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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻11号

2015年11月発行

文献概要

特集 レアだけど重要な「痛み」の原因─システム1診断学 【部位別システム1診断アプローチ】

眼・耳・肛門・会陰部痛でレア疾患のシステム1診断

著者: 白石吉彦1

所属機関: 1隠岐広域連合立隠岐島前病院

ページ範囲:P.1038 - P.1044

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Case 1
交通事故後に「頸動脈海綿静脈洞瘻(CCF)」をきたした1例
患者:82歳,女性. 家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:交通外傷.頭蓋底骨折を認め保存的に入院加療中,入院後30日目に眼痛あり.眼球突出を認めると共に「眼の奥でシューシュー音がする」という訴えがあり.造影CTにて,動脈相にて海綿静脈洞の造影効果が認められた.血管造影にてCCFを認め,バルーンによる瘻孔塞栓術が施行された.

参考文献

1)Barrow DL, et al:Classification and treatment of spontaneous carotid-cavernous sinus fistulas. J Neurosug 112(2): 248-256, 2010. <CCFsの成因,分類について記載されている>
2)Okhravi N:Scleritis. Surv Ophthalmol 50(4): 351-363, 2005. <強膜炎のレビューで,全身疾患の合併についても記載されている>
3)厚生労働省:〔PDF〕055 再発性多発軟骨炎(オンライン). http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000089903.pdf <日本のRPCの現状,診断基準などについて記載されている>
4)Trentham DE, et al : Relapsing polychondritis. Ann Inten Med 129(2): 114-122, 1998. <RPCのレビューで,診断までの期間や予後について書かれている>
5)村尾寛,他:Fitz-Hugh-Curtis症候群の臨床診断126例の検討.日産婦会誌 54(12): 1681-1685, 2002. <FHCSの腹腔鏡診断例と臨床診断例を比較検討して臨床診断基準試案が示されており,診断時に参考になる>

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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