脳卒中の治療は大きく変貌を遂げている。特に,虚血性脳血管障害におけるカテーテルを中心とした治療と,その適応範囲の拡大は著しい。疫学的なデータをもとに,エビデンスとしての有効性が多く示されているが,その科学的な機序や根拠などに関しては,あまり語られることがない。しかしながら言うまでもなく,病態学的に治療根拠を理解することは重要である。本特集は,単なるエビデンスデータのまとめではなく,基礎的な背景も踏まえて治療の意義を理解できるよう,各方面のエキスパートにご執筆いただいた。ぜひ日々の診療に活用されたい。
雑誌目次
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩73巻9号
2021年09月発行
雑誌目次
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
脳梗塞の血管・血栓病理と血栓の形成機序
著者: 山下篤 , 浅田祐士郎
ページ範囲:P.965 - P.974
アテローム血栓症ではプラーク破綻の程度やプラークの血栓性が血栓サイズを規定する。血液凝固の組織因子は血栓の組成に,フォン・ヴィレブランド因子は血栓形成の初期から閉塞に至るまで関与する。心房細動では心房内膜の血栓性の増加,血流のうっ滞,心房内血液の変化の複合的要因が絡んでいる。血液凝固Ⅺ因子は血栓の成長過程に重要で止血への関与は少なく,出血性合併症の少ない抗血栓薬の標的として注目されている。
抗血小板薬と抗凝固薬
著者: 北川一夫
ページ範囲:P.975 - P.982
脳梗塞では再発予防に抗血栓療法は必須である。心原性脳塞栓症では抗凝固薬,非心原性脳梗塞では抗血小板薬がガイドラインでも推奨され広く普及している。非弁膜症性心房細動を基盤とした心原性脳塞栓症では,出血リスク,特に脳出血リスクの少ない直接経口抗凝固薬が用いられている。一方で腎機能障害を有する心房細動患者,人工弁,心臓弁膜症,心筋症などからの塞栓症予防にはワルファリンが使用される。非心原性脳梗塞では,アスピリン,クロピドグレル,シロスタゾールの抗血小板薬が選択される。急性期は特に再発リスクが高く,抗血小板薬2剤,特にアスピリンとクロピドグレルの併用を行うことが推奨される。一方慢性期では脳出血リスクを回避するため原則として抗血小板薬単剤使用が勧められている。
脳浮腫時における水分子の循環とアクアポリン4
著者: 石川智愛 , 安井正人
ページ範囲:P.983 - P.989
脳浮腫は脳卒中や外傷性脳損傷による死亡の主要な原因となっているが,その治療法はいまだ限られており,根治療法は存在しない。脳内の主要な水チャネルであるアクアポリン4(AQP4)は脳水循環や浮腫の制御に重要な役割を果たすと考えられている。そのため,AQP4の発現や機能を制御することで浮腫を制御する試みが進んでいる。AQP4の特性や機能の詳細な理解により,AQP4をターゲットとした浮腫治療システムの構築が期待される。
ラクナ梗塞の再考—フィッシャーの呪縛を超えて
著者: 小野寺理 , 上村昌寛 , 安藤昭一朗 , 林秀樹 , 金澤雅人
ページ範囲:P.991 - P.998
ラクナ梗塞は,穿通枝領域の小梗塞で,高血圧によるリポヒアリノーシスを特徴としてフィッシャーにより提唱された。降圧薬の普及した現在は,主に,アテロームによる機序と,アテロームがない機序による。後者は,深部白質障害を合併する。また白質障害を伴うラクナ梗塞群では,細胞外基質などに関与するリスク遺伝子群が見出された。これらの事実は,白質障害を伴うラクナ梗塞に,高血圧以外の特殊性が存在することを示唆する。
大規模臨床試験を理解するうえで必要な統計的基礎知識
著者: 新谷歩
ページ範囲:P.999 - P.1006
臨床試験のエビデンスを理解するためには,統計学の知識が不可欠である。本論では,盲検化,FAS-ITTの原則,事前に指定されたエンドポイント,サブグループ解析,欠損値の扱い方,サンプルサイズの計算,グローバルスタディの適用性,非劣性試験,メタアナリシスについて説明する。また,最近行われたアルツハイマー病治療薬としてのaducanumabの大規模臨床試験の統計的側面についても解説する。
カテーテル治療に関わる新たな合併症とその機序
著者: 秋山武紀
ページ範囲:P.1007 - P.1012
