文献詳細
文献概要
みるトレ
Case 94
著者: 忽那賢志1
所属機関: 1国立国際医療研究センター 感染症内科・国際感染症センター
ページ範囲:P.1059 - P.1060
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患者:60代,男性.
主訴:発熱,顔面の腫脹.
生活歴:生活保護受給中であり,グループホームで生活している.アルコール性肝障害を基礎疾患にもつ.
現病歴:来院1週間ほど前に右耳介に水疱ができて,掻きむしって破れていたが放置していた.2日前から右顔面が腫れてきたのを自覚していた.1日前から悪寒戦慄を伴う発熱を認めるようになり,顔の左側も腫れてきた.来院当日となり,両眼が開かないほど顔が腫れてきたため救急車を要請し,当院に搬送された.
既往歴:アルコール性肝障害.アレルギーなし.
身体所見:血圧152/101mmHg,脈拍数122回/分,体温39.4℃,呼吸数19回/分.
顔面は両眼瞼を中心に前額部〜頰部〜鼻唇溝まで発赤・腫脹しており,熱感と圧痛を伴う(図1).周囲のリンパ節腫脹なし.
患者:60代,男性.
主訴:発熱,顔面の腫脹.
生活歴:生活保護受給中であり,グループホームで生活している.アルコール性肝障害を基礎疾患にもつ.
現病歴:来院1週間ほど前に右耳介に水疱ができて,掻きむしって破れていたが放置していた.2日前から右顔面が腫れてきたのを自覚していた.1日前から悪寒戦慄を伴う発熱を認めるようになり,顔の左側も腫れてきた.来院当日となり,両眼が開かないほど顔が腫れてきたため救急車を要請し,当院に搬送された.
既往歴:アルコール性肝障害.アレルギーなし.
身体所見:血圧152/101mmHg,脈拍数122回/分,体温39.4℃,呼吸数19回/分.
顔面は両眼瞼を中心に前額部〜頰部〜鼻唇溝まで発赤・腫脹しており,熱感と圧痛を伴う(図1).周囲のリンパ節腫脹なし.
参考文献
1)Stevens DL : Erysipelas and Cellulitis. Jong EC, et al(ed): Netter's Infectious Diseases, 1ed. pp81-86, Saunders, Philadelphia, 2011.
掲載誌情報