神経疾患の診断は難しいものが多く,診断を行ったとしても,経過を見ていく中で診断が変わることがある。神経疾患の治療薬も増えてきた現在,正確な診断を早期に行うことは極めて重要であり,誤診自体が致命的な治療の遅延を招く可能性もある。本特集では,著者の自験例を提示しながら誤診に陥りやすいポイントを示し,単なる鑑別診断の方法にとどまらず,正しい診断に到達するにはどのようにすればよいのかを解説する。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩72巻4号
2020年04月発行
雑誌目次
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
神経疾患に関する医療過誤
著者: 大平雅之
ページ範囲:P.287 - P.294
本邦における医療訴訟が実際の臨床現場に及ぼす事実上の影響が存在することは否定できず,トラブル予防のために医療訴訟を検討することは有益である。神経疾患ではくも膜下出血や血栓溶解療法が広く施行されるようになった脳梗塞,治療可能だが治療が遅れると致死的となり得る脳炎などの医療訴訟が散見される。さらにその他の疾患でも医療トラブルから訴訟に発展した事例が存在している。
意識障害
著者: 栗原智宏
ページ範囲:P.295 - P.301
意識障害をきたす疾患は多岐にわたり,生命・機能予後に直結する疾患も多い。呼吸循環動態にも影響し,時にその安定を図りながら診断を進める必要がある。迅速な鑑別と治療が必要であるが,思い込みにより鑑別診断を狭めると誤診を招く。患者から詳細な問診ができないことは医療者に不利な点で,詳細な診察と注意深い鑑別を要す。経時的に鑑別診断が変わる場合があり,継続しての診察が重要である。筆者が経験した3例を紹介する。
頭痛・めまい
著者: 清水利彦
ページ範囲:P.303 - P.309
頭痛は,日常臨床において遭遇する機会の非常に多い症状の1つである。頭痛の分類と診断は国際頭痛学会より出版されている国際頭痛分類(ICHD)に基づいて行われ,現在は2018年に出版されたICHD-3が用いられている。ICHD-3における第1部「一次性頭痛」は慢性頭痛とも呼ばれ,片頭痛,緊張型頭痛および群発頭痛などを含んでいるが,その診断に有用なバイオマーカーは現時点では存在しない。このため問診で,診断基準項目の一部の確認を逃してしまうと診断を誤ることがある。本論では,45歳男性例をもとに頭痛診療のピットフォールを示す。
脳卒中
著者: 木村浩晃
ページ範囲:P.311 - P.321
ほとんどの脳卒中の症例においてその診断までの道筋は直線的で判断に迷うことはない。しかし,脳卒中を模倣する神経症状を示す脳卒中以外の疾患(脳卒中ミミック)と脳卒中以外の疾患を示唆する非典型的な症状を示す脳卒中(脳卒中カメレオン)が存在する。2例の症例提示を行い,脳卒中ミミックと脳卒中カメレオンについて概説する。これらを同定するためには詳細な病歴聴取,包括的な神経学的診察,適切な画像診断が重要である。
認知症疾患
著者: 池田将樹
ページ範囲:P.323 - P.330
日本における高齢者人口の増加とともに認知症患者は増加の一途をたどっており,今後もその傾向は続くものと見られている。また,65歳未満で発症する若年性認知症(早期発症型認知症)についても認知症疾患全体の中では発症率が少ないものの,本人の就労困難や介護負担など社会的問題として捉えられており,新オレンジプランの施策においても主要項目の1つとして,今後の取組みの重要性が提言されている。認知症には多様な疾患が存在し,正確な診断が行われないことにより,患者の予後が悪化する可能性があり,十分に注意を払って正確な診断を行うことが必要である。また,発症初期の段階で,確定診断に到達できなくても,その後に確定診断できることもあるため,経時的な患者の病状や症候の解釈,検査データを理解して診断を進めていくことが大切である。
パーキンソン病と関連疾患
著者: 山脇健盛
ページ範囲:P.331 - P.343
パーキンソン病と,パーキンソン型多系統萎縮症(MSA-P)やパーキンソン型進行性核上性麻痺(PSP-P)との鑑別は,初期には極めて困難で,しばしば誤診される。臨床症候と画像診断を併せて検討することで,MSA-PやPSP-Pを早期に診断できる可能性がある。MSA-Pでは,拡散強調画像やT2*強調画像,プロトン密度強調画像の撮像が役に立つ。PSP-Pでは,MRPIが有用である。
神経難病
著者: 田中裕三 , 本間豊 , 溝口功一