脳血管障害に対するカテーテル治療(脳血管内治療)は一般的な治療法として,日常臨床の中で広く行われるようになってきている。血管損傷,血栓塞栓症,造影剤による副作用など一般的な合併症はよく知られているが,最近になり新たに注目されるようになってきた合併症も存在する。本論では一般的な教科書にはあまり記載されていないが,重要と考えられる合併症を紹介し,その機序について解説する。
脳動脈瘤治療の新しい展開と基礎研究
著者: 佐藤大樹 , 栗田浩樹
ページ範囲:P.1013 - P.1018
脳動脈瘤の破裂はくも膜下出血を引き起こし,重篤な後遺症を残すだけでなく,約4割の症例で30日以内に死に至ることが知られている。脳動脈瘤に対する治療法には脳血管内治療と開頭クリッピング手術があり,本論ではそれぞれの治療法の基本事項および新しい展開について述べる。また,脳動脈瘤に対する基礎研究に用いられているモデル動物を概説し,脳動脈瘤の薬理学的治療を目標とした,最新の基礎研究も交えて紹介する。
総説
FTLD疾患スペクトラムに共通する病態としてのFUS機能不全
著者: 石垣診祐
ページ範囲:P.1021 - P.1028
広義前頭側頭葉変性症(FTLD)疾患スペクトラム(筋萎縮性側索硬化症,FTLD,進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症)の神経細胞においてFUSとSFPQの核内での会合異常と,これらが制御するタウアイソフォームのバランス異常を見出した。こうした変化はアルツハイマー病やピック病では存在せず,広義FTLD疾患スペクトラム共通の病態であることが示唆された。
司法神経科学
著者: 村松太郎
ページ範囲:P.1029 - P.1036
法はすべて,人は意思を持ち,意思に従った行動を取ることを大前提として構築されている。意思がニューロサイエンスの射程に入ってきた現在,法へのニューロサイエンスの導入が急激に進行し,neurolawという学問分野が生まれ,刑事裁判の法廷はそれを応用するnatural experimentの場面になった。医と法は,しかし,いわば異界同士であるからすれ違いが多々あり,医と法の緊密な対話が強く求められている。
症例報告
筋萎縮性側索硬化症との鑑別を要したヒトTリンパ球向性ウイルス脊髄症(HAM)の1例
著者: 伏屋公晴 , 吉倉延亮 , 加藤雅彦 , 林祐一 , 木村暁夫 , 下畑享良
ページ範囲:P.1037 - P.1040
緩徐進行性の下肢の痙性麻痺と有痛性筋痙攣を主訴とした72歳女性を経験した。痙性麻痺は左下肢から始まり,4カ月後に右下肢に拡大した。左優位の両下肢痙性麻痺,線維束性収縮,四肢腱反射亢進,病的反射陽性から筋萎縮性側索硬化症(ALS)を考えた。しかし,脳脊髄液検査にて細胞数増多と蛋白上昇を認め,血清ラインブロット法および脳脊髄液中のHTLV-1がCLIA法で陽性であることを確認し,ヒトTリンパ球向性ウイルス脊髄症(HAM)と診断した。ステロイドにて治療を行い,症状は改善している。HAMは片側の痙性麻痺で発症し,かつ線維束性収縮を伴い得ることから,ALSとの鑑別が困難な場合があり,注意を要する。
現代神経科学の源流・14
ノーム・チョムスキー【Ⅱ】
著者: 福井直樹 , 酒井邦嘉
ページ範囲:P.1041 - P.1045
チョムスキーと物理学
酒井 チョムスキーは大学で,最初から言語学を専攻したのですか。
福井 いえ,最初は一般教養みたいな,いろいろな科目を取っていたらしいです。しかし高校の延長のためか,1,2年で嫌になってしまった。それでイスラエルへ行って反国家主義的なキブツに住んだり,そこにコミューンみたいなものをつくったりしていたみたいです。
連載 脳神経内科領域における医学教育の展望—Post/withコロナ時代を見据えて・1【新連載】
脳神経内科領域における医学教育の難しさと課題
著者: 下畑享良
ページ範囲:P.1047 - P.1049
はじめに
