特集の意図
行動嗜癖の輪郭は精神医学の中でも曖昧であったが,近年報酬系回路など脳研究の進展により物質依存症との類似も報告され,DSM-5においては「物質関連と嗜癖の障害」として分類された。行動嗜癖の脳内メカニズムに関する新しい知見を踏まえ,危険ドラッグ,ギャンブル,インターネット,窃盗といった対象への依存についてその概念と治療をまとめる。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩68巻10号
2016年10月発行
雑誌目次
特集 アディクション—行動の嗜癖
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.1131 - P.1131
【鼎談】嗜癖疾患の新しい視点
著者: 竹村道夫 , 森山成あきら , 三村將
ページ範囲:P.1133 - P.1138
はじめに
三村 本日は,アディクションをテーマに鼎談をさせていただきたいと思います。アディクションは比較的概念が整理されておらず,実際に多くの患者さんが困っておられる中で,病気をどういうふうに捉えて,どういうふうに対応していくのかということも,割と最近になってクローズアップされてきました。
そのような中で,ギャンブル障害や窃盗癖など,臨床の第一線で行動の嗜癖を専門とするお二方にお話を伺いたいと思います。
アディクションの神経基盤—2つのドーパミン神経系と強化との関係
著者: 松本正幸
ページ範囲:P.1139 - P.1147
動物がある行動の後に報酬を得ると,その行動を繰り返すようになる。中脳のドーパミンニューロンは,このような報酬による行動の「強化」にとって重要な神経基盤であり,アディクションとの関係が注目されてきた。一方,近年の研究は,ドーパミンニューロンの中には報酬とは無関係なシグナルを伝達するものも多く存在することを報告している。本稿では,ドーパミンシグナルについての最新の知見と,その強化との関係を概説する。
危険ドラッグの薬物依存性と毒性—基礎研究から探るそのメカニズム
著者: 舩田正彦
ページ範囲:P.1149 - P.1158
危険ドラッグの乱用が拡大しており,大きな社会問題になっている。危険ドラッグは,規制薬物と類似の作用を示すものの未規制である場合が多く,効果も軽微であると誤解される傾向が強い。しかしながら,危険ドラッグの長期使用によって,薬物依存症に陥ることが判明している。本稿では,危険ドラッグとして流通している合成カンナビノイドを中心に代表的な危険ドラッグについて整理し,その生体に及ぼす危険性について解説する。
インターネット依存の概念と治療
著者: エルサルヒムハンマド , 村松太郎 , 樋口進 , 三村將
ページ範囲:P.1159 - P.1166
国内外で急速に深刻化しているインターネット依存について,定義,症状,リスクファクター,有病率,合併精神疾患などを概説した。各論としてはゲーム依存とSNS依存を取り上げ,特に,新しく現れたMMOと呼ばれる依存性の高いゲームに言及した。治療については,特によく用いられている認知行動療法を紹介した。
ギャンブル障害の倫理的・法的・社会的問題と治療
著者: 森山成あきら
ページ範囲:P.1167 - P.1176
わが国のギャンブル障害の有病率は,他国の数倍に相当する4.8%である。有病者536万人の大半がはまっているギャンブルは,法律上ゲームとみなされているパチンコ・スロットである。ギャンブルは20歳前に開始され,6年後に借金が始まり,治療の場に現れる30代後半までに1300万円を費消している。本人のみならず,家族もメンタル不調に陥る深刻な疾患であり,治療上最も有効な自助グループの数も少ない。早急の対策が望まれる。
窃盗症の概念と治療
著者: 竹村道夫
ページ範囲:P.1177 - P.1186
窃盗症の輪郭は不明瞭である。筆者らが治療に関わった常習窃盗者の登録数は1,430例に達した。窃盗症と摂食障害の緊密な関連には多数の要因が関係しており,「食費節約説」は不適切である。常習窃盗の治療としては,個人精神療法のほか,認知行動療法,家族療法,集団療法,サイコドラマ,自助グループなどの原理を応用している。筆者らは,回復(途上)者による初心者へのメッセージと自助グループへの参加が重要と考えている。
性依存症からの回復
著者: 吉岡隆
ページ範囲:P.1187 - P.1196
依存症とは依存対象に囚われて社会生活が破綻してしまう病気のことである。性依存症も他の依存症と同様に,「再生」か「死」のどちらかを選ばざるを得ない。依存症が《自己治療法》と呼ばれるのは,生き延びるためにその依存対象を「必要」としたためである。だから依存対象を簡単には手放せない。だが回復プログラムを使うことで,人間的な成長への道を歩むことができる。
総説
異常蛋白質のプリオン様伝播—現状とこれからの課題
著者: 樽谷愛理 , 久永眞市 , 長谷川成人
ページ範囲:P.1197 - P.1204
プリオン様異常蛋白質の脳内伝播は,アルツハイマー病,パーキンソン病など,疾患ごとに特定の異常蛋白質が蓄積する主要な神経変性疾患の発症,進行の根底にあるメカニズムと考えられる。疾患の多様性,回路選択的変性,病気の進行性は,このプリオン様の異常蛋白質の自己複製的な増幅,伝播,「strain」の違いで説明が可能である。そのメカニズムの解明と伝播を抑制する薬剤などの探索が今後の治療法開発に重要である。
なぜ夢をみるのか—マウスのレム睡眠操作からみえたこと
著者: 柏木光昭 , 林悠
ページ範囲:P.1205 - P.1211
私たちは睡眠中,夢という独特な状態を経験する。夢や,夢を生じるレム睡眠の役割は,脳科学における大きな謎であった。筆者らは,レム睡眠の人為的な操作を可能とするトランスジェニックマウスの開発に成功した。本総説では,まずこのマウスの開発に至った経緯について触れ,さらに,このマウスの解析により初めて明らかとなった,レム睡眠によるデルタ波の促進作用について解説する。
アルツハイマー型認知症診断におけるflorbetapir(18F)を用いたアミロイドイメージングの臨床的意義と適正使用
著者: 中村智実 , 岩田淳 , 植田要 , 並木千尋
ページ範囲:P.1215 - P.1222