ページ範囲:P.345 - P.354
神経難病の中でも亜急性に進行する疾患においては,患者は時として疾患を受容できないまま人生のいろいろな選択を迫られる。そのため医師には早期に正確な診断をすることが求められる。しかし臨床の場では,疾患の全体像の中の限局した病歴,症状のみから診断を求められることがしばしばある。さらに,解釈に悩む診察・検査所見が多数提示され,その組合せによっては診断基準やガイドラインの項目を満たしてしまい,結果的に机上で疾患を成立させてしまうこともある。今回1つの例として,当科に受診した症例を参考にそれら「悩ましい」所見を挙げ,ピットフォールに陥らないよういま一度意識することを促したい。
脱髄疾患
著者: 久冨木原健二 , 中原仁
ページ範囲:P.355 - P.370
多発性硬化症(MS)は空間的多発性および時間的多発性を呈する中枢神経系脱髄疾患である。その診断の中心は頭部/脊椎MRIであり,画像所見は特徴的である。しかしながら,単回のMRI画像や短期間での臨床経過のみではMSを診断することはしばしば難しく,鑑別すべき疾患は多岐にわたる。中枢神経系脱髄疾患の診断は,鑑別すべき疾患と,その疾患を示唆する“red flags”に留意しながら慎重に行う必要がある。
筋疾患
著者: 尾方克久
ページ範囲:P.371 - P.380
筋疾患の診断は,病変の主座が筋肉であることの確認,病態の質的診断,分子解析を含む詳細な病型診断の順で進められる。筋病理所見で見られる形態的変化と,電気生理学的検査で見られる機能的変化との連関を理解することが,筋疾患の病態解析におけるピットフォールを避けるために有用である。本稿では,炎症性筋疾患と遺伝性筋疾患との鑑別に難渋した2症例を呈示し,診断過程でのピットフォールを論じる。
末梢神経疾患
著者: 松尾欣哉 , 古賀道明 , 神田隆
ページ範囲:P.381 - P.386
末梢神経疾患の診断プロセスは,「解剖学的診断部位=末梢神経」を確認することからスタートする。つまり,筋力低下や感覚障害の分布,および腱反射や筋トーヌスの低下といった症候から末梢神経障害を疑い,多くの場合,末梢神経伝導検査の所見から確信を得る。しかし,脊髄疾患や筋疾患,神経筋接合部疾患,運動ニューロン疾患が,末梢神経疾患と似た症状の分布を呈することもあれば,逆に末梢神経疾患がそれらの疾患と間違われるような症候をきたすこともある。末梢神経伝導検査は情報量の多い有用な検査であるが,結果の解釈を誤れば,時に落とし穴となる。末梢神経疾患と間違いやすい疾患,間違われやすい疾患を鑑別疾患として念頭に置いて診療にあたることは,誤診に陥らないために有用である。筆者らが実際に経験した症例から,末梢神経疾患診療でのピットフォールを紹介する。
神経感染症
著者: 吉沢和朗
ページ範囲:P.387 - P.397
神経感染症は迅速な診断と治療が生命と機能の予後を左右する。軽微で非典型的な症状が先行し遷延する場合,神経内科医が診療に関わるタイミングが遅れ,診断や治療も遅れがちになる危険がある。本章では,症状が比較的軽度で,典型的な症状が出揃うのに時間がかかり,そのために診断,治療が遅れそうだった3例を提示した。
脳腫瘍
著者: 小森隆司
ページ範囲:P.399 - P.405
脳腫瘍,特にグリオーマはいわゆる希少がんに該当し,発生頻度が低い反面,種類が多く,WHOの国際分類においても,その数は140を超えている。さらに近年では,分子遺伝学的な異常が多数報告され,遺伝子診断を行わないと適切な診断が得られない事例に遭遇する機会が急速に増えてきている。中でも,組織型と遺伝型に乖離が生じる腫瘍においては,適切な遺伝子検査の選択が鍵となる。一方で,わが国では,希少がん患者の集約がなされていないうえに,脳腫瘍の遺伝子検査が保険収載されていないため,大学病院においても,適切な診断が困難な場合が少なくない。本論においては,成人における最も代表的な浸潤性グリオーマである悪性星細胞腫の分子遺伝学的な診断手順とそのピットフォールを紹介する。
画像診断
著者: 百島祐貴
ページ範囲:P.407 - P.415
神経疾患,特に脳血管障害や腫瘍の診断において画像診断は必須の検査手段であり,しばしば決定的な役割を果たす。ここでは,比較的しばしば遭遇する所見を基に,画像所見の解釈にあたっていまひとつ踏み込みが足らず,初期の診断を誤ったり,あるいは誤りそうになったりした脳や脊椎領域の症例を供覧し,同じ轍を踏むことのないよう読影上の留意点を明示した。
神経伝導検査