脳神経内科学の教育には,他の診療科の教育とは異なる難しさが学ぶ側,教える側のいずれにもあるように思います。まず学ぶ側には「脳神経系は難しい」という苦手意識を持つ者が多いですし,教える側も脳神経内科学という広範な領域を限られた時間の中で「いかに教えるか,何を教えるか(how to teach,what to teach)」は非常に難しく,その教育を担当することに戸惑いを覚える医師も多いように思います。しかし,もし臨床現場で教育を担当する医師と基礎の神経科学教育を担う教官,さらに最新の臨床教育の理論や方法を研究する医学教育のエキスパートが,より密接に連携すれば,その教育効果は非常に大きなものになるのではないでしょうか。
こうした背景を踏まえつつ,神経科学の基礎・臨床教育において,学ぶ側,教える側にどのような特殊性があるのか,これからどのような教育を行っていくべきかを議論することを目的として,本連載を企画しました。連載開始にあたり本稿ではまず脳神経内科学教育を困難にしている学ぶ側の要因を検討し,本連載で取り上げるべき教育課題について議論したいと思います。
スペシャリストが薦める読んでおくべき名著—ニューロサイエンスを志す人のために・1【新連載】
脳神経内科医としての進路に大きな影響を与えた2冊の書籍
著者: 楠進
ページ範囲:P.1050 - P.1051
人が自らの進む道を決める場合に,さまざまなものが影響を与え得るのであるが,書籍もその1つである。本稿では,私自身の専門分野や研究の方向性を決める際の手がかりとなった2冊の書籍を紹介したい。
臨床神経学プロムナード—60余年を顧みて・7
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の学位研究をめぐって② 内包後脚の体性機能局在(新説):大径有髄線維の存在
著者: 平山惠造
ページ範囲:P.1052 - P.1053
本シリーズ第3回で触れたが,冲中重雄教授(東京大学第3内科)から学位研究テーマとしてALSを与えられた。暗中模索の中でCharcotの原著1)を読んだ。本症の病像を詳しく知ることはできたものの,研究課題を見出すことはできなかった。手探りとして始めた1つが冲中内科に保存されていたALS剖検脳の病理標本を先ず1例で作製することにした。
出来上がった髄鞘染色標本で予期しない所見がいくつか見つかった2)。即ち,(1)錐体路変性が(Charcotは脊髄から橋の高さまでしか追えないとしていたが),内包でも認められる。(2)内包での変性部位は内包後脚の錐体路領域の全域ではなく後端部(淡蒼球の後端部に相当)に限局している。(3)中脳(大脳脚)でも錐体路領域の外側端に限局している。(4)橋,延髄ではこのような局在性はない。(5)変性の主体は錐体路中の大径有髄線維の脱落である。(6)大脳運動野全域(顔部,上肢,下肢)でBetz巨大錐体細胞の脱落が認められる。(7)更に3),脂肪染色で内包病変部から運動野皮質直下まで病変を追跡し得た4)。
書評
「内科医の私と患者さんの物語—血液診療のサイエンスとアート」—岡田 定【著】 フリーアクセス
著者: 宮崎仁
ページ範囲:P.1019 - P.1019
「物語能力(narrative competence)」は,臨床に携わる医師や看護師にとって大切なものです。しかし,どうしたらその能力を身につけることができるのかは,誰も教えてくれませんでした。
物語能力とは,「患者の病気の背後に隠れた物語(ナラティブ)を感受し,その物語に心を動かされて,患者のために何かをなすような関係を作っていくための能力」であると,ナラティブ・メディスンの提唱者であるリタ・シャロンは定義しています。
「総合内科マニュアル 第2版」—八重樫牧人,佐藤暁幸【監修】 亀田総合病院【編】 フリーアクセス
著者: 矢野晴美
ページ範囲:P.1020 - P.1020
現在,日本では,内科系診療の「コア」の部分を担当する専門診療科である「総合内科」または「総合診療科」のさらなる普及と確立が望まれている。総合内科は学会でもコンセプトの普及に尽力し,入院診療では病院総合内科,外来診療ではかかりつけ医としての役割などにおいても日本の実情に合わせた実働がなされつつある。総合診療科も,臓器横断的かつ体系性を持つ専門診療科として,少しずつ設置され普及してきている。本書は,総合内科・総合診療科が重要視され始めた2011年に初版が刊行された。その後10年を経過した2021年に,その改訂版が出されたことは,診療現場にとって朗報である。