florbetapir(18F)は,アルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害を有する患者の脳内アミロイドベータ(Aβ)斑の可視化を目的とした放射性標識化合物である。脳内Aβの蓄積の有無を知ることは,治療方針の決定や検査計画を立てるうえでの臨床における有益性があり,今後アミロイドPETイメージングが診療に用いられることが想定される。本稿では,アミロイドPETイメージングの有用性および臨床的意義を臨床研究のデータをもとに紹介し,日本における適正使用について解説する。
症例報告
他の神経症状に乏しく重度嚥下障害を呈した延髄内側梗塞
著者: 玉木慶子 , 津川潤 , 村上健 , 梅本丈二 , 坪井義夫
ページ範囲:P.1223 - P.1227
症例は59歳男性。突然の回転性めまいと吐き気で発症し,数時間後には嚥下障害のため経口摂取がまったく不可能になった。神経学的には重度の嚥下障害を認め,他の神経症状に乏しく,急性期に軽度の左顔面神経麻痺と頸部以下右側の表在感覚障害がみられたのみで,四肢の運動麻痺,協調運動障害もみられなかった。頭部MRIの拡散強調画像で延髄吻側の左内側部に前後方向に長い高信号域を認め,延髄内側梗塞急性期と診断した。その後,顔面神経麻痺や感覚障害は2週間後には消失し,舌・軟口蓋,咽頭筋の麻痺を認めないにもかかわらず,重度の嚥下障害のみが残存し,遷延した。本症例の障害部位は,解剖学的にヒトにおける狭義の嚥下中枢(central pattern generator)を含んでいる可能性が高い。その症候を提示し,解剖学的考察を加え報告する。
Neurological CPC
変形視で発症し,経鼻経管栄養のみで4年9カ月の長期生存を得た孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病の66歳女性例
著者: 山崎幹大 , 福田隆浩 , 小林篤史 , 田久保秀樹 , 河村満 , 井口保之 , 織茂智之 , 後藤淳 , 鈴木正彦 , 福田隆浩 , 藤ヶ﨑純子
ページ範囲:P.1229 - P.1238
症例提示
臨床医(山崎) 入院時62歳の女性で右利きの方です。主訴は,「みえ方がおかしい,物忘れ」でした。
現病歴は,2008年9月より,自動車が小さくみえ,カーテンの柄が大きくみえることに気がついたことが最初です。自宅の床がひずんで割れていくようにもみえた,また,身近な家族の顔がいつもと違う印象を受けることがあったとのことです。10月上旬より,約束した内容を翌日にはまったく覚えていないことがたびたびあり,物忘れは徐々に悪化しました。10月中旬より,左手が使いづらくなって日常生活全般が億劫になり,家事をしなくなりました。精査加療目的で10月下旬に当科入院となりました。
学会印象記
MDS 2016—20th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders(2016年6月19〜23日,ベルリン)
著者: 村上秀友
ページ範囲:P.1239 - P.1241
2016年6月19〜23日にドイツのベルリンで開催されたMDS 2016(20th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders)に参加した。
本学会の開催地がベルリンであると聞き,まず連想されたのがかつての東西冷戦であった。私が幼少の頃は東西冷戦の真っただ中であり,中学校の教科書(地理だったか?)にはベルリンの壁(写真1)の写真が載っていたが,冷戦を象徴する壁として印象深かった。この時代,冷戦のひずみが引き起こした数々の出来事・事件・悲劇が報道されていた。それから数年を経て私が高校生の頃,民主化の潮流の中でベルリンの壁が崩壊するとともに世界が冷戦の終結へと大きく動いた。本学会のホームページやプログラム,学会場の看板にはブランデンブルク門の写真が載せられていた(写真2)が,この門のそばにあった東西を隔てる壁の上に多くの人々が乗って壁の崩壊を祝っている姿を何度もメディアが報じていた。このような劇的な世界の変化を多感な時代にみていたことを思い出した。いつの頃からか,そのうち機会があればベルリンに行ってみたいと思うようになっていたので,MDSがベルリンで開催されたことで念願をかなえることができた。
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バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.1132 - P.1132
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1204 - P.1204
書評 「〈アクチュアル 脳・神経疾患の臨床NEXT〉免疫性神経疾患 病態と治療のすべて」—吉良潤一【専門編集】 辻 省次【総編集】 フリーアクセス
著者: 糸山泰人
ページ範囲:P.1213 - P.1213
〈アクチュアル脳・神経疾患の臨床NEXT〉『免疫性神経疾患 病態と治療のすべて』を読ませていただきました。ずしっとした本書の重みが単なる病気の教科書的解説の寄せ集めではなく,実際の免疫性神経疾患の病態解明と治療の進歩の情報に満ちあふれていることが分かりました。一般に神経疾患には難病が多く,病態は不明で治療法は乏しいという印象がありますが,本書はそうした固定観念を一掃してしまった感があります。
例えば,免疫性神経疾患の代表的疾患である多発性硬化症を例にとってみますと,わが国で難病対策が始まった1970年代の本症の認識は,「病態に免疫の異常が関与しているも,再発を抑える治療はない」というものでしたが,本書ではその認識が一変していることが分かります。即ち,「多発性硬化症はその主な病態機序は明らかにされ,それに対する分子標的療法を含む各種の病態修飾薬が奏効し,再発はほぼコントロールされるようになり,今後は長期予後を改善させる個別化医療が模索されている」という認識です。本書では,多発性硬化症に限らず多くの疾患で,これに類する病態解明や治療法の進歩が示されています。
