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特集 動悸・息切れ─ヤバい病気の見つけ方 そして見つからなかった時の対処法 【動悸・息切れ症状の標準的マネージメントとプラスワン】
経口抗凝固薬だけが心房細動の治療ではない
著者: 阪上学12
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構金沢医療センター臨床研究部 2独立行政法人国立病院機構金沢医療センター循環器科
ページ範囲:P.30 - P.34
文献購入ページに移動症例:78歳,男性.
現病歴:60歳頃から心房細動を指摘.抗不整脈薬無効のため,アスピリン投与にて経過観察されていた.77歳頃から動悸・息切れの増悪あり,当院紹介となった.アブレーション治療の希望があったが,経食道心エコー(TEE)にて左心耳血栓の疑いがあり,抗凝固薬を継続し,これが認められないことを確認のうえ,アブレーション治療(肺静脈を含めた左房後壁隔離術)を実施した.3カ月後も洞調律が維持され,自覚症状は著明改善した.BNP値は247.2pg/mlから34.2pg/mlへと改善した.
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