本書は,亀田総合病院で総合内科部長を務める八重樫牧人先生,佐藤暁幸先生が監修し,歴代の素晴らしい研修医,指導医の先生方がその力と思いを結集して編さんされたポケットマニュアルである。研修病院の有数の老舗の優秀な若手医師,国内外で活躍した指導医が共著で執筆されている。世界で共有される良質な科学的なエビデンスと国内事情を加味した使いやすさが特徴である。特に注目したのは,「患者ケアの目標設定」,私の専門領域の「感染症」,「高齢者医療の原則」「疼痛緩和の原則」「ヘルスメンテナンス(健康増進)と予防」である。
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.959 - P.959
欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.961 - P.961
バックナンバーのご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.1058 - P.1058
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1059 - P.1059
あとがき フリーアクセス
著者: 神田隆
ページ範囲:P.1060 - P.1060
7月末の段階でこの原稿を書いています。中止か強行か,議論の絶えなかったオリンピックがいつの間にか始まり,いつになくたくさんの金メダルが日本選手の頭上に輝いています。私自身は前回1964年の東京オリンピックを鮮明に覚えていて,日本全国がオリンピック一色に染められたワクワクするイベントだったのに比べると,開会までの今回の盛り上がりのなさは何だろうと思っていましたが,いざ始まってみると,エアコンの効いた大画面で見る鍛え抜かれた肉体の美しさにほれぼれとするばかりです。
この一方で,今日も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が東京で4,000人超,全国で12,000人を超えたというニュースです。「オリンピックなんぞ見ている場合ではない」とお𠮟りを受けそうですが,第一線でCOVID-19の治療にあたっておられる先生方には心から敬意を表したいと存じます。医療従事者の感染や高齢者の死亡がめっきり減っているのはおそらくワクチンの効果と思いますが,一方で,ワクチン後の副作用の可能性が否定できない神経症候を呈する患者についての論文・論考が少しずつ視野に入るようになっています。つい最近も私の施設にワクチン後に発症したギラン・バレー症候群(GBS)症例が入院しました。2009年に豚インフルエンザのパンデミックがあって,そのときのインフルエンザワクチンがGBSをきたす危険性について各方面から指摘があり,私も厚生労働省の委員として霞が関に足繫く通っておりましたが,幸い有意なGBS患者の増加はないという結論に至ってほっとしたのをいま思い出しています。読者の先生方は既に本誌の昨年10月号でCOVID-19の神経合併症特集はお読みになったことと存じますが,この分野の知見はその後もどんどん蓄積されています。ワクチンの神経学的副作用の存否も含め,近日中に第2弾のCOVID-19特集を出版したいと考えています。
基本情報
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バックナンバー
76巻12号(2024年12月発行)
特集 芸術家と神経学Ⅱ
76巻11号(2024年11月発行)
特集 ALS 2024
76巻10号(2024年10月発行)
特集 どうして効くんだろう
76巻9号(2024年9月発行)
特集 治療可能な認知症としてのアルツハイマー病
76巻8号(2024年8月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
76巻7号(2024年7月発行)
特集 ニューロ・バイオイメージング—技術と応用
76巻6号(2024年6月発行)
特集 注意と注意障害
76巻5号(2024年5月発行)
増大特集 末梢神経・筋肉の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
76巻4号(2024年4月発行)
特集 神経病理最前線
76巻3号(2024年3月発行)
特集 きちんと説明ができますか?
