文献詳細
--------------------
書評 「認知症疾患診療ガイドライン2017」—日本神経学会【監修】/「認知症疾患診療ガイドライン」作成委員会【編】 フリーアクセス
著者: 小野賢二郎1
所属機関: 1昭和大学・神経内科学
ページ範囲:P.232 - P.232
文献概要
認知症の中でも最も頻度の高い疾患がAlzheimer型認知症であり,わが国では治療薬としてドネペジル,ガランタミン,リバスチグミン,メマンチンが用いられているが,これらの薬剤は投与を続けても認知機能低下の速度を低下させることができないため,認知機能低下の速度を低下させる薬剤,すなわち,早期投与によって進行そのものを修正できる疾患修飾薬(disease-modifying drug:DMT)の開発が活発に行われ,実際にわが国においてもDMTの臨床治験が増えてきている。
掲載誌情報