著者: 三澤園子
ページ範囲:P.417 - P.423
多発ニューロパチーの診断では,神経伝導検査所見が決め手となることがある。しかし,慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)の電気診断においては,いくつかのピットフォールがある。POEMS症候群,アミロイドーシス,抗MAG抗体ニューロパチーはCIDPと初期に診断されることがあるが,いずれの疾患もそれぞれに適した治療戦略がある。神経伝導検査所見を適切に解釈するには,注意深い診察と的確な鑑別診断の想起が重要である。
脳波
著者: 十河正弥 , 森本耕平 , 松本理器
ページ範囲:P.425 - P.436
日常臨床でよく使用される脳波の導出法には単極導出法,双極導出法,平均電位基準法の3種類があり,どの導出法にも長所,短所が存在し,最も優れた導出法は存在しない。脳波判読にはてんかん性放電の部位,分布に応じた適切な導出法を用いること,てんかん性放電と見誤りやすい波形を認識することが重要である。本論では通常の導出法では誤診しやすいてんかん性放電と正常亜型について症例を挙げて解説する。
総説
プリオン病研究の進歩—医原性プリオン感染について
著者: 小林篤史
ページ範囲:P.437 - P.443
本総説では,医療行為に伴ってプリオンに感染する医原性クロイツフェルト・ヤコブ病の概要と問題点を説明する。併せて,プリオン以外の感染性蛋白の医原性感染をめぐる,現在の理解と今後の課題についても紹介する。
Original Article
Body Knowledge in Children with Congenital Upper Limb Deficiency
著者: , ,
ページ範囲:P.445 - P.451
Background: It is advantageous to effectively develop motor functions and a deep understanding of one's body (for example, relative positions, relationships, names, and functions of body parts). It has been reported that lexical-semantic knowledge of the defective body part is diminished in children with congenital lower limb deficiencies, and the features of body knowledge in children with congenital upper limb deficiencies (ULDs) have not been clarified. This study aimed to explore how children with ULDs perceive their bodies.
Methods: Participants included six children with congenital ULDs and 14 control children, aged 5-11 years. They drew self-portraits and answered questions about the names of body parts.
Results: Children with ULDs were significantly more likely to omit hands in their self-portraits than the control children. In the verbal tests, children with ULDs had a lower rate of correct responses concerning upper limbs, arms, hands, legs, and feet than the control children.
Conclusion: Children with ULDs have diminished visuospatial body knowledge of the hands, as well as diminished lexical-semantic body knowledge of both the upper and lower limbs.
