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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻12号

2015年12月発行

文献概要

Dr.山中のダイナマイト・レクチャー・14

問題19・20

著者: 山中克郎1 寺西智史2

所属機関: 1諏訪中央病院 内科総合診療部 2安城更生病院 救急科

ページ範囲:P.1142 - P.1143

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問題19 「身元不明」の次の患者の蘇生について,適切なのは①〜④のどれか?
身元不明の男性.道路で倒れているところを通行人が発見し,救急要請した.明らかな外傷などはなし.
救急隊接触時には,心肺停止,初期波形asystole.心肺蘇生を行い,病院へ到着した.
救急隊によりlaryngeal(LT)チューブが挿入されているが,胸郭挙上が乏しい.さて,次にとるべき行動は?
❶胸郭挙上が乏しいので,気管挿管に変更.
❷身元不明のため,LTチューブのまま.
❸蘇生処置を中止する(身元不明だし,心肺停止だし,助かる可能性も低い).
❹アドレナリンは使用しない.

参考文献

1)Anupam BJ, et al : Malpractice risk according to physician specialty. N Engl J Med 365(7): 629-636, 2011.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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