特集の意図
神経難病は文字どおり根本治療法のない疾患であり,医療者は大なり小なり疾患を抱える患者と終末期まで向き合うことが避けられない。そのような中で,医師だけではない多面的な支援が必要になってくるが,そこには議論を費やしコンセンサスを得る必要のある課題も多い。そこで本特集では,神経難病患者の終末期医療,緩和ケアの方法を模索する試みとして,現場からの多様な意見や情報の提示を目的とした。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩67巻8号
2015年08月発行
雑誌目次
特集 神経難病の終末期医療
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.981 - P.981
【鼎談】神経難病の終末期医療
著者: 荻野美恵子 , 谷向仁 , 森啓
ページ範囲:P.983 - P.992
終末期における医療を考える
森 本誌では終末期に関する医療の取り組みについてこれまであまり取り上げられることがなかったので,ぜひこの機会に先生方のお知恵を拝借して,いろいろ整理してみたいと思います。
多くの医師は倫理上の問題に対して非常にセンシティブになっていて,倫理問題に対して触りたくもないし,end of lifeの問題について気安く議論することは避けたいと考える人が多いことから,終末期に関する議論は後回しになっております。今日お招きさせていただきました先生方はむしろ積極的にしっかりと向き合うご活動をされておられます。まず,緩和医療という治療で終末期医療も含めて取り組んでおられる谷向先生からお願いできますか。
米国におけるALS末期患者診療の現状—過去10年を省みて
著者: 三本博
ページ範囲:P.993 - P.1005
10年前に発表したALSの寿命末期(end-of-life:EOL)を改善するための分科会の結論1)をレビューしつつ,その後EOLの各領域でどのような変化・進歩が起こったかを記述した。さらにEOLの特殊な問題,すなわち「故意に死を早めること」と気管切開・人工呼吸器にも言及した。この10年間にほとんどの領域でかなりの進歩がみられたが,現状をレビューすると,ALS患者が「よい死に方」でEOLを終えるためにはさらに多くの改善が必要であることを示している。
ALSの在宅終末期ケアの現場より
著者: 難波玲子
ページ範囲:P.1007 - P.1014
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は,神経疾患のなかでも終末期の苦痛緩和が必要となる代表的疾患である。在宅患者の看取りを行っている在宅医の立場から,医療処置の選択の問題,終末期の苦痛と頻度,苦痛緩和の方法,在宅でのターミナルケアの実際について述べ,症例を提示し,在宅でのターミナルケアの必要性や問題点について述べた。
神経難病終末期緩和ケアと在宅医療
著者: 横山和正 , 荻野美恵子 , 石垣泰則 , 服部信孝
ページ範囲:P.1015 - P.1024
神経難病の終末期緩和ケアは積極的治療を断念した到達点,死への序章であると考える医師が多いが,これはWHOの定義する身体的・心理的・社会的に完全によい状態である「健康」による呪縛である。緩和ケアが目指すのは,患者家族が難病のストレスに適応し生を肯定できる復元力(resilience)を得るための「健康観」の書き換えである。これは多職種連携で患者・家族を包括的に心理的,社会的,スピリチュアルに地域支援することで実現可能となり,神経内科医が目標とする理念である。
看護からみた神経難病の終末期—「心のバリアフリー化」を進めるALSケアの重要性
著者: 村岡宏子
ページ範囲:P.1025 - P.1034
ALSは,神経難病のなかでもとりわけ重篤な疾患である。ALS患者は,呼吸器を装着しなければ死を,装着すれば病気の進行過程を自ら見続けることになる。24時間にわたる介護が必要なため,患者と家族介護者の間には濃密な関係が生まれる。この関係は見えないバリアを形成し,外部サービスがうまく導入できないほどになり,その結果,介護の質的低下を招く場合もある。本稿では,こうしたバリアを乗り越えようとする患者と家族介護者の主体的な努力を記述し,「心のバリアフリー化」を進めるためにどのような看護支援が可能なのかを検討する。
総説
血液脳関門の体外循環モデル
著者: 竹下幸男 , 神田隆
ページ範囲:P.1035 - P.1042
血液脳関門(BBB)は,中枢神経系(CNS)内に異物や炎症細胞が侵入するのを防ぎCNSのホメオスタシスを調節する重要な機構である。近年,BBB制御機構およびBBB破綻の病態解明のために,多様な実験モデルが次々と生み出されている。本稿では,これまで報告されている主要なin vitro BBBモデルの特性を説明し,それらの特性を複合的に取り入れた次世代型のin vitro BBBモデルについて紹介する。
成人てんかんの最新治療戦略
著者: 神一敬
ページ範囲:P.1043 - P.1049
新規抗てんかん薬の単剤使用が認められ,成人てんかん患者の治療戦略は大きく変化している。新規薬は薬効の点で従来薬に勝るわけではないが,副作用が少なく,薬物相互作用がない点で優れている。従来薬の長期投与に伴い問題となる骨代謝・脂質代謝への影響がないのも利点である。特に高齢者や妊娠可能女性への使用が強く推奨される。てんかん治療の最終目標である「副作用のない発作消失」を維持するために欠かせない選択肢である。
