析,産科医療補償制度(無過失保険制度)など,医療の質向上を目的とした諸事業を行っている。Minds(EBM普及推進事業)は,日本医療機能評価機構の1部門として,診療ガイドライン作成の支援,評価,普及などを行っている。本書は,実際の診療ガイドラインの作成支援,評価などに豊富な経験を有するMindsのスタッフが中心になり作成された。
EBM手法に基づく診療ガイドラインは,医療の標準化を図るための有力な手法である。日本では2000年頃より普及し始め,当初は厚生労働省の科学研究費などにより作成が支援され,最近では学会などの自主的な努力により,年間20〜30本が作成され,公開されている。累計では300本を超え,日常遭遇する主要な疾患については,ほぼ整備されていると考えてよい。また,学会では評議員など,将来の活動の主体となるであろう多くの若手メンバーがガイドラインの作成にかかわるようになった。作成の主体となる学会も,作成メンバーの教育研修を継続して行うほか,COI(利益相反)の管理など,社会の要請にいかに応えながら作成を進めるかが課題になっている。
「こころを診る技術 精神科面接と初診時対応の基本」—宮岡 等●著 フリーアクセス
著者: 野村總一郎
ページ範囲:P.82 - P.82
学会でも舌鋒鋭い論客として知られる宮岡等教授が,日常的には一体どんな臨床をしているのだろうと以前から興味を持っていたが,本書はまさにそれに対する回答とも言うべき一冊である。これは「どう患者を診るか」という技術書であり,「いかなる姿勢で診るべきか」という哲学書だと思う。ちょっと妙な連想になるかもしれないが,実は宮本武蔵の『五輪書』は評者の愛読書である。そこでは「剣術でいかに勝つか」を述べながら,結局は「剣とは何か」が論じられており,武士としていかに生きるかを示すガイドラインとなっている。本書はこのスタイルとの共通点が感じられ,これは宮岡教授の書いた『五輪書』だ!と直感した次第である。例えば「大半の患者は精神科外来で10分程度の面接しか受けていないが,基本的な面接を続けること自体が治療であるべき」「そのためには『良い面接』より,『悪くない面接』を心がけること」「精神面に積極的に働きかけて治そうとするより,患者に寄り添うこと」などの主張には,思わずハタと膝を打ってしまった。このあたり,まさに本書を哲学書と呼びたくなるゆえんであろう。
いや,そうは言っても,決してそこには小難しい理論が連なっているのではない。本書を読んだ読者は,あるいは不思議に思うのではあるまいか。「なぜ自分が普段悩んでいることが,宮岡先生には手に取るようにわかるのだ!」「しかも,ここにその答えがあるじゃないか!」と。そのくらいポイントを突いて臨床家が日頃困っていること,迷っていることへの武蔵流,いや宮岡流の答えが展開されているのである。例えば「自分が睡眠不足や疲れている時の面接は調子がよい時と比べて,『聞く』より『話す』ことが多くなっている。自ら話すことによって,早く面接を終えたいという気持ちがあるのであろう」という言葉にはドキッとさせられ,「今後気をつけよう」と感じたし,面接に際して「一般的にも起こりうることだが」という問いかけから入ると答えが引き出しやすい,などは診療のコツを述べた名言であろう。
--------------------
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.115 - P.115
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.124 - P.125
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.125 - P.125
あとがき フリーアクセス
著者: 三村將
ページ範囲:P.126 - P.126
北園先生による今号のポートレイト「勝木司馬之助 医の心人の心」を読ませていただき,大きな感銘を受けた。勝木先生は,水俣病やカネミ油症の原因究明や久山町研究の創始など,研究者としても優れた業績を残したが,「医の心」を重んじる素晴らしい臨床医であった様子が如実にうかがえた。「医者は患者さんから学べ」という恩師武谷 廣先生の教えを忠実に守り,患者さんの立場に立って誠実に医療・医学に取り組んだという。九州大学教授退官にあたっての最終講義でも「内科医というのは,人間として優れた常識人であり,知識人としても,あるいは医学者としても,基本的には水準の高い内科学を常識として持っている人でなければならない」と述べているのは,まさに医師かくあるべしといったところである。
医師の常識(良心),physician's common sense(conscience)とはいかなるものであろうか。昨今,さまざまな場面でこの問題がクローズアップされているが,おりしも11月には安楽死・尊厳死をめぐって医の倫理を考えさせるニュースがあった。末期の脳腫瘍を患った米国の若い女性が11月1日に自らの命を絶つと予告する動画をインターネット上で公開し,その動画を数百万人が閲覧して話題を呼んだ。治療法もなく,激しい頭痛に悩まされ,これ以上苦しむ前に自ら死ぬことを決めたこの女性は夫ともに当時住んでいたカリフォルニア州から,米国内で「死ぬ権利」が認められているオレゴン州に移り住み,その権利を行使した。
著作財産権譲渡承諾書 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
読者アンケート用紙 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