特集の意図
人工知能は,それを支える技術の目覚ましい進歩により,こと神経学においても大きな貢献をもたらし始めている。本特集では人工知能について,基本的なメカニズムや一般的にインパクトを残した活用例を概観したうえで,神経学への臨床応用の現状と展望について紹介する。また,倫理的課題や知的財産の扱いなど,重要なトピックについても網羅する。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩71巻7号
2019年07月発行
雑誌目次
増大特集 人工知能と神経科学
扉 フリーアクセス
ページ範囲:P.646 - P.647
人工知能と脳科学の現在とこれから
著者: 銅谷賢治 , 松尾豊
ページ範囲:P.649 - P.655
人工知能と脳科学は,「知能の工学的実現は生物の脳のしくみにとらわれるべきではない」という考えと,「現存する高度な知能の実現例から学ぶべきだ」という考えの間で,接近と乖離を繰り返しながら互いに進化してきた。本稿では,まず今日の人工知能の到達点,脳科学と生命科学へのインパクトについて概観したのち,脳科学の進歩が次世代の人工知能にいかに貢献し得るかについて議論する。
ダイナミカル・システムとしての脳
著者: 田中昌司
ページ範囲:P.657 - P.664
本稿は,脳を単純化した制御システムとしてモデル化し,そのダイナミクスの本質を理解することを主眼としている。脳は非常に複雑なシステムであるが,単純化したモデルでこそ見える本質がある。本稿の前半は,制御システム・モデルを用いて背外側前頭前野と線条体から成るシステムのドパミンによる調整を含むダイナミクスを記述し,統合失調症脳の機能との関係を論じる。後半は,分子イメージング・データのモデルベース解析の例を紹介する。
人工知能と小脳運動学習
著者: 永雄総一 , 本多武尊
ページ範囲:P.665 - P.680
半世紀前パーセプトロンを基にMarr-Albus-Ito小脳学習仮説が提案され,その検証過程で小脳学習と記憶の原因となるシナプス可塑性の長期抑圧(LTD)が発見された。小脳学習仮説は脳における深層学習の原型である液状態機械モデルへと発展し,運動のタイミングと効率の学習,運動記憶の形成や内部モデルに基づく認知機能まで拡張されつつある。パーセプトロンから発展した人工知能が今後小脳の神経科学に与える影響について論じる。
ディープラーニングとAlphaGo
著者: 吉田裕之
ページ範囲:P.681 - P.694
2015年に情報処理学会が日本将棋連盟への挑戦の終了を宣言したとき,将棋よりも場合の数がはるかに多い囲碁では,コンピューターが人間のプロ棋士に追いつくのにはさらに20年以上かかると目された。ところが同じ年に論文発表されたAlphaGoが,2017年には世界チャンピオンを3戦全勝で下してしまった。本論では,AlphaGoが採用した人工知能技術,特にディープラーニングを解説し,神経科学との関連について考察する。
自動運転が切り拓く未来
著者: 鎌田実
ページ範囲:P.695 - P.704
自動運転へ強い期待が寄せられている。事故防止やドライバ不足への対応としてのものであるが,技術的にどこでも完全自動で動くものは難しく,リーズナブルなコストで事業性や商品性も考えて成立させることもハードルが高いのが現状である。本論では,自動運転を正しく理解するために,現状と展望をわかりやすく解説する。
医学・医療分野における人工知能と知的財産
著者: 藤田卓仙
ページ範囲:P.705 - P.713
人工知能(AI)やデータ利活用に向けて,わが国において,著作権法改正や不正競争防止法の改正がなされ,事業者向けに,経済産業省から「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」が出されるなど,ルール整備が進められている。医療分野においては,これら一般のルールなどを原則としつつ,患者の権利保護やデータ作成に関与する医療者に対する適切な評価に向けた知的財産保護をすることが求められる。
人工知能と脳神経科学の倫理的課題
著者: 橳島次郎
ページ範囲:P.715 - P.722
本論文では,人工知能が脳神経科学にどのような倫理的問題をもたらすかを考察する。そのためにまず,人工知能と脳神経科学おのおのの倫理的問題を把握する。次にそれらを踏まえ,①人工知能を用いる脳神経科学の研究と臨床応用における実務的課題,②人工知能と脳神経科学の融合がもたらす人間性への影響という2つの問題群の検討が必要であることを示す。またそれらの問題群に専門学会および社会がどう取り組むべきかも検討する。
病理画像の自動診断技術と3次元病理学の発展
著者: 洲﨑悦生
ページ範囲:P.723 - P.732
近年,コンピューターの計算能力が飛躍的に向上したことにより,機械学習の一種であるニューラルネットワークの利用が可能となった。ニューラルネットワークによる学習器は画像解析の分野に革命をもたらし,病理画像の自動診断技術が実用化されつつある。さらに,近年の組織透明化技術の発展は病理診断の3次元化の可能性を拓きつつある。3次元病理学は組織の3次元的なコンテクストの観察を可能とし,近い将来,機械学習による自動診断の精度をさらに向上させ得ると期待される。
人工知能を用いた神経画像診断
著者: 椎野顯彦
ページ範囲:P.733 - P.748