原著
日本版WISC-IVを用いた脳外傷児22例の高次脳機能障害の検討
著者: 上久保毅 , 橋本圭司 , 上出杏里 , 竹厚誠 , 池田夏葉
ページ範囲:P.1051 - P.1055
小児の外傷性脳損傷(以下,脳外傷)の高次脳機能障害の評価に,日本版ウェクスラー児童用知能検査第4版(WISC-IV)を用いられる機会は多いが,その結果についての詳細な検討はなされていない。2011年7月〜2014年7月までに,当院の発達評価センターを受診し,同検査を施行した脳外傷児22例について後方視的に検討した。FSIQ,VCI,PRI,WMI,PSIの顕著な低下は認められなかった。本検討からは,WISC-IVのみでは高次脳機能障害の診断を顕在化させることには限界があると考えられた。
症例報告
搔痒感から発症した視神経脊髄炎の再発
著者: 松浦潤 , 木村彩香 , 笠井高士 , 吉田誠克 , 中川正法 , 水野敏樹
ページ範囲:P.1057 - P.1060
右後頭部搔痒感を先行症状とし約1カ月後に下位延髄から上位頸髄に広がる脊髄炎を生じた抗アクアポリン4抗体陽性の視神経脊髄炎患者を報告する。多発性硬化症では搔痒感を主症状とする再発の報告は過去に散見されるが,その多くは視神経脊髄炎が多発性硬化症から分離される以前になされたものであり,血清学的に確定診断された視神経脊髄炎における搔痒症の報告は少ない。視神経脊髄炎患者において搔痒感を先行症状とした再発が生じうることを念頭に置く必要がある。
現代神経科学の源流・7
ノーマン・ゲシュヴィンド【前編】
著者: 河内十郎 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.1061 - P.1066
Norman Geschwind(1926-1984)。1926年1月8日,ニューヨークに生まれる。1942年,ハーバード・カレッジに入学。当初は数学を志していた。1944年から翌年まで,兵役のため第二次世界大戦に従軍。ドイツやチェコスロバキアの戦場を経験し,また占領軍として日本にも滞在した。ハーバード・カレッジを卒業後,1951年にハーバード・メディカル・スクールへ入学。その後,ロンドンへ留学しクィーン・スクウェアの国立病院で神経学を学び始め,そこでチャールズ・サイモンズから薫陶を受ける。1955年よりボストン市立病院神経科(デレク・デニー-ブラウン主宰)のチーフ・レジデントを務め,1958年よりボストン退役軍人病院神経科のフレッド・カドファゼルの下で学ぶ。1962年には,ボストン退役軍人病院神経科の医長,およびボストン大学神経学講座の准教授となり,1966年には同講座の教授に就任した。この間,イーディス・カプランとともに,ボストン大学失語症研究センターの設立にも貢献している。1969年にハーバード・メディカル・スクールの「ジェームス・ジャクソン・パットナム神経学教授」に就任。生涯にわたり高次脳機能障害,特に言語の神経基盤への興味を持ち続けた。失語症や失読症,てんかんなどの臨床研究を通して,離断症候群の同定(1965年),大脳半球の優位性,大脳の非対称性の解明といった多くの業績を残している。また,人格的にも優れ,臨床家として教育者として多くの尊敬を集めた。1984年11月4日,心臓発作により58歳で死去。
学会印象記
12th International Conference on Alzheimer's and Parkinson's Diseases (AD/PD 2015)(2015年3月18〜22日,ニース)
著者: 梅田知宙
ページ範囲:P.1067 - P.1069
今回,AD/PD 2015に,研究室の上司とともに参加し,発表を行った。この学会は2年に1度のサイクルで開催されており,他の大規模な神経系の学会(SfNやAICC)と比べると,ヨーロッパ圏で開催されることが多いことに特徴がある。また,大御所の研究者たちが“よくしゃべる”学会としても魅力的である。実際に今年も,Dr. SelkoeやDr. Masters,Dr. Beyreutherといった既に歴史的ともいえる偉大な研究者たちがとても元気溌剌とトークを披露されており,驚いた。
今回の総参加者数は3,100名超で,これらを収容した会場はPalais Congres Acropolis Niceという大施設であった。会場入口では,最近の国際情勢からであろう,全入場者に対して入念なセキュリティーチェックが行われていた。空港で見かけるような機器が導入されており,手荷物中身の目視とX線装置による検査,および身体の金属探知機による検査を,毎朝パスしなくてはならなかった。もちろん連日の大行列で(写真1),検査を拒否した怪しい人間を警察官らが取り押さえて騒然となる一幕もあった。
15th International Congress on Schizophrenia Research (ICOSR)(2015年3月28日〜4月1日,コロラドスプリングス)
著者: 長井信弘
ページ範囲:P.1070 - P.1071
2015年3月28日から4月1日にかけて開催された国際統合失調症学会(ICOSR)に参加した記録を報告する。