76巻2号(2024年2月発行)
特集 特発性正常圧水頭症の現在
76巻1号(2024年1月発行)
特集 新時代の重症筋無力症と関連疾患の診療
75巻12号(2023年12月発行)
特集 アガサ・クリスティーと神経毒
75巻11号(2023年11月発行)
特集 アロスタシス—ホメオスタシスを超えて
75巻10号(2023年10月発行)
特集 メタバースへの招待
75巻9号(2023年9月発行)
特集 妊娠と神経疾患
75巻8号(2023年8月発行)
特集 アルツハイマー病は本当に早期発見できるのか
75巻7号(2023年7月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part2 末梢編
75巻6号(2023年6月発行)
特集 Antibody Update 2023 Part1 中枢編
75巻5号(2023年5月発行)
増大特集 神経・精神領域の薬剤ハンドブック
75巻4号(2023年4月発行)
特集 All About Epilepsy
75巻3号(2023年3月発行)
特集 慢性疼痛
75巻2号(2023年2月発行)
特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
75巻1号(2023年1月発行)
特集 よく出会う不随意運動を知る
74巻12号(2022年12月発行)
特集 映画を観て精神・神経疾患を知る
74巻11号(2022年11月発行)
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
74巻10号(2022年10月発行)
特集 ウイルス性脳炎・脳症2022
74巻9号(2022年9月発行)
特集 動的環境への適応系としての歩行
74巻8号(2022年8月発行)
特集 迷走神経の不思議
74巻7号(2022年7月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識2022
74巻6号(2022年6月発行)
特集 脳神経内科医に求められる移行医療
74巻5号(2022年5月発行)
増大特集 次の一手—神経筋疾患難治例をどのように治療するか
74巻4号(2022年4月発行)
特集 脳科学リテラシーを高めるために
74巻3号(2022年3月発行)
特集 中枢性自律神経障害update
74巻2号(2022年2月発行)
特集 温度を感じる脳と身体の科学
74巻1号(2022年1月発行)
特集 脳神経内科医のキャリアパスとリーダーシップ
73巻12号(2021年12月発行)
特集 芸術家と神経学
73巻11号(2021年11月発行)
特集 「目」の神経学
73巻10号(2021年10月発行)
特集 中枢神経・末梢神経の悪性リンパ腫
73巻9号(2021年9月発行)
特集 脳卒中治療に必要な基礎知識
73巻8号(2021年8月発行)
特集 脳腸相関—脳-身体の双方向性制御
73巻7号(2021年7月発行)
特集 グリアと神経—相補的な制御系として
73巻6号(2021年6月発行)
特集 Lower Spine Neurology
73巻5号(2021年5月発行)
増大特集 中枢神経の自己免疫性・炎症性疾患ハンドブック
73巻4号(2021年4月発行)
特集 片頭痛・群発頭痛治療の新たな夜明け
73巻3号(2021年3月発行)
特集 マルチリンガルブレイン
73巻2号(2021年2月発行)
特集 筋炎と壊死性筋症
73巻1号(2021年1月発行)
特集 Neuro-Oncology
72巻12号(2020年12月発行)
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
72巻11号(2020年11月発行)
増大特集 脳の発振現象—基礎から臨床へ
72巻10号(2020年10月発行)
特集 COVID-19—脳神経内科医が診るための最新知識
72巻9号(2020年9月発行)
特集 皮質性小脳萎縮症へのアプローチ
72巻8号(2020年8月発行)
特集 サルコイドーシス
72巻7号(2020年7月発行)
増大特集 神経倫理ハンドブック
72巻6号(2020年6月発行)
特集 前頭側頭葉変性症の今日的理解
72巻5号(2020年5月発行)
特集 多発性硬化症の現在と未来
72巻4号(2020年4月発行)
増大特集 神経疾患の診断における落とし穴—誤診を避けるために
72巻3号(2020年3月発行)
特集 でこぼこの脳の中でおしくらまんじゅうする脳機能