人工知能(AI)による画像解析技術は,客観的な評価結果を読影者に提示することにより質の高い診断のためのサポートを実現する。われわれは,アルツハイマー病の診断にMRIの3次元画像の情報をAIを用いて評価するソフトを開発した。ここではまずvoxel-based morphometryやサポートベクターマシンの概要を説明する。AIの訓練を北米のADNI(Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative)データベースで実施し,オーストラリアのADNI(AIBL)と日本のADNI(J-ADNI)において検証した。AIは通常の統計学的な手法よりも優れた診断予測能力を示し,臨床での応用が期待される。
人工知能を認知症診断に活かす
著者: 小林祥泰
ページ範囲:P.751 - P.758
認知症診断における人工知能(AI)の活用はまだ研究段階であるが,医療機器として開発が進んでいる。1つはMRIによる脳萎縮解析,安静時fMRIや拡散テンソル画像による脳ネットワーク解析への応用,もう1つは「IoT」技術による日常生活からの認知症の予知への応用である。高齢者認知症が生活習慣と関連していることがわかってきた現在,認知症診断におけるAIの活用のゴールは,確定診断ではなく前臨床期に認知症の可能性を予測し予防に結びつけることである。
人工知能を利用した認知症支援
著者: 近藤和泉 , 尾崎健一 , 大沢愛子
ページ範囲:P.759 - P.764
認知症患者とその家族への支援における人工知能(AI)の使用は,診断や評価のみならず,コミュニケーションロボットへの装備によって,認知機能の維持に役立てられようとしている。さらに,転倒予防や今後のAIおよびロボットの開発に患者とその家族のニーズを反映させるためにも使われ始めている。AIの利用が認知症の発症および進行を遅らせるだけでなく,患者とその家族のよりよいQOLの提供につながっていくものと考えられる。
自然言語処理を用いた精神疾患患者のコーパス解析と神経言語学
著者: 工藤弘毅 , 岸本泰士郎
ページ範囲:P.765 - P.770
自然言語処理とは,人間が用いる自然言語をコンピュータが処理する技術である。言語の最小単位である形態素への自動分類や,単語や文章のベクトル化などの技術の発展に伴い,精神科領域においても種々の研究がなされるようになった。本論においてはそのいくつかを紹介する。自然言語処理を用いた精神疾患へのアプローチは精神症状の評価にまつわる問題を軽減し得る試みであり,神経言語学への寄与も期待される。
統合失調症のコンピュータシミュレーション
著者: 沖村宰 , 片平健太郎 , 国里愛彦 , 山下祐一
ページ範囲:P.771 - P.783
統合失調症は,精神医学の黎明期からさまざまな研究がなされているが,病態や治療の確立に至っていない。理由の1つとして,脳の複雑さからくる,脳の生物学的知見と症状の架橋の困難さがある。そのため,脳を情報処理システムとみたて,数理モデルで表し,精神障害を数理モデルの変調として捉えていく計算論的精神医学という分野が重要視されるようになった。本論では,計算論的精神医学の研究例を中心に紹介する。
自閉スペクトラム症者へのヒューマノイドロボット研究の現状
著者: 熊﨑博一
ページ範囲:P.785 - P.791
自閉スペクトラム症(ASD)者は生涯にわたり,多岐の困難に直面する。現在までASD者に対するさまざまな介入が行われてきたが,どれもその効果は十分でない現状がある。最近のヒューマノイドロボット技術の進歩には目覚ましいものがある。ASD者の多くはロボットへの興味が強く,ヒューマノイドロボットを用いた介入に注目が集まっている。本総論では,ASD者へのロボット研究についての現状をお伝えする。
ブレイン・マシン・インターフェースによる神経リハビリテーションと人工知能
著者: 牛場潤一
ページ範囲:P.793 - P.804
ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は,脳活動に基づいた機械操作を実現する技術である。脳卒中や脊髄損傷に対してBMIを適用することで,ロボットアームやタブレットPCの操作,ロボット運動介助や神経筋電気刺激による麻痺肢の運動の再建などが実現している。また,継続的なBMI利用は脳の可塑的変化を誘導し,治療標的における機能的再構築を促すことが可能である。標準治療ではアプローチが困難だった症例に対する有効な介入法として,今後の成長が期待される。
総説
脳におけるヒトと他の霊長類の違い
著者: 大石高生
ページ範囲:P.807 - P.813
ヒトは霊長類に属するが,サル類と比べ,際立って高い認知能力を持っている。その基盤となっている脳の特徴(関連する遺伝子配列,遺伝子発現,細胞種,細胞応答,神経回路)を,脳の巨大化,前頭前野の発達,言語に関わる脳部位,遺伝子発現の違い,長寿命化への脳の適応の観点から解説する。
症例報告
当帰四逆加呉茱萸生姜湯が誘因として疑われた可逆性脳血管攣縮症候群の1例
著者: 畠山遥 , 大内東香 , 井上佳奈 , 柴野健 , 原賢寿
ページ範囲:P.815 - P.819
症例は52歳女性。冷え性に対して当帰四逆加呉茱萸生姜湯を服用していた。強い頭痛と嘔吐を反復し入院。頭部MRIで左後頭葉〜左頭頂葉に円蓋部くも膜下出血を認め,頭部MRAで分節状の多巣性血管攣縮所見を認めた。降圧療法,ベラパミル内服にて症状が改善し,退院後に血管攣縮所見の消失を認めたことから可逆性脳血管攣縮症候群と診断した。当帰四逆加呉茱萸生姜湯の成分である甘草と呉茱萸が誘因として疑われた。
連載 臨床で役立つ末梢神経病理の読み方・考え方・4
遺伝性ニューロパチー
著者: 佐藤亮太 , 神田隆
ページ範囲:P.820 - P.824
はじめに
