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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻12号

2015年12月発行

文献概要

血液内科学が得意科目になるシリーズ・21

意外に身近な感染症とは?—HIV感染者の血液悪性腫瘍

著者: 萩原將太郎123

所属機関: 1国立国際医療研究センター血液内科診療科 2国立国際医療研究センター輸血室 3国立国際医療研究センター細胞調整管理室

ページ範囲:P.1146 - P.1148

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 日本の新規HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者数は,2008年まで増加の一途をたどり,以後,年間1,000件を超える状態が続いています.また,強力な抗ウイルス療法により,HIV感染者の余命は大幅に延長されました.現在問題になっているのは,HIV感染者における「悪性腫瘍」の増加です.今回は,HIV感染と血液疾患について考えてみましょう.

参考文献

1)Raphael M, et al:Lymphomas associated with HIV infection. In:Swerdlow SH, et al. editors : WHO Classification of tumours of haematopoietic and lymphoid tissues, 4th ed. pp340-342, IARC, Lyon, 2008.
2)Hagiwara S, et al:Non-AIDS-defining hematological malignancies in HIV-infected patients ; an epidemiological study in Japan. AIDS 27(2): 279-283, 2013.
3)味澤篤,他:HIV 関連悪性リンパ腫 治療の手引きVer 2.0.日エイズ会誌 15(1): 46-57, 2013.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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