文献詳細
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
文献概要
伊藤正男先生が1989年3月7日に行った東京大学医学部最終講義をダイジェストで再録する[伊藤正男著『脳と心を考える』(紀伊國屋書店1993年)第6章より3カ所割愛]。「小脳と大脳」と題して行われたこの講義は,脳機能に対する深い洞察と示唆に富み,随所にユーモアが感じられる名講義であった。伊藤先生が逝去された翌週,私は当時の図をすべて使いながらこの講義の再現を試みたが,30年経ったいまなおその先見性に目を開かれる思いがした。再録をお許しいただいたご家族に深謝したい。
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