最近の遺伝子検査の発展によって,遺伝性ニューロパチーの分子学的背景は次々と明らかになってきている。一般に遺伝性ニューロパチーは,ポルフィリン症などの一部の疾患を除けば,長い年月をかけてゆっくり進行し,通常は左右対称性の臨床症状を呈する。診断には遺伝子検査が優先されるため,現在では腓腹神経生検は実施されないことが多い。しかし,既知の遺伝性ニューロパチーであっても,腓腹神経病理所見から新たな知見が得られることがあり,非典型的な症状を呈する症例や,慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy:CIDP)などの治療可能な疾患の合併が疑われる症例では,腓腹神経生検によって正確な診断が可能となる症例が存在する。また,既にCIDPなどの治療可能な疾患と診断した症例であっても,遺伝性ニューロパチーが背景に存在していないか再検討する場合に腓腹神経生検は威力を発揮する。遺伝性ニューロパチーの病理所見の特徴は,神経束間や同一神経束内で均一な神経変性が見られることであり,一部の疾患では疾患特異的な組織所見が確認される。連載第4回目となる今回は代表的な遺伝性ニューロパチーの腓腹神経病理所見を紹介する。
学会印象記
AOCN 2018—16th Asian Oceanian Congress of Neurology(2018年11月7〜11日,ソウル)
著者: 大久保真理子
ページ範囲:P.826 - P.827
2018年11月7〜11日に韓国のソウルで開催されたAOCN 2018(16th Asian Oceanian Congress of Neurology)に参加しました。AOCNは,アジアの脳神経内科医に向けた学会であり,最先端の知識を神経学の各分野の専門家から学び,お互いにコミュニケーションを取るための重要な学会となっていると同時に,若い医師の国際発表の重要な場となっています。本学会の主要な分野としては,脳卒中,認知機能障害,運動障害,末梢神経障害,てんかん,頭痛などが挙げられます。私自身は小児科医で,同時に研究分野としては神経筋疾患が専門であり,本学会に参加したことはなかったのですが,今回はteaching courseの講師として招待していただきました。
会場は,ソウルの江南地区にあるソウル最大の地下街であり,水族館や映画館,有名な図書館などを有するコエックスモールに直結した大きな会場でした。ポスター発表が530件ほど,講演が56件であり,AOCNの規模の大きさを痛感しました(写真1)。
書評
「脳の機能解剖と画像診断 第2版」—Heinrich Lanfermann,Peter Raab,Hans-Joachim Kretschmann,Wolfgang Weinrich【原著】 真柳佳昭,渡辺英寿【訳】 フリーアクセス
著者: 新井一
ページ範囲:P.792 - P.792
このたび,『脳の機能解剖と画像診断 第2版』が出版される運びとなった。本書は,ハノーファー医科大学のKretschmann教授,Weinrich教授らによる原著の邦訳であるが,その最初は『〔日本語訳〕CT診断のための脳解剖と機能系』(1986年)に遡ることができる。画像診断の進歩に伴い『〔日本語訳〕画像診断のための脳解剖と機能系』(1995年),『〔日本語訳〕脳の機能解剖と画像診断 初版』(2008年)と続編が出版されてきたが,いずれも世界そして本邦において高い評価を受けている。実際のところ,私どもの施設の脳神経外科の医局や神経放射線科の読影室の書籍棚には,表紙の磨り減ったこれらの図書が鎮座しており,今回の『脳の機能解剖と画像診断 第2版』も同様の運命をたどることになると思われる。
本書の特徴は,MRI・CT画像と図譜との絶妙なコンビネーションであり,これが読者を魅了する。冠状断と矢状断はMRI-T1・T2強調画像と図譜に続いて骨条件のCT画像,水平断についてはMRI-T2強調画像と図譜,そして脳および骨条件のCT画像が示されている。その後に,脳幹,錐体骨に焦点を絞った画像が呈示され,脳室,動脈,静脈の画像・図譜が続くことになる。特に,動脈についてのコンピューターグラフィクスは出色であるし,図譜を用いた動脈の支配領域に関する解説は臨床家にとっては極めて有用である。そのほか,拡散強調画像による白質内線維束の描出,新生児・乳児から幼児に至る髄鞘化の変容,顔面頭蓋・頭頸移行部の図譜による解説,そして神経伝導路の詳細な局在表示など,大変に盛りだくさんの内容になっている。
「研究の育て方 ゴールとプロセスの「見える化」」—近藤克則【著】 フリーアクセス
著者: 二木立
ページ範囲:P.805 - P.805
本書は医学書院の月刊誌『総合リハビリテーション』で2016〜2017年に長期連載されて好評を博した集中講座「研究入門」を一書にまとめたものです。リハビリテーション医療の臨床研究から「健康の社会的決定要因」を中心とする社会疫学へと研究のウィングを広げつつ,現在も第一線で研究を続けている近藤克則氏が,自己の研究をいかに育ててきたか,大学院生や若い研究者をいかに育ててきたかを,系統的かつ具体的に紹介しています。
全体は以下の4部(24章)構成です。第1部「総論」,第2部「構想・デザイン・計画立案」,第3部「研究の実施・論文執筆・発表」,第4部「研究に関わるQ&A」。各章の最後には,近藤氏オリジナルのさまざまな「チェックリスト」が付けられており,頭の整理に役立ちます。
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.643 - P.643
欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.644 - P.644
バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.832 - P.832
