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特集 グリアと神経—相補的な制御系として
文献概要
神経系の構成要素であるニューロンとグリアはともに約150年前に発見され,これまでの研究によってニューロンの機能や役割については理解が深まってきたが,グリアについては研究が進んでこなかった。しかし,近年の光遺伝学をはじめとした研究技術の発展により,正常脳あるいは精神神経疾患をモデルとした病態脳でのグリアの振舞いが明らかになってきた。本特集では,こうしたグリアの動態を,構成要素であるアストロサイト,オリゴデンドロサイト,ミクログリアそれぞれについて論じていただく。
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