72巻2号(2020年2月発行)
特集 αシヌクレイノパチーの新たな展開
72巻1号(2020年1月発行)
特集 神経難病をクスリで治す—薬物開発の現況と近未来への展望
71巻12号(2019年12月発行)
特集 小脳と大脳—Masao Itoのレガシー
71巻11号(2019年11月発行)
増大特集 ALS2019
71巻10号(2019年10月発行)
特集 認知症と遺伝
71巻9号(2019年9月発行)
特集 神経疾患のドラッグ・リポジショニング—新時代へ
71巻8号(2019年8月発行)
特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
71巻7号(2019年7月発行)
増大特集 人工知能と神経科学
71巻6号(2019年6月発行)
特集 補体標的治療の現状と展望
71巻5号(2019年5月発行)
特集 NPSLE
71巻4号(2019年4月発行)
増大特集 神経学のための皮膚アトラス
71巻3号(2019年3月発行)
特集 Spine Neurology
71巻2号(2019年2月発行)
特集 “スポーツ”を生み出す脳
71巻1号(2019年1月発行)
特集 人工知能の医療応用Update
70巻12号(2018年12月発行)
特集 主訴に沿う—俯瞰し収束する画像診断の目
70巻11号(2018年11月発行)
増大特集 脳科学で解き明かす精神神経症候
70巻10号(2018年10月発行)
特集 「左脳と右脳」の現在
70巻9号(2018年9月発行)
特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識
70巻8号(2018年8月発行)
特集 レヴィ小体型認知症の新知見
70巻7号(2018年7月発行)
増大特集 記憶と忘却に関わる脳のしくみ—分子機構から健忘の症候まで
70巻6号(2018年6月発行)
特集 芸術を生み出す脳
70巻5号(2018年5月発行)
特集 非アルツハイマー型認知症の病理学
70巻4号(2018年4月発行)
増大特集 Antibody Update 2018
70巻3号(2018年3月発行)
特集 『認知症疾患診療ガイドライン2017』を読み解く
70巻2号(2018年2月発行)
特集 知っておきたい神経感染症
70巻1号(2018年1月発行)
特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今
69巻12号(2017年12月発行)
特集 運動異常症をみる—Web動画付録つき
69巻11号(2017年11月発行)
増大特集 こころの時間学の未来
69巻10号(2017年10月発行)
特集 成人てんかん—知っておきたい6つのトピック
69巻9号(2017年9月発行)
特集 ミクログリアと精神・神経疾患
69巻8号(2017年8月発行)
特集 遺伝性脊髄小脳失調症の病態と治療展望
69巻7号(2017年7月発行)
増大特集 あしたのアルツハイマー病治療
69巻6号(2017年6月発行)
特集 局在病変の神経心理学
69巻5号(2017年5月発行)
特集 Voxel-Based Morphometry—体積からわかること
69巻4号(2017年4月発行)
増大特集 ブロードマン領野の現在地
69巻3号(2017年3月発行)
特集 磁気刺激の新たな展開
69巻2号(2017年2月発行)
特集 Stroke-Like Diseases—鑑別時に注意を要する5病態
69巻1号(2017年1月発行)
特集 近年注目されている白質脳症
68巻12号(2016年12月発行)
特集 炎症性神経・筋疾患の新たな展開
68巻11号(2016年11月発行)
増大特集 連合野ハンドブック
68巻10号(2016年10月発行)
特集 アディクション—行動の嗜癖
68巻9号(2016年9月発行)
特集 自己免疫性脳炎・脳症
68巻8号(2016年8月発行)
特集 こころと汗
68巻7号(2016年7月発行)
増大特集 認知症の危険因子と防御因子
68巻6号(2016年6月発行)
特集 脳とフローラ
68巻5号(2016年5月発行)
特集 手の症候学—生理学・解剖学からみた新知見
68巻4号(2016年4月発行)
増大特集 治せる認知症
68巻3号(2016年3月発行)
特集 末梢神経の血管炎
68巻2号(2016年2月発行)
特集 筋疾患の認知機能障害
68巻1号(2016年1月発行)
特集 シャルコー・マリー・トゥース病
67巻12号(2015年12月発行)
特集 視床と高次脳機能
