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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻11号

2015年11月発行

文献概要

血液内科学が得意科目になるシリーズ・20

もともと血が凝りやすい人なんて,稀ですよね?

著者: 萩原將太郎123

所属機関: 1国立国際医療研究センター血液内科診療科 2国立国際医療研究センター輸血室 3国立国際医療研究センター細胞調整管理室

ページ範囲:P.1062 - P.1065

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 日本人に血栓症は少ないのでしょうか? たしかに,白人に比較すると,深部静脈血栓症の頻度は低いことが知られています.しかし,鑑別診断から勝手に除外してはいけません.今回は,見逃してはならない「先天性凝固異常」について考えてみましょう.

参考文献

1)日本循環器学会,他:肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2009年改訂版).2009.http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf(2015年10月5日現在)
2)大賀正一,他:新生児血栓症(プロテインC,プロテインS及びアンチトロンビン異常症)の効果的診断法と治療管理法の確率に関する研究 平成23年度総括・分担研究報告書.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服事業,2012.
3)中山亨之,他:プロテインS欠乏症.日血栓止血会誌 12(3):235-239, 2001.
4)Hayashi T, et al:Protein S Tokushima;abnormal molecule with a substitution of Glu for Lys-155 in the second epidermal growth factor-like domain of Protein S. Blood 83(3):683-690, 1994.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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