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特集 動悸・息切れ─ヤバい病気の見つけ方 そして見つからなかった時の対処法 【動悸・息切れ症状の標準的マネージメントとプラスワン】
自分でできる動悸・息切れの予防・対策と一般薬・健康食品
著者: 塚本由弥子1
所属機関: 1ファーマクラスター株式会社人材開発部
ページ範囲:P.51 - P.53
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更年期以降の動悸・息切れを訴える女性に対して,アルプラゾラムなどの抗不安薬が処方されることがある.ほとんどの患者は動悸時の頓用により改善がみられる.更年期以降の女性に多くみられる動悸や息切れは,自律神経の乱れが原因であることが多く,薬物治療以外の対処方法が健康雑誌,web上でさまざまに紹介されている.安全に利用できる方法もあるが,自然植物を利用したアロマテラピーやハーブ(G2)の利用によるアレルギー症状や相互作用,一般用医薬品の誤用,成分の明らかでない海外の漢方製剤等の使用も問題となり,セルフメディケーションによる安易な治療には注意を要する.
更年期以降の動悸・息切れを訴える女性に対して,アルプラゾラムなどの抗不安薬が処方されることがある.ほとんどの患者は動悸時の頓用により改善がみられる.更年期以降の女性に多くみられる動悸や息切れは,自律神経の乱れが原因であることが多く,薬物治療以外の対処方法が健康雑誌,web上でさまざまに紹介されている.安全に利用できる方法もあるが,自然植物を利用したアロマテラピーやハーブ(G2)の利用によるアレルギー症状や相互作用,一般用医薬品の誤用,成分の明らかでない海外の漢方製剤等の使用も問題となり,セルフメディケーションによる安易な治療には注意を要する.
参考文献
1)JPAIC:一般用医薬品集2014.一般社団法人日本医薬情報センター,2014.
2)デービッド・ホフマン(著)(2007)/飯島慶子(訳):50代からのハーブ活用術─ハーブのホリスティックな働きと役割.フレグランスジャーナル社,2011.
3)林真一郎:ファーマシューティカル.アロマセラピー&ハーブ.南山堂,2011.
4)佐藤健次,芝紀代子:改訂2版 健康食品の基礎知識.pp150-190,じほう,2011.
5)鈴木洋:漢方の薬の事典─生薬・ハーブ・民間薬.pp88, 145, 260-261,医歯薬出版,2000.
6)難波恒夫:和漢薬百科図鑑Ⅰ.pp64-65, 150-153,保育社,2003.
7)難波恒夫:和漢薬百科図鑑Ⅱ.pp266-290,保育社,2003.
8)独立行政法人 国立健康・栄養研究所:「健康食品」の安全性・有効性情報検索ページ. https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv.html
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