67巻11号(2015年11月発行)
増大特集 ギラン・バレー症候群のすべて—100年の軌跡
67巻10号(2015年10月発行)
特集 非・日常生活の脳科学
67巻9号(2015年9月発行)
特集 酵素補充療法
67巻8号(2015年8月発行)
特集 神経難病の終末期医療
67巻7号(2015年7月発行)
増大特集 神経疾患と感染症update
67巻6号(2015年6月発行)
特集 脳と「質感」
67巻5号(2015年5月発行)
特集 NCSE(非痙攣性てんかん重積状態)
67巻4号(2015年4月発行)
増大特集 大脳皮質vs.大脳白質
67巻3号(2015年3月発行)
特集 中枢神経の血管炎
67巻2号(2015年2月発行)
特集 「食べる」を考える
67巻1号(2015年1月発行)
特集 ニューロトキシコロジー
66巻12号(2014年12月発行)
特集 Orthopaedic Neurology—神経内科と整形外科の狭間で
66巻11号(2014年11月発行)
増大特集 神経症候学は神経学の“魂”である
66巻10号(2014年10月発行)
特集 分子を撃つ 神経疾患治療の新しい水平線
66巻9号(2014年9月発行)
特集 痙縮の臨床神経学
66巻8号(2014年8月発行)
特集 神経系の悪性リンパ腫update
66巻7号(2014年7月発行)
増大特集 アミロイド関連神経疾患のすべて―封入体筋炎からアルツハイマー病まで
66巻6号(2014年6月発行)
特集 ミラーニューロン
66巻5号(2014年5月発行)
特集 アセチルコリンと神経疾患―100年目の現在地
66巻4号(2014年4月発行)
増大特集 タッチ・ビジョン・アクション
66巻3号(2014年3月発行)
特集 神経筋疾患の超音波診断
66巻2号(2014年2月発行)
特集 糖尿病の神経学revisited
66巻1号(2014年1月発行)
特集 日常生活の脳科学
65巻12号(2013年12月発行)
特集 プロテイノパチーの神経病理学
65巻11号(2013年11月発行)
増大特集 Close Encounters―臨床神経学と臨床免疫学の遭遇と未来
65巻10号(2013年10月発行)
特集 神経系の発達メカニズム―最近の話題
65巻9号(2013年9月発行)
特集 Common diseaseは神経学の主戦場である―現状と展望
65巻8号(2013年8月発行)
特集 こころの時間学―現在・過去・未来の起源を求めて
65巻7号(2013年7月発行)
増大特集 あしたの脳梗塞
65巻6号(2013年6月発行)
特集 見せる・仕分ける―脳機能解析の新手法
65巻5号(2013年5月発行)
特集 てんかん―新しいパースペクティブ
65巻4号(2013年4月発行)
増大特集 Antibody Update
65巻3号(2013年3月発行)
特集 次世代シーケンサーによる神経変性疾患の解析と展望
65巻2号(2013年2月発行)
特集 血液脳関門研究の進歩
65巻1号(2013年1月発行)
特集 Corticobasal Syndrome
64巻12号(2012年12月発行)
特集 The Border-Land of Dementia
64巻11号(2012年11月発行)
増大特集 痛みの神経学―末梢神経から脳まで
64巻10号(2012年10月発行)
特集 辺縁系をめぐって
64巻9号(2012年9月発行)
特集 高次脳機能イメージングの脳科学への新展開
64巻8号(2012年8月発行)
特集 線条体の基礎と臨床
64巻7号(2012年7月発行)
増大特集 顔認知の脳内機構
64巻6号(2012年6月発行)
特集 睡眠と覚醒の脳内機構
64巻5号(2012年5月発行)
特集 神経疾患のバイオマーカー
64巻4号(2012年4月発行)
増大特集 パーキンソン病の新しい側面
64巻3号(2012年3月発行)
特集 アカデミアから新規治療の実現へ―トランスレーショナルリサーチの現状
64巻2号(2012年2月発行)
特集 生物学的精神医学の進歩
64巻1号(2012年1月発行)
特集 iPS細胞と神経疾患
63巻12号(2011年12月発行)
特集 神経心理学と画像解析の融合
63巻11号(2011年11月発行)
増大特集 筋疾患update
63巻10号(2011年10月発行)
特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
63巻9号(2011年9月発行)
特集 脳卒中の最新画像診断