学会印象記
30th International Symposium on ALS/MND—30th International Symposium on Amyotrophic Lateral Sclerosis and Motor Neurone Disease(2019年12月4〜6日,パース)
著者: 引網亮太
ページ範囲:P.452 - P.454
はじめに
2019年12月4〜6日にオーストラリアのパース(Perth)で開催された第30回筋萎縮性側索硬化症・運動神経疾患国際シンポジウム[30th International Symposium on ALS/MND(Amyotrophic Lateral Sclerosis and Motor Neurone Disease)]に参加しました。本学会はMND associationが主催するALSに関する学会で,発表分野は基礎科学から,遺伝子,画像,臨床まで多岐にわたります。口演は2もしくは3会場で並行して行われ,ポスターは400程度,ALSに関する最新の知見を共有できる重要な機会とあって,参加する研究者も1,000人以上と年々増加傾向にあります。
開催都市であるパースはスワン川沿いに位置する西オーストラリア州の州都で,オーストラリア第4の都市です。また「世界で一番美しく住みやすい街」にランキングされるほど環境面でも素晴らしい街とされ,訪問時は夏季とあって日中の日差しは強かったのですが,体感温度・湿度は高くなく過ごしやすい気候でした。ただ虫にとっても過ごしやすいのか,ハエが多く顔にまとわりつくこともあり,そこは辟易する点でした。観光都市としても近年人気上昇中で,少し足を延ばせば,クオッカやペンギンなどの野生動物と海で人気のロットネスト島,石灰質から形成された奇岩が並ぶ広大な風景から荒野の墓標と呼ばれるピナクルズ,その名のとおり波のように見えるウェーブロックなどがあります。
学会はPerth Convention and Exhibition Centreで行われました。この会場は2004年にオープンしましたが,建築費用が200億円近くと高額であったこと,その魅力的ではない外観(ソビエト時代の墓,でかい灰色のゴキブリなど散々な言われようだったようです……)から,批判を浴びる存在だったようです(写真1)。小生が拝見する限りむしろオシャレと感じましたので,自分のセンスに疑義が生じた瞬間となり,出鼻をくじかれてしまいました。ただ現在では数多くの国内・国際的なイベントが開催され,パース,西オーストラリア州に経済的価値をもたらす重要な存在となっており,2016年には年間90万人以上の来場者があったそうです。
お知らせ
第62・63回 筋病理セミナー フリーアクセス
ページ範囲:P.294 - P.294
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次号予告 フリーアクセス
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あとがき フリーアクセス
著者: 三村將
ページ範囲:P.462 - P.462
毎年,春のこの時期に奈良県立医科大学で講義を担当している。今年は講義の帰路,西ノ京の薬師寺を訪れたところ,10年にも及ぶ大修理を終えた国宝の東塔の威容を目の当たりにすることができた。しかし,新型コロナウイルス感染症の猛威はこの地にまで及び,4月に予定されていた東塔の落慶法要や公開は延期になったようである。言うまでもなく,薬師寺金堂の本尊は和辻哲郎が古寺巡礼の中で「東洋美術の最高峰」と称賛した薬師如来,脇侍の日光菩薩・月光菩薩とともに薬師三尊である。薬師寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒祈願のために創建したものだが,少し時代が下った東大寺大仏建立は天平の天然痘大流行を撲滅する意図があったとされる。天然痘も新型コロナと同様,もともと日本にはなく,6世紀半ばに大陸から入ってきた。考えてみれば,白鳳・天平の古から今日に至るまで,人は感染症の流行と闘い続けている。当時の天然痘から中世のペストや梅毒,最近のHIV,エボラ出血熱,SARS,MARS,そして新型コロナ。新型コロナに関しては,武漢市中心医院の若き眼科医,李文亮氏が2019年12月末にいち早くSARSに似た肺炎の存在に警鐘を鳴らしたが,当局からは不当に世間を騒がせたとして,訓戒処分を受けていた。
さて,本号の特集は「神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために」である。新型コロナのパンデミックを例に挙げるまでもなく,新しい病気が見出される過程では誤診や診たての違いはつきものである。神経疾患も同様であり,脚気や慢性外傷性脳症の歴史からわれわれは多くのことを学ぶことができる。私自身が強い衝撃を受けたのは,1980年代の終わりにはじめて皮質基底核変性症の患者に接したときのことである。今日ではよく知られた病態ではあるが,最初に診たときはまったく診断がつかなかった。緩徐進行性の失語と失行があり,アルツハイマー病の特殊型のようにも見えたが,画像上は顕著な左右差のある脳萎縮を認め,これはむしろ血管障害ではないかと疑ったりもしていた。そんな折に当時,故・本多虔夫先生と渡辺良先生を中心に横浜市立市民病院で行っていた“New England Journal of Medicine”の“MGH Case Records”の輪読会でMGH Case 38-1985を読み,この患者はこの病気に違いないと確信した。
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
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特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
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74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
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特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
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74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
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73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
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特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