特集の意図
近年の診断法の進歩により,これまで注目されることの少なかった新規概念ともいえる白質脳症についての報告が急増している。非特異的な臨床所見,画像所見を示す場合があるために鑑別診断に苦慮するものが多かったが,徐々に診断方法も確立され,それに伴い病態の解明も進みつつある。本特集では,トピックとして特に大きい4つの疾患について取り上げる。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩69巻1号
2017年01月発行
雑誌目次
特集 近年注目されている白質脳症
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.3 - P.3
Neuronal Intranuclear Inclusion Disease(NIID)—エオジン好性核内封入体病
著者: 曽根淳 , 祖父江元
ページ範囲:P.5 - P.16
NIID(neuronal intranuclear inclusion disease)は,近年,診断数が増加し注目されている疾患である。孤発性NIIDでは,多数の症例で認知機能障害,髄液蛋白質の上昇,頭部MRIでの白質脳症,および拡散強調画像での皮髄境界の高信号が認められ,家族性NIIDでは,認知症を初発症状とする群と,四肢筋力低下から発症する群の2群が認められる。多くのNIID症例が,いまだ正確に診断されていない可能性があり,NIID診断フローチャートの活用が有効である。
神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症(HDLS)
著者: 玉岡晃
ページ範囲:P.17 - P.23
神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症(HDLS)は常染色体性優性遺伝の稀な疾患であり,大脳白質に神経軸索が腫大したスフェロイドが認められる。臨床症候は多彩であり,コロニー刺激因子1受容体の蛋白質キナーゼの領域に変異を有する。今日まで,HDLS患者には50種以上の病因となる遺伝子変異が見出されている。本稿では,HDLSの臨床的特徴と分子病態を中心に概説する。
CARASIL—(Cerebral Autosomal Recessive Arteriopathy with Subcortical Infarcts and Leukoencephalopathy)
著者: 上村昌寛 , 野崎洋明 , 小野寺理
ページ範囲:P.25 - P.33
CARASIL(cerebral autosomal recessive arteriopathy with subcortical infarcts and leukoencephalopathy)は本邦で発見され,疾患概念が確立された疾患である。近年,優性遺伝形式での発症例が報告され,その疾患概念が大きく変化した。本論では臨床的に広がりをみせるCARASILについて,最新の知見を交えて詳述する。
臨床概念としてのgliomatosis cerebri
著者: 杉山一彦
ページ範囲:P.35 - P.43
Gliomatosis cerebriは3葉以上の白質に浸潤像を持つ特殊な神経膠腫の一亜型である。現在ではMRIを中心とする画像診断で病変の広がりを確認し,手術材料の病理診断で神経膠腫細胞を確認すればよい。広範な病変の広がりに比べて臨床症状は軽微であり,臨床概念として重要であるが,形態学的診断と分子病理学的診断とは乖離があり,新しいWHO脳腫瘍病理分類のentityからは削除された。
総説
翻訳開始因子eIF2Bの立体構造—CACH/VWM型白質脳症の発症機構解明への手がかりとして
著者: 柏木一宏 , 伊藤拓宏 , 横山茂之
ページ範囲:P.45 - P.50
CACH/VWM(childhood ataxia with central nervous system hypomyelination/vanishing white matter)型白質脳症は,翻訳開始因子eIF2Bの遺伝子変異を原因とする疾患であるが,その発症のメカニズムは明らかではない。発症機構の解明へ向けて,eIF2Bの立体構造情報から得られる知見について解説する。
