特集の意図
補体は,抗体を補助する分子として「補体」と名付けられた。その発見は100年以上前であるが,近年補体経路の機能の解明が飛躍的に進み,微生物感染症のみならず,さまざまな疾患の病態形成に補体系が深く関与することが明らかになってきた。現在では,補体を標的とした治療薬が新規治療として注目されている。本特集では補体の活性化が関与すると考えられる疾患における作用機序を詳述し,今後の開発が期待される候補薬などの展望もまとめた。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩71巻6号
2019年06月発行
雑誌目次
特集 補体標的治療の現状と展望
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.553 - P.553
補体関連疾患に対する新規治療法
著者: 若宮伸隆 , 大谷克城 , 日高義彦 , 井上徳光
ページ範囲:P.555 - P.564
補体は,抗体を補助する分子として「補体」と名づけられた。その発見は100年以上前であるが,近年補体経路の機能の解明が飛躍的に進み,微生物感染症のみならず,さまざまな疾患の病態形成に補体系が深く関与することが明らかになっている。2007年,抗C5モノクローナル抗体であるエクリズマブ(ECZ)が米国で発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の薬剤として承認され,その後日本においても2010年PNH,2013年に非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)に対して,ECZが承認された。このECZの成功は,製薬企業が補体系を標的とした新規薬剤の開発に参入する契機となり,現在世界中の製薬企業で補体薬の開発が進められている。現在承認されている補体薬と開発・治験中の補体薬について概説する。
重症筋無力症
著者: 鵜沢顕之 , 桑原聡
ページ範囲:P.565 - P.570
重症筋無力症は主にアセチルコリン受容体に対する自己抗体によって神経筋接合部が障害される疾患であり,補体系が病態に強く関与している。近年,抗補体薬であるエクリズマブが,既存治療のみでは十分な症状の改善が得られない難治症例にも有効であることが示され,臨床応用されている。本論では重症筋無力症の病態における補体の関与,エクリズマブの作用機序・臨床効果,今後の展望について概説する。
視神経脊髄炎
著者: 黒田宙 , 藤原一男
ページ範囲:P.573 - P.580
自己抗体が病態に関わる神経疾患に対し,従来は主にリンパ球および抗体を標的とする治療が行われてきた。近年,これらの疾患群の中に自己抗体のみならず補体活性化が組織傷害発現に深く関わる疾患が複数存在することが明らかにされ,補体標的治療の臨床応用が始まっている。本稿では視神経脊髄炎について,疾患病態への補体関与と補体標的治療の現況について近年の進歩を踏まえて概説する。
ギラン・バレー症候群における補体介在性神経障害と補体標的治療
著者: 桑原基 , 楠進
ページ範囲:P.581 - P.587
ギラン・バレー症候群(GBS)の病態メカニズムには補体が関わっており,これまでにin vivoおよびin vitroの実験系において補体阻害薬の有効性が示されている。最近,本邦でC5モノクローナル抗体のエクリズマブの安全性と有効性に関するランダム化比較試験が行われ,プラセボ投与群と比較してエクリズマブ投与群でGBSの予後が良好である可能性が示唆された。今後,補体を標的とした新規治療により重症例の予後が改善されることが期待される。
補体とアルツハイマー病
著者: 冨本秀和 , 秋山治彦
ページ範囲:P.589 - P.596
補体はアルツハイマー病の老人斑,神経原線維変化,血管に沈着する。これらの構造とその周囲では活性化ミクログリアがアストログリアとクロストークして慢性炎症を惹起する。アミロイドβ(Aβ)によって活性化した補体はミクログリアの補体受容体(CR3)と反応し,凝集Aβをオプソニン化してミクログリアの貪食機能を助けている。毛細血管型アミロイド血管症(CAA)の炎症はアミロイドクリアランス機能を抑制し,CAAをより増悪する悪循環となる。
総説
わずかなリズムの違いを聞き分ける脳のしくみ
著者: 山田大智 , 上川内あづさ
ページ範囲:P.599 - P.609
聴覚情報として受容される音は,さまざまな要素によって構成されている。多くの動物で同種認知に用いられる音は,音の高さや長さに加えて,音の時間間隔,という要素でも特徴づけられる。では,音にさまざまな意味を付加するこの「時間間隔」という要素は,どのように脳内で処理されているのだろうか。本論では,キイロショウジョウバエを用いてわれわれが最近明らかにした,フィードフォワード神経回路を介した神経機構を紹介する。
原著
小児期にてんかんを発症した結節性硬化症患者に対するエベロリムスの発作抑制効果
著者: 岡西徹 , 藤本礼尚 , 西村光代 , 馬場信平 , 板村真司 , 岡成和夫 , 榎日出夫
ページ範囲:P.611 - P.616
エベロリムスはmTOR阻害作用を有し,近年,結節性硬化症(TSC)に合併するてんかんへの効果が確認されている。今回,てんかん合併のTSC患者9例に対するエベロリムスの効果を調べた。患者は内服開始時に生後1カ月〜23歳で,平均5.4剤の抗てんかん薬に抵抗性を示した。主要な発作は焦点性発作6例,全般発作3例であった。6カ月以上のフォロー期間で発作消失は3例(33%),90%以上発作減少は2例(22%)と高い効果を示した。
症例報告
汎下垂体機能低下症によるflexion contractureの1例
著者: 北之園寛子 , 白石裕一 , 長岡篤志 , 吉村俊祐 , 中嶋遥美 , 今泉美彩 , 安藤隆雄 , 辻野彰
ページ範囲:P.617 - P.621
症例は72歳男性である。49歳でRathke囊胞に対して手術を施行され,汎下垂体機能低下症で当院通院中であった。67歳頃より徐々に歩行困難と筋硬直が出現した。下肢の伸展制限と触診で疼痛を伴う筋硬直が見られた。当初Stiff-person症候群を考えたが抗GAD抗体が陰性,ジアゼパムが無効と非典型的な点があったことから汎下垂体機能低下症によるflexion contractureを鑑別疾患に挙げた。コルチゾール補充後より症状が著明に改善した。汎下垂体機能低下症でflexion contractureが稀に出現し,ホルモン補充により著明に改善することがある。