まずは学会会場から紹介する。学会の行われたアメリカ合衆国コロラド州は,米国中央からやや西側にある。学会会場は,州都デンバーから100kmほど南にあるコロラドスプリングスのブロードモアというホテルである。コロラドスプリングスは,ロッキー山脈の麓にあり,標高約1,800mだけあって,飛行機を降りたときにはあまり感じなかったが,軽くジョギングするだけですぐ息が切れる。ブロードモアは五つ星のイタリアンルネッサンス風の素敵なホテルで,中央には周径1.5kmほどの湖をたたえ,有名なゴルフコースをはじめ,テニスコート,プールやレストランなども併設されている。ICOSRはその一角で行われた(写真1)。
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バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.1005 - P.1005
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1049 - P.1049
お知らせ 第12回国際メイラード反応シンポジウム フリーアクセス
ページ範囲:P.1050 - P.1050
書評 「基礎からわかる軽度認知障害(MCI)—効果的な認知症予防を目指して」—鈴木 隆雄●監修 島田 裕之●編 フリーアクセス
著者: 山口晴保
ページ範囲:P.1056 - P.1056
認知症の前段階としての新しい概念である軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)に関して,スクリーニングから診断・治療・予防介入まで,1冊ですべてがわかる本はこれまでなかったので,本書は必携の書と言えます。まずはMCIの解説から始まり,MCIを検出する方法や必要な認知テストが紹介され,診断方法が続き,MCI・認知症のリスクファクターが解説され,MCIへの治療介入だけでなく,高齢者の認知機能低下を目指した地域保健事業としてのさまざまな予防介入の実践例(ランダム化試験を含む)に至るまで,すべて網羅されています。よって,MCIの概念整理と新しい情報の入手にうってつけです。
副題にある「効果的な認知症予防を目指して」は,まさに今の日本の社会的ニーズに合致した,タイムリーな出版です。この副題が示すように,「認知症になってからでは手遅れ! だからMCIで予防介入する」という基本スタンスが本書で貫かれています。
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1073 - P.1073
あとがき/読者アンケート用紙 フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.1074 - P.1074
「坂路で聞こえる話」
非常勤講師として講義をしている某大学の最寄り駅を降りると,大学へ向かう長い坂道が立ちはだかる。体力の衰えを実感するこの頃だが,この坂道は「老い」から目を背ける私に容赦なく現実を直視させる。昔は,どちらかというと歩くのが速いほうだったが,この頃はたしかに遅くなったと密かに実感している。自動車でも発進時や坂道での負荷時に,明らかな性能差が感じられるように,この坂道では,20歳前後の若い男子学生との差が歴然となる。後から来る学生も,あっという間に追いつき,追い抜いて行くのを呆然とただ眺めているだけである。もちろん,頑張れば,ついて行かれるとは思うが,そんなことを張り合う理由もなく,ただ次々に通り過ぎる学生の後ろ姿を眺めていた。
そうこうしていると,先ほどより後方から明るい声が響いてきた。女子学生である。「……そしたら先生も喜んで,ダンスしはじめたんよ」「それってめちゃドエムやん」。笑いながらの会話にふさわしい内容かどうかを見極めるすべがないが,若い娘が公共の場で口に出す言葉としては遠慮願いたいと思いつつ,聞き耳を立てるでもなく次々と屈託のない3人の天真爛漫な会話が耳に飛び込んできた。つい,どんな学生かと思って先を譲るように歩幅を緩めながら脇にそれた。後でわかったことだが,大学に併設されている国際高校の学生のようである。
基本情報
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68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
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68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
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67巻7号(2015年7月発行)
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67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
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66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