書評 「統合失調症薬物治療ガイドライン」—日本神経精神薬理学会【編】 フリーアクセス
著者: 井上猛
ページ範囲:P.1214 - P.1214
統合失調症の薬物治療の際には,何がわかっていて,何がわかっていないのか,を知っていることは重要である。昔から自分が思い込んでいたり,精神科医の中で言い伝えられてきたりしてきた知識が実は根拠のないことであるということを知り,愕然とすることがある。例えば,本書では,副作用のアカシジアの対処としては,抗精神病薬の減量,定型から非定型抗精神病薬への変更を推奨しており,他の抗コリン薬,ベンゾジアゼピンなどの併用は推奨していない。若いときから,「低用量の抗精神病薬でアカシジアは生じやすく,高用量ではむしろ起こりにくい」という説を聞くことがあり疑問に感じていたが,本書を読んでこの説が間違っていたということを知った。
本書では,私たち精神科医が日頃から感じている臨床的な疑問(clinical question:CQと表記されている)に対して,最新の文献を基に,しかも論理的に回答している。まだ十分に研究が行われていないために十分なエビデンスが存在しない場合には,ごく控えめな推奨となっている。したがって,積極的に推奨している場合には自信を持ってその推奨を信じたほうがよいが,エビデンスレベルが低い場合は,まだよくわかっていないため推奨度が低いと考えたほうがよい。例えば,上に例を挙げたアカシジアに対する抗精神病薬以外の薬物併用療法は実臨床ではよく行われていると思われるが,このガイドラインでは「併用しないことが望ましい」と結論している。この非推奨のエビデンスの強さは低く,「行わないことを弱く推奨している」というニュアンスであることが,推奨度として本書で明記されている。このように,推奨度とエビデンスの強さがきちんと明記されているので,本書を読むときに参考にされるとよい。併用の効果が強く否定されるほどではないがエビデンスは弱いので,むしろ他の抗精神病薬への変更のほうがエビデンスの強さは高いし,お薦めであるということかと推察する。さらに,抗精神病薬の減量のほうがエビデンスレベルは高いとは言えないがよりお薦めであるということでもあろう。このように痒い所に手が届く配慮がなされていることにより,微妙な判断の基準を知ることができる。
書評 「DSM-5®ガイドブック 診断基準を使いこなすための指針」—Black DW,Grant JE【原著】 髙橋 三郎【監訳】 下田 和孝,大曽根 彰【訳】 フリーアクセス
著者: 明智龍男
ページ範囲:P.1228 - P.1228
精神現象は可視化できるものではなく,ここにこのように存在するといった明示的な形で示すことはできない。それでは,精神の病を「診断」するというのはどういうことであろうか? 一般的には,患者の経験している精神現象を正確に把握し,症状として記述することがその第一歩となる。一方,ベテランの精神科医なら,診断をすることの難しさをよくご存知のことと思う。
それでは,そもそもなぜ,私たちはこのとっつきにくい精神疾患を診断しようとするのであろうか? 精神疾患が,すべての患者と共通の特徴やその患者固有の特徴のみで構成されているのであれば,診断をする意味はなく,あるいは不可能である。しかし,一部の患者とは共通だが他とは異なる特徴が存在し,特徴的な単位として認識することができるのであればどうであろうか? これが,そもそも疾病分類と言われるものであり,これら単位に固有の名称を与えたものがいわゆる診断である。このような作業を行って,初めて精神疾患を共通言語として語ることができるようになるのであり,DSMもその一例にすぎない。一方,この共通言語が存在しなければ,私たちは自身の経験から学ぶこともできなければ,共通の土俵で疾患について語ることもできず,それ故,精神医療をよいものに深化させることができない。
今月の表紙 フリーアクセス
著者: 河村満 , 岡本保 , 菊池雷太
ページ範囲:P.1242 - P.1243
ダットスキャン®検査が可能になった現在でも,パーキンソン病の臨床診断は難しい場合があります。まして19世紀末のパーキンソン病診断が難渋したことは容易に想像できます。
今月の表紙の写真が掲載されているのは,ベシェ(Eugène Béchet;1862-1939)による,「パーキンソン病で観察された,いくつかの稀な姿勢に関する知見」という3例(表紙の写真は症例Ⅲ)が提示されている論文1)です。この論文は次のように始まります。
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.1245 - P.1245
あとがき/読者アンケート用紙 フリーアクセス
著者: 森啓
ページ範囲:P.1246 - P.1246
「汝の隣人を愛せ」
本特集号はアディクション(addiction)を取り扱っている。アディクションというと麻薬,芸能人,野球選手やらアルコール依存症と連想することが多いが,本特集で取り上げたのは,むしろもっと身近な危険ドラッグ,インターネット,ゲーム,ギャンブル,窃盗,性依存である。普段,メールやLINEなどのSNSを利用する御仁にとって,これらがアディクションといわれると,筆者も含めて自身が病人かと不安になってくるのではないか。麻薬のように,家族,身代,名誉まで捨てるようなアディクションと,それ以外のアディクションでは何が違うのか。本特集を読まれた方は,とりわけ松本論文「アディクションの神経基盤」を読まれると,そこに明確な区別のないことがわかるであろうし,逆に,嗜癖そのもの,あるいは類した行動をとる脳活動そのものがアディクションだと正しく理解できるはずである。Addictionの邦訳は,嗜癖であり依存症である。依存症というと「症」の文字から病的とわかるが,嗜癖となるとボーダーの認識が生まれ得る。しかしながら,本特集では,これらが正常と一線で区別することのできない連続したバランスを欠く脳活動スペクトルであることがわかる。よく,窃盗癖逮捕者に「病気のせいにするな」とは警察や近親者の説得であるというが,医療者はこれを病気と捉え,治療対象として考えるのである。極論すれば,過度にこだわる癖は,病気であり治療対象に入るというスタンスが存在するのである。このスタンスは,アディクション当事者への福音ともなるが,回復への妨げとなることもあり得るであろう。本特集では,アディクション治療として,同病者との交流プログラムや,薬物治療,あるいは隔離治療などが紹介されている。基本的には,アディクションに活動する神経回路以外の別回路の補強,フィードバック賦活化であるとも俯瞰できそうである。
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
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特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
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75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
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75巻4号(2023年4月発行)
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特集 動的環境への適応系としての歩行
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74巻6号(2022年6月発行)
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74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
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特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
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73巻10号(2021年10月発行)
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73巻9号(2021年9月発行)
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73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
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73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
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73巻4号(2021年4月発行)
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73巻3号(2021年3月発行)
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73巻2号(2021年2月発行)
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73巻1号(2021年1月発行)
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72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
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72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
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72巻8号(2020年8月発行)
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72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
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72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
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71巻10号(2019年10月発行)
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71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
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71巻3号(2019年3月発行)
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71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
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70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
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70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
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70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