63巻8号(2011年8月発行)
特集 日本人の発見した神経症候
63巻7号(2011年7月発行)
増大特集 神経筋接合部―基礎から臨床まで
63巻6号(2011年6月発行)
特集 ニューロパチー
63巻5号(2011年5月発行)
特集 神経系と血管内リンパ腫
63巻4号(2011年4月発行)
増大特集 てんかんの新しい治療
63巻3号(2011年3月発行)
特集 サイバーナイフ治療
63巻2号(2011年2月発行)
特集 続・日本人の発見した神経疾患
63巻1号(2011年1月発行)
特集 血管腫
62巻12号(2010年12月発行)
特集 頸部頸動脈狭窄症の診断と治療
62巻11号(2010年11月発行)
増大特集 歩行とその異常
62巻10号(2010年10月発行)
特集 ブレインバンク
62巻9号(2010年9月発行)
特集 視神経脊髄炎(NMO)update
62巻8号(2010年8月発行)
特集 辺縁系脳炎
62巻7号(2010年7月発行)
増大特集 アルツハイマー病―研究と診療の進歩
62巻6号(2010年6月発行)
特集 改正臓器移植法の問題点とその対応
62巻5号(2010年5月発行)
特集 神経画像のピットフォール―見落としと読み過ぎ
62巻4号(2010年4月発行)
特集 傍腫瘍性神経筋疾患update
62巻3号(2010年3月発行)
特集 神経回路解析法の最近の進歩
62巻2号(2010年2月発行)
特集 ニューロリハビリテーションの最前線
62巻1号(2010年1月発行)
特集 神経救急
61巻12号(2009年12月発行)
特集 Somatotopy再考
61巻11号(2009年11月発行)
特集 前頭側頭葉変性症
61巻10号(2009年10月発行)
特集 片頭痛の予防療法
61巻9号(2009年9月発行)
特集 脳血管障害治療の進歩
61巻8号(2009年8月発行)
特集 神経・筋疾患の分子標的治療
61巻7号(2009年7月発行)
特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで
61巻6号(2009年6月発行)
特集 脊椎・脊髄外科の最近の進歩
61巻5号(2009年5月発行)
特集 Restless legs syndrome
61巻4号(2009年4月発行)
特集 大脳基底核―分子基盤から臨床まで
61巻3号(2009年3月発行)
特集 Microneurography(微小神経電図法)の臨床応用
61巻2号(2009年2月発行)
特集 神経系の再興感染症と輸入感染症
61巻1号(2009年1月発行)
特集 脳神経倫理
60巻12号(2008年12月発行)
特集 痙縮
60巻11号(2008年11月発行)
特集 脳卒中と遺伝子
60巻10号(2008年10月発行)
特集 若年者の脳卒中
60巻9号(2008年9月発行)
特集 知・情・意の神経学
60巻8号(2008年8月発行)
特集 脳硬膜動静脈瘻
60巻7号(2008年7月発行)
増大特集 学習と記憶――基礎と臨床
60巻6号(2008年6月発行)
特集 Crow-深瀬症候群(POEMS症候群)
60巻5号(2008年5月発行)
特集 「痛み」の研究と治療の最前線
60巻4号(2008年4月発行)
増大特集 神経系の発生とその異常
60巻3号(2008年3月発行)
特集 特発性正常圧水頭症(iNPH)―最近の話題
60巻2号(2008年2月発行)
特集 がん治療と神経障害
60巻1号(2008年1月発行)
特集 日本人の発見した神経疾患
59巻12号(2007年12月発行)
特集 損傷神経の再生―温存的治療法の開発
59巻11号(2007年11月発行)
特集 手根管症候群をめぐって
59巻10号(2007年10月発行)
増大特集 ALS―研究と診療の進歩
59巻9号(2007年9月発行)
特集 パーキンソン病の認知機能障害
59巻8号(2007年8月発行)
特集 パーキンソン病の分子遺伝学―最近の知見
59巻7号(2007年7月発行)
増大特集 情報伝達処理におけるグリアの機能と異常
59巻6号(2007年6月発行)
特集 職業性神経障害の新しい展開
59巻5号(2007年5月発行)
特集 脳画像最前線
59巻4号(2007年4月発行)
増大特集 最近注目される脳神経疾患治療の研究
59巻3号(2007年3月発行)
特集 分子イメージング
59巻2号(2007年2月発行)
特集 進行性多巣性白質脳症の新しい展開―PMLが治る時代へ向けて
59巻1号(2007年1月発行)
特集 高次視覚研究の最近の進歩