胸腺腫非合併重症筋無力症における拡大胸腺摘除術の意義—MGTX study
著者: 吉川弘明
ページ範囲:P.51 - P.59
2016年8月に,胸腺腫を合併しない重症筋無力症(MG)に対する拡大胸腺摘除術の安全性と有効性に関する国際ランダム化比較試験(MGTX study)の結果が公表された。ステロイド治療に拡大胸腺摘除術を併用すると,QMGスコアの軽減,ステロイド総投与量の減量,治療に伴う症状や副作用を抑えてQOL(quality of life)向上をもたらすことが明らかになった。今後,この結果を踏まえ,MGの標準的治療の再検討が必要である。
筋強直性ジストロフィー研究の進歩—治療の可能性
著者: 中森雅之 , 高橋正紀
ページ範囲:P.61 - P.69
筋強直性ジストロフィー(MyD)は,筋症状だけでなく,多彩な全身症状を呈する難治性疾患である。CTGなどの塩基繰返し配列の異常伸長が原因であり,これらが転写された異常なRNAがスプライシング制御因子を障害して,広範なスプライシング異常が引き起こされる。MyDの治療戦略として,核酸医薬により異常RNAを分解する方法や,低分子化合物によりスプライシング制御因子の障害を防ぐ方法が試みられている。
症例報告
側副血行路の破綻によりくも膜下出血を発症したと考えられた頸部内頸動脈閉塞の1例
著者: 塚田剛史 , 増岡徹 , 濱田秀雄 , 伊東正太郎 , 赤井卓也 , 飯塚秀明
ページ範囲:P.71 - P.77
症例は71歳男性。くも膜下出血にて発症したが,脳動脈瘤や動静脈奇形などは認めず,左側の頸部内頸動脈の閉塞を認めた。罹患側の中大脳動脈領域は後大脳動脈からの発達した側副血行路によって灌流されていた。くも膜下出血の分布と,発達した側副血行路が中大脳動脈水平部に流入する部位とが一致しており,くも膜下出血の出血源として側副血行路の破綻を考えた。症候性の内頸動脈閉塞と判断し,脳梗塞および再出血予防のために浅側頭動脈・中大脳動脈吻合術を行った。内頸動脈閉塞症において,血行力学的な負荷のため形成される動脈瘤破裂以外の原因で起こるくも膜下出血はあまり認知されていない。しかし,原因不明の出血では,発達した軟髄膜吻合が破綻した可能性も考慮するべきである。
被殻出血の血腫除去後に画像診断された高齢者大脳基底核部脳動静脈奇形の1例
著者: 上山謙 , 小山誠剛
ページ範囲:P.79 - P.83
意識障害,瞳孔不同,右片麻痺で発症した67歳男性の被殻出血例で術後の画像検査により大脳基底核部脳動静脈奇形(AVM)と診断,AVMの摘出術を施行した。高齢者の被殻出血の原因として大脳基底核部AVMは稀で,多くは血管撮影にて描出されないangiographically occult AVMであるが,本例では画像上AVMが描出された。高齢者でも血腫除去術を行う被殻出血例では,術前にMRI,MRAや3D-CTAなどの画像検査で血管評価を行うべきと考えられた。
学会印象記
10th FENS Forum of Neuroscience(2016年7月2〜6日,コペンハーゲン)
著者: 渡邊塁
ページ範囲:P.85 - P.87
2016年7月2〜6日にデンマークのコペンハーゲンで開催された10th FENS Forum of Neuroscienceに参加しました。この学会は2年に1度開催されているヨーロッパの神経科学学会で,今回が10回目の開催でした。ヨーロッパの学会とはいえ,ヨーロッパのみならず,米国,アジア,中東など世界のあらゆる地域から大勢の研究者が参加していました。私は今回が初めての参加でしたが,毎回参加している研究者に聞いたところによると,今回は特に規模が大きかったとのことでした。5日間の学会期間中に,76以上の国から5,800人以上の研究者が参加したそうです。分子・細胞,発達,認知,疾病,リハビリテーションなどに関わるあらゆる神経科学の研究が,主に特別講演,シンポジウム,ポスター発表において,活発に議論されていました。また,ポスター発表では3,353演題という非常に多くの研究が発表されていました(写真1)。
会場はコペンハーゲンの中心部から電車で15分程度のところにある,Bella Centerという大きな会場でした。コペンハーゲンの街自体は非常に古い建物が多く残っており,趣が感じられる街並みでしたが,Bella Centerは近代の北欧デザインを感じさせる,非常にスタイリッシュな建物でした。また,建物内に併設されているカフェも格好のよいものばかりでした。ちなみに,このカフェで食べられるチリライス,ホットドッグ,パニーニなどが思った以上に美味しかったことも非常に印象的でした。