LETTERS
腦機能は神経細胞脱落数だけでは論じきれなく,シナプス脱落こそ重要
著者: 生田房弘
ページ範囲:P.622 - P.624
はじめに
この表題はあまりにも当然過ぎることである。
それにもかかわらず,筆者1)は神経細胞機能障害を神経細胞体の脱落数だけで論ずるという,誠に稚拙な考察をしてしまった。
腦構造の基本は神経細胞体から多数の垂直や水平方向の樹状突起を伸ばし,それらにそれぞれ数萬個ものシナプスを付け,他の神経細胞からの情報を受信している特異性にあることは,いまや萬人の知ることであると言うのに。
それは永年の間,水俣病症状の軽重を,せめて医師間で少しでも「理」にかなう,できれば数値で語り合える手段はないものかと思案の末に,たどり着いたのが「認知機能障害発現と神経細胞脱落数」についてのTerryら2)や,Andrade-Moraesら3)の数値での検索結果であった。
連載 臨床で役立つ末梢神経病理の読み方・考え方・3
慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー
著者: 佐藤亮太 , 神田隆
ページ範囲:P.625 - P.629
はじめに
慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy:CIDP)は慢性進行性または再発寛解性の経過を示し,四肢の運動感覚障害を主徴とするニューロパチーである1)。CIDPでは末梢神経の神経根から神経遠位端の間でpatchyな脱髄病巣を形成すると考えられるため,CIDP患者の腓腹神経病理では炎症所見や現在進行形の脱髄所見だけではなく,生検部位よりも近位部の病変によって生じた二次性の軸索変性や神経再生所見が併せて観察される。今回の解説を通じてCIDP症例の腓腹神経病理所見を正しく解釈できるようになっていただきたい。
学会印象記
Neuroscience 2018(2018年11月3〜7日,サンディエゴ)
著者: 大滝博和
ページ範囲:P.630 - P.632
はじめに
2018年11月3〜7日に米国の西海岸,メキシコとの国境に近いサンディエゴで開催された北米神経科学大会(Neuroscience 2018)に参加した。この大会は,神経科学分野では世界最大の参加者および規模を誇る北米神経科学学会(Society for Neuroscience)の第48回目の年次大会である。
私は,まだ大学院生であった2001年のサンディエゴ大会からほぼ毎年参加している。サンディエゴだけでも6回目となり私が神経科学を学び始めてから最も多く参加している学会であり,訪れている都市でもある。近年は米国北部の都市(2019年はシカゴ)でも開催されるようになったが,ここ20年近くは米国でも比較的南部の暖かい都市(サンディエゴ,ニューオリンズなど)でほぼ11月のこの時期に開催されてきた。米国の研究者にとっては冬を迎える前に暖かい地域で英気を養うための学会とも聞いたことがある。サンディエゴは日本からの直行便もあり,アクセスもとてもよくなっているため日本からも多くの参加者がいる。日本では11月は少し寒さを感じ始める頃であるが,ここサンディエゴは何度来ても西海岸の少し乾燥した温暖な気候と強い日差しが迎えてくれる。私にとっては北米神経科学大会,特にこのサンディエゴの大会は,1年間,日夜研究に取り組んだご褒美であり,少し遅い夏休みともなっている。
書評
「てんかん学ハンドブック 第4版」—兼本浩祐【著】 フリーアクセス
著者: 池田昭夫
ページ範囲:P.634 - P.634
医学書院から,このたび,愛知医科大学精神科教授の兼本浩祐先生による『てんかん学ハンドブック 第4版』が,前版から6年の期間を経て出版されました。本書は1996年に初版が出版され,その後2006年に第2版,そして第3版が2012年に出版されました。
実は,私は6年前の本書第3版の書評を記す大変光栄な機会を賜り,今回もその機会を賜り大変光栄な限りでまた大変嬉しく思います。そのおかげで,今回「兼本てんかん学」のハンドブックがいかに新しく改訂されたか,いかに兼本教授が細部にまで心血を注がれているかを一部でも垣間見ることができたように思いました。
「国際頭痛分類 第3版」—日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会【訳】 フリーアクセス
著者: 下畑享良
ページ範囲:P.635 - P.635
頭痛はさまざまな診療科の医師が関わるコモン・ディジーズである。脳神経内科,脳神経外科,内科,小児科,総合診療科のみならず,耳鼻咽喉科や眼科,ペインクリニックなどにも患者が訪れる。また救急外来においても多くの頭痛患者が来院する。よってこれらの医師は頭痛診療をマスターする必要があるが,頭痛の診断や治療は必ずしも容易ではない。それは,頭痛は非常に多彩な原因があるため,正しい診断にたどり着かず,その結果,正しい治療が行われないことがあるためである。頭痛は患者のQOLに直結し,かつ生命にも関わることがあるため,正しい診療がなされない場合,患者への影響は大きい。また医師の立場からすると,自らの診断や治療による頭痛の改善の有無が明瞭にわかるため,改善が乏しい患者を複数経験した結果,頭痛診療を苦手と感じてしまう。その一方で,正しく診断,治療し,患者から「頭痛が良くなった」という報告を聞くときは非常に嬉しく,やりがいを感じる。
私は,病棟の若い医師に,頭痛の診断をする際には『国際頭痛分類 第3版』に則って診断をするように強く勧めている。分類を暗記する必要はなく,病棟や外来に1冊置いて,必要に応じてその都度,辞書のように使用する。初めは億劫で,内容も複雑に思えるかもしれないが,継続して丹念に頭痛を分類に当てはめることにより,徐々に頭痛診療において重要なポイントがわかってくる。明白な片頭痛や緊張型頭痛であればこの分類は必ずしも必要はないが,診断がはっきりしないときや,その他の特殊な頭痛が疑われる場合には非常に有用である。治療については併せて『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』を読み実践することで,頭痛診療の能力は飛躍的に向上する。そこまで到達したらぜひ日本頭痛学会の定める認定頭痛専門医にも挑戦していただきたい。
