文献詳細
学会印象記
Neuroscience 2015(2015年10月17〜21日,シカゴ)
著者: 井上謙一1
所属機関: 1京都大学霊長類研究所神経科学研究部門統合脳システム分野
ページ範囲:P.540 - P.541
文献概要
私自身は2004年以降おおむね2,3年に1回のペースで参加しているが,シカゴでの大会は初めてであったこともあって,会場内・会場外ともに新鮮であった。会場はシカゴの中心街からやや南のミシガン湖湖畔に位置するマコーミックプレイス(写真1)であり,会場近くにはホテルが多くないためダウンタウンのホテルから会場に通ったが,シャトルの運行本数が多く移動は快適であった。地下鉄も利用しやすく,特に空港からの移動は,ホテルが駅から遠い場合や夜間を除けば低価格で行ける地下鉄の利用をお勧めしたい。今回は開催が10月であり特に寒いということもなかったため,両岸に摩天楼が立ち並ぶシカゴ川のリバークルーズや,シカゴ川の南に位置するミレニアムパーク,さらに南にある米国3大美術館の1つであるシカゴ美術館などに足を延ばされた方も多かったのではないか。私自身は残念ながら時間が取れず上記には行けなかったが,ジョン・ハンコック・センターからの日没とシカゴ市内の夜景(写真2)やブルースのライブを堪能した。学会で初めて会った研究者と,地図を片手に目的地を目指す共同作業を通じて親睦を深めた後に行う研究談議も国際学会の醍醐味の1つである。
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