AAIC 2016—Alzheimer's Association International Conference 2016(2016年7月22〜28日,トロント)
著者: 間野達雄 , 宮川統爾 , 岩田淳
ページ範囲:P.89 - P.91
2016年7月22日より28日までAAIC2016に参加した。本学会は米国アルツハイマー病協会が主催する学会で,主に北米もしくは欧州にて開催される。2016年は2015年のワシントンD.C.に引き続きカナダのトロントにて開催された。本年は70カ国から2,600にのぼる演題が登録され,アルツハイマー病のみならずありとあらゆる認知症性疾患の基礎研究から介護まで幅広い発表が行われた。基礎研究から臨床研究まで幅広い研究者が同じ場に集まって議論を交わすことが本学会の特徴であり,基礎研究と臨床研究の橋渡しをすることのできる学会としての位置づけは,現在のアルツハイマー病研究の中でますます重要なものとなりつつある(写真1)。
臨床研究の分野では,世界初となる抗タウ薬による第Ⅲ相治験の結果が明らかとなり,注目が集まった。891名の患者に対する15カ月に及ぶ二重盲検試験では,抗タウ薬LMTM[leuco-methylthioninium bis(hydromethanesulfonate)]の投与により,主要評価項目のADAS-cog,ADCS-ADLには有意差はみられなかった。同種薬の第Ⅱ相治験では有望な結果が示されていたため,非常に残念な結果であったと言える。
--------------------
バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.4 - P.4
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.23 - P.23
書評 「脳神経外科レジデントマニュアル」—若林 俊彦【監修】 夏目 敦至,泉 孝嗣【編】 フリーアクセス
著者: 寳金清博
ページ範囲:P.34 - P.34
名古屋大学脳神経外科講座とその関係者の総力を挙げた力作である。出版の医学書院の力の入れようも半端なものではなかったことが,若林教授(名大大学院教授)の「序」からもよく理解できる。
現代の脳神経外科学が,学問領域として独立した時期をHarvey Cushing先生のハーバード大学教授就任のときと仮定しても,もう既に100年以上が経過している。この間,先人たちの努力による膨大な知識と経験の蓄積がある。その情報量は,既にbig dataの領域に達している。
書評 「快をささえる 難病ケア スターティングガイド」—河原 仁志,中山 優季【編】 フリーアクセス
著者: 松村真司
ページ範囲:P.44 - P.44
もう20年近く前のことである。とある指定難病の患者さんのQOLに関する質的研究のお手伝いをしたことがある。都内の大学病院のごった返す外来で患者さんと待ち合わせをして,近くの喫茶店へ移動して30分ほどインタビューをする,ということを繰り返した。この経験は,それまでの診療生活に半ばバーンアウト気味になり大学院生になった私にとって,とても貴重なものだった。なにせ,病院に医師ではない立場で入ることはなかったし,その立場で入る病院はとにかく圧迫感があった。そして,そこで話された内容の多くは,難病の症状や,症状から派生する障害よりも,「自分が難病である」こと自体による生きづらさや困難であった。それまでの私は人々の苦しみを「疾病」というフィルターを通して見ていた。しかし,それぞれの人たちは,私と同じ,日々の暮らしを生きる人たちであり,その苦しみの多くは,そのフィルターを通してしまうと見えなくなってしまうものであった。そんな当たり前のことが,何年も診療を行っていながらわかっていなかったことに,当時の私は愕然としたのである。