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.551 - P.551
欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.552 - P.552
お知らせ 第38回 The Mt. Fuji Workshop on CVD フリーアクセス
ページ範囲:P.587 - P.587
お知らせ 第49回(2019)新潟神経学夏期セミナー—脳と心の基礎科学から臨床まで最前線の研究者,臨床家に触れて体感しよう フリーアクセス
ページ範囲:P.621 - P.621
バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.640 - P.640
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.641 - P.641
あとがき フリーアクセス
著者: 酒井邦嘉
ページ範囲:P.642 - P.642
『異なり記念日』(医学書院)の著者である写真家の齋藤陽道さんとの対談は,本誌の5月号に掲載された。そこでは,ろう者の世界や聴覚障害についての意見交換を中心にまとめたが,実は途中で写真談義をしていたので,ここにその一部を紹介しよう。
昨今のデジタルカメラは,レンズやセンサーの解像度が飛躍的に高くなり,より精細に見える画像が当たり前になりつつある。それは「真(まこと)を写す」という写真の成り行きなのだろうが,それによって必ずしも真実がよく見えるようになるとは限らない。陽道さんはデジタル一眼レフも使うが,「結果的に作品として発表したくなるのは,フィルムで撮った写真が多いんですよ。限りあるフィルムのほうが,不思議とよい作品を生むということを感じています」と語っていた。スマートフォンやデジタルカメラでは,手軽である反面,なんとなく撮ってしまいがちだが,「一球入魂」と言うように,ある瞬間に集中して被写体へ意識を向けることがよい結果を生むのだろう。
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
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75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
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特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
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特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
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74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
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73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
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73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
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73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
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70巻1号(2018年1月発行)
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69巻12号(2017年12月発行)
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69巻11号(2017年11月発行)
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69巻10号(2017年10月発行)
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69巻9号(2017年9月発行)
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69巻8号(2017年8月発行)
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69巻6号(2017年6月発行)
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69巻5号(2017年5月発行)
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69巻4号(2017年4月発行)
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69巻3号(2017年3月発行)
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69巻1号(2017年1月発行)
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68巻12号(2016年12月発行)
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68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