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.833 - P.833
あとがき フリーアクセス
著者: 下畑享良
ページ範囲:P.834 - P.834
初めて本誌のあとがきを執筆している。若い頃,先輩医師に「『神経研究の進歩』に総説を書くことはみんなの目標である」と教わったことがある。また自身で初めて総説を執筆したときにはクオリティの高い論文を書きたいと思った。『BRAIN and NERVE』誌はこれからもそのような目標になる医学誌であるべきだと思う。編集委員としてもしっかり関わっていきたい。
さてこのあとがきを,第71回米国神経学会年次総会開催中のフィラデルフィアで執筆している。本大会で行われたPlenary Sessionの1つに,2名の演者が議論を戦わせるControversies in Neurology Plenary Sessionがある。その中の1つのトピックスが「将来,人工知能(AI)は脳神経内科医に取って変わるか」というものであった。まずNoの立場から,脳神経内科学は放射線科学,病理学,皮膚科学のようなパターン認識が重要な診療科ではないこと,問診や診察の過程における人としてのつながりが重要であること,特に患者さんへの共感やいたわりの気持ちが重要だということが根拠として挙げられた。さらに患者さんに適切な方法でbad newsを告げることはAIにはできるものではないと主張された。むしろAIの役割は検査や文献情報などによる支援であり,その結果,生まれた時間的余裕を,脳神経内科医は患者さんと接する時間に充てるべきだと主張した。最後に決してわれわれがAIに取って代わられることはないと改めて述べ,大きな喝采を浴びた。
基本情報
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バックナンバー
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特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
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75巻9号(2023年9月発行)
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75巻8号(2023年8月発行)
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75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
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75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
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74巻12号(2022年12月発行)
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74巻11号(2022年11月発行)
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74巻9号(2022年9月発行)
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74巻8号(2022年8月発行)
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74巻7号(2022年7月発行)
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74巻6号(2022年6月発行)
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74巻5号(2022年5月発行)
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74巻4号(2022年4月発行)
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74巻3号(2022年3月発行)
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74巻2号(2022年2月発行)
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74巻1号(2022年1月発行)
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73巻12号(2021年12月発行)
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73巻11号(2021年11月発行)
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73巻10号(2021年10月発行)
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73巻9号(2021年9月発行)
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73巻8号(2021年8月発行)
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73巻7号(2021年7月発行)
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73巻6号(2021年6月発行)
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73巻5号(2021年5月発行)
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73巻4号(2021年4月発行)
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73巻3号(2021年3月発行)
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73巻2号(2021年2月発行)
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73巻1号(2021年1月発行)
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72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
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72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
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72巻7号(2020年7月発行)
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72巻6号(2020年6月発行)
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72巻3号(2020年3月発行)
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72巻2号(2020年2月発行)
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72巻1号(2020年1月発行)
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71巻12号(2019年12月発行)
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71巻11号(2019年11月発行)
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71巻8号(2019年8月発行)
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71巻7号(2019年7月発行)
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71巻6号(2019年6月発行)
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71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
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71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
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71巻1号(2019年1月発行)
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70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
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70巻10号(2018年10月発行)
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70巻9号(2018年9月発行)
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70巻8号(2018年8月発行)
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70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
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70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
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増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
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69巻9号(2017年9月発行)
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69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