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特集 動悸・息切れ─ヤバい病気の見つけ方 そして見つからなかった時の対処法
ONE MORE GM
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所属機関:
ページ範囲:P.54 - P.55
文献購入ページに移動Q1 慢性呼吸不全の患者に対して,通院するうえでどのようなアドバイスをしたらよいでしょう?
A1 慢性呼吸不全の基礎疾患として,COPD,間質性肺炎,肺結核後遺症が多くを占めることは本文で述べたとおりです.これらは呼吸器感染症の罹患を契機に呼吸不全の悪化をきたすことが多いため,日ごろから手洗い,含嗽を励行し,インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン接種も勧めます.また体調悪化時のアクションプラン,例えば喀痰の膿性化があれば,手持ちの抗菌薬を内服したり,呼吸困難の増悪時には速やかに来院する等をあらかじめ患者に伝えておきます.また最近では,市販のパルスオキシメーターが安価で入手しやすくなっています.自宅でSpO2値が測定できると,定期外受診するか否かを決定する有用な情報となります.
A1 慢性呼吸不全の基礎疾患として,COPD,間質性肺炎,肺結核後遺症が多くを占めることは本文で述べたとおりです.これらは呼吸器感染症の罹患を契機に呼吸不全の悪化をきたすことが多いため,日ごろから手洗い,含嗽を励行し,インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン接種も勧めます.また体調悪化時のアクションプラン,例えば喀痰の膿性化があれば,手持ちの抗菌薬を内服したり,呼吸困難の増悪時には速やかに来院する等をあらかじめ患者に伝えておきます.また最近では,市販のパルスオキシメーターが安価で入手しやすくなっています.自宅でSpO2値が測定できると,定期外受診するか否かを決定する有用な情報となります.
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