その後,町の医師になった私の所には,地域に暮らすさまざまな人々が訪れる。難病や障害を抱える人々とかかわる機会も少なくない。在宅医療を行っていれば神経難病を担当することは珍しいことではないし,そうでなくても外来には感冒などのありふれた病気や,予防接種などを通じてこのような難病や障害を抱える人たちや,これらの人々の家族が来院する。それぞれの難病や障害そのものへの対処は,専門医が担当するので,その点について私がかかわる部分は限定的である。しかしそれ以外の「地域で人々の生活を支え続ける」という面で,町の医師—プライマリ・ケアに携わる街場の総合診療がかかわる部分は大きいのである。
書評 「神経内科ハンドブック 鑑別診断と治療 第5版」—水野 美邦【編】 フリーアクセス
著者: 野元正弘
ページ範囲:P.70 - P.70
『神経内科ハンドブック』第5版が刊行された。『神経内科ハンドブック』は水野美邦先生を中心として順大脳神経内科のスタッフで執筆され,初版の出版時から,わが国で最もよく用いられている神経内科学の臨床書である。神経内科学を専攻し専門医を取得する時期の医師および,その後,外来や病棟で診療に当たる医師を対象に執筆されているが,血管障害,認知症などのcommon diseaseから希少疾患まで,広い分野に対応できるように編纂されており,専門医取得後も常に復習にも用いることができるので,神経内科学を専攻する医師の教科書となっている。数年ごとに改版されて内容が一層充実しており,今回からは順大出身の望月秀樹先生が阪大神経内科学講座を担当されるようになったことから,阪大関連の先生方も執筆に参加されている。
書評 「医師の感情 「平静の心」がゆれるとき」—Danielle Ofri【原著】 堀内 志奈【訳】 フリーアクセス
著者: 平島修
ページ範囲:P.84 - P.84
「医療現場をこれほどまでに赤裸々に,リアルに書いていいものだろうか」という驚きがこの本を読んで生じた感情だった。いてもたってもいられず,本書の書評を書かせてほしいと出版担当者にお願いしてしまった。「医師はいかなる時も平静の心を持って患者と向き合うべきである」と説いた臨床医学の基礎を作ったウィリアム・オスラー先生の「平静の心」を揺るがす内容なのである。
「医師は患者に必要以上に感情移入してはいけない」
今月の表紙 フリーアクセス
著者: 河村満 , 岡本保 , 菊池雷太
ページ範囲:P.92 - P.93
今月の表紙は,「チック病の1症例の進行における図像研究」1)というルビノヴィッチ(Jacques Roubinovitch;1862-1950)による論文からの写真です。一見すると連続写真のようにみえますが,何をどんな意図で写したものなのでしょうか。
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
ページ範囲:P.95 - P.95
あとがき/読者アンケート用紙 フリーアクセス
著者: 神田隆
ページ範囲:P.96 - P.96
今米国でこの文章を書いています。世界の皆があっと驚いた大統領選の1週間後で,「Neuroscience 2016」が開催されているここカリフォルニアではさぞや反トランプの嵐が吹いているだろうと想像していましたが,目立ったデモがあるわけでもなく,いつもと同じ西海岸の風景でした。口演発表の中で突然スライドを交えてトランプ批判を始めた発表者がいたのには驚きましたが(さすがに座長がたしなめていましたが),それよりも気になったのは,参加している東洋人の中で日本人のパーセンテージが年々減っていくように思われること,さらには,欧米の有名ラボからの発表で,引用文献には日本人が筆頭著者になっているものが次々出てくるのに,最後のスライドのcollaboratorの中に日本人の名前がほとんどみられなくなったことでした。かつては日本の若いM.D.のかなりの割合の人たちが,大学から派遣されて欧米で数年間過ごしていたはずで,近年よく言われている「日本人が内向きになった」ということ以外にも,新医師臨床研修制度導入(もう12年経ちました。もはや「新」ではありません)に端を発する日本の大学(医局と言ってもよいかもしれません)の体力低下が大きく関連しているように感じました。医学生理学分野での日本人のノーベル賞候補者はまだまだ目白押しですが,これが後何年かで種が尽きる予兆でなければよいのですが。
基本情